文部科学省などが行った海外留学に関する意識調査で、留学を検討する際に「円安がネガティブな影響を与える」と答えた大学生が8割を超えるなど、長く続く円安の傾向が若い人たちの新たな学びの機会を阻む要因の1つになっている実情がうかがえます。 意識調査は、文部科学省などがインターネットを通じて実施し、このほど結果を公表したもので、高校生や大学生、およそ5700人が対象となりました。 このうち、海外留学に興味があるとした人に、実現できていない理由を聞いたところ「経済的な余裕がないから」との回答が、高校生、大学生ともに80%以上となりました。 そして、海外留学を検討する際に「円安がネガティブな影響を与えるか」尋ねた質問では、 ▽大学生は84% ▽高校生は67%が「ネガティブな影響がある」と答えています。 ゆとりがあるとは言えない経済状況に加え、長く続く円安の傾向が若い人たちの新たな学びの機会を阻む要因の