レバノンの情勢が緊迫の度合いを増すなか、現地に滞在していた日本人など十数人がさきほど、自衛隊機で周辺国のヨルダンに退避したことが関係者への取材で分かりました。 日本政府は、レバノンに滞在するおよそ50人の日本人などが国外退避する場合に備えて、3日、航空自衛隊の輸送機2機を派遣し日本時間の4日午前、周辺国のヨルダンに到着しました。 関係者によりますと、このうち1機がレバノンの首都ベイルートの空港に移動し、国外退避を希望した日本人と外国人合わせて十数人を乗せて日本時間の午後9時ごろ、ヨルダンまで運んだということです。 自衛隊機による在留邦人などの輸送は、去年11月にイスラエルで行われて以来、今回で9回目で、レバノンでは初めてです。 防衛省は引き続き輸送機をヨルダンなどに待機させ、今後の日本人などの輸送に備えることにしています。