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インタビュー
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モクレイシは、台湾、関東南部や九州以南に自生するニシキギ科の常緑広葉樹で、雌雄異株です。光沢のある丸みを帯びた葉をつけ、春に葉腋から伸びた花柄に小さな5弁の花を数輪つけ、実は熟すと2つに割れ、赤い種があらわれます。 こちらの写真は、2005年3月7日に、大阪公立大学附属植物で撮影させてもらったものです。 モクレイシ(木茘枝)は、台湾や日本の房総半島南部、神奈川県、伊豆半島、伊豆諸島や 九州近辺などに自生するニシキギ科モクレイシ属の常緑低木または常緑小高木で、 雌雄異株です。 生育地が限られるため、通常は限られた植物園などでしか見られないようです。 名前は、ゴーヤを意味するツルレイシ(蔓茘枝)に由来し、 ツル性ではない樹木であることからモクとつけられました。 ゴーヤの種も、モクレイシの種も熟すと赤くなることからに起因して名づけられたといわれます。 なお、レイシ(茘枝)はライチを意味しますが、
ゲッケイジュは、古代ギリシャでは競技の勝者に月桂樹の枝葉で作った冠が贈られ、勝利の象徴とされてきました。日本へは明治38年ごろにフランスから渡来したクスノキ科の常緑高木で、葉を傷つけるといい香りがし、料理にも使用されています。 いまも、陸上競技の勝者の頭に飾られるゲッケイジュの冠をよく見ますが、 これは古代ギリシャに遡ります。 もともとは、ギリシャ神話に登場する太陽神アポロンの聖木とされ、 あがめれ、冠は勝利や栄誉の象徴とされてきました。 和名でゲッケイジュと呼ばれるのは、 中国名の月桂樹を音読みしたものですが、 これは中国の永遠の命を象徴する桂の木が月にあるとの伝説に由来するといわれます。 クスノキ科ゲッケイジュ属の常緑高木で雌雄異株で、 花は4~5月に咲き、葉腋からでた花序に直径1cmほどの白い花を咲かせます。 雄花には、雌しべはなく、先端が黄色い雄しべが8~12本とたくさんつきます。
ラナンキュラスは、中近東からヨーロッパ南東部原産のキンポウゲ科の球根性多年草で、明治中期に渡来しました。品種改良によって、いろんな花の形や、いろが開発されていますが、草丈が30~40cmほどで、春に6 ... Copyright © 2025 山に出かけてecoライフ All Rights Reserved.
チェッカーベリーは地下茎で広がり、 その先から茎を出すので、この鉢でも何本もの茎が伸びています。 写真のように葉は、茎に互い違いにつき、 葉の付け根から10mmほどの果柄を出して実をつけています。 ツツジの仲間の常緑低木で、たくさんのかわいい赤い実をつけるチェッカーベリー、冬の庭を明るくしてくれています。 チェッカーベリーの基本情報・花言葉 チェッカーベリーは、北アメリカ東北部原産のツツジ科シラタマノキ属の耐寒性常緑低木です。 チェッカーベリーは英名で、クリスマスの時期に赤い実をつけて彩りを与えることから名づけられました。 別名は、学名からゴールテリア(Gaultheria)、Eastern teaberry。 和名は、形が柑橘類の柑子ににているため、オオミコウジ(大実柑子)、ヒメコウジ(姫柑子)があります。 学名は、Gaultheria procumbens Gaultheriaは、ツツ
ヒマラヤザクラは、ヒマラヤ近辺が原産のサクラで、バラ科の落葉高木です。二酸化炭素や二酸化窒素などの吸収に優れる特徴があり、10~2月ごろの寒い時期にピンクの5弁の花を咲かせます。1968年にネパールの皇太子から種子が贈られ、栽培されるようになりました。 こちらは1月12日に、大阪公立大学附属植物園で撮影させていただいた、ヒマラヤザクラ(喜馬拉桜)です。 この寒い時期に、元気に葉が出て、きれいな花を咲かせています。 秋から冬に咲く桜としては、フユザクラやジュウガツザクラなどが知られていますが、 ヒマラヤザクラは、1968年にネパールの皇太子から寄贈された種子を、 熱海市の市営農場で播種して育て、全国に広がったとされます。 名前のように、ヒマラヤ近辺の標高1500~2500mの高地が原産地であり、 高温多湿な日本での栽培は難しさがあるとされます。 あまり見かけないのは、このためかもしれません。
ヤハズカズラは、茎に互生し、このようにたくさんの葉をつけます。 葉の大きさは、長さ2~7.5㎝ 幅2~6㎝ほどで、 縁に緩い鋸歯がみられます。 強い直射日光には弱いようですが、 花壇の垣根などに沿って植えられることが多いようです。 ちょっと変わった形の葉がつき、 花があちこちに咲くので楽しませてくれそうです。 ツルの長さは1~5mほどと長く伸びます。 角張っており、稜に翼がみられ、全体に荒い毛が生えます。 写真のように屋根の近くまで高く伸び、 あちこちに咲く花が目をひきます。 4月ごろから12月近くまで、長く咲くヤハズカズラ、馴染みはなかった花ですが、見た人を楽ませてくれます。 ヤハズカズラの基本情報・花言葉 ヤハズカズラ(矢筈葛)は、アフリカ南部原産のキツネノマゴ科ヤハズカズラ属のツル性の多年草(日本では一年草)です。 名前は、ツル性植物で、葉の形が矢の端の弦を受ける部分である「矢筈」に
また、葉の縁には、先が尖った鋸歯がたくさん見られ、 茎は細くて硬く、草丈は30~100cmほどになります。 万葉の時代から利用され、親しまれてきたオケラ、いろいろ楽しめる奥深い植物だと思います。 オケラの基本情報・花言葉 オケラ(朮)は、中国、朝鮮半島や日本の本州以南、九州、四国に自生するキク科オケラ属の多年草で、雌雄異株です。 名前は、古代の呼び名ウケラが変化したとする説があります。 学名は、Atractylodes lancea Atractylodeは、ギリシャ語の「atrakton(紡錘)」が語源で、花が紡錘形であることに由来し、 lanceaは、ラテン語で「ヤリを投げる」の意味があります。 花期は9~10月で、茎の先端に直径1.5~2cmの白またはピンクで、アザミににた筒状花だけの頭状花をつけます。 花は、雄しべと雌しべをつける両性株と、雌しべだけが機能する雌株があります。 また
写真は、自宅近くの不耕作地に毎年咲くシマカンギク(島寒菊)と思われる花です。 毎年咲くのですが、野菊の仲間だろうと思い、 あまり気にとめていませんでしたが、 今回調べたところよくにた花に数種類、 ツルカンギク、ヒノミサキギク、イヨアブラギクなどがありました。 同じような黄色い花が咲き、判別が難しかったのですが、 葉の特徴や生息場所からシマカンギクではないかと思われます。 花の直径は2cmほどの頭状花で、小さく可愛い花です。 栽培品種の寒菊の花は大きく、茎もしっかりして直立していますが、 島寒菊は、茎が細く、頼りなげに地面に垂れ下がって咲いています。 野生なので、誰も手入れをしていませんが、毎年同じように咲いています。 シマカンギクは、このように雑草のような花ですが、 栽培品種の原種の一つと考えられるとのことで、 キクの開発の役に立ってきたもののようです。
根元を見ると複数の茎が地面から伸びいていました。 このように叢生ぎみになるようですが、 草丈が1~1.5mほどになり、 先端が垂れ下がって地面に接触し、そこから根を出して増えると言われます。 狭い地域だけに限定して自生しているキノクニスズカケ、なぜ広範囲に広がって分布しないのか、不思議な気がします。 キノクニスズカケの基本情報・花言葉 キノクニスズカケ(紀国鈴懸)は、紀伊半島南部の固有種で、オオバコ科クガイソウ属の多年草です。 名前は、紀伊半島南部に分布し、花が山伏の装束につけられ球形の房であるスズカケ(鈴懸)ににていることに由来します。 分布は、古座川中流域や串本町の狭い範囲に限定されます。 学名は、Veronicastrum tagawae (Ohwi) Yamazaki Veronicaはクワガタソウ属の総称で、strumはにているの意味があり、 クワガタソウににていることを表してい
イヌビワは、中国、朝鮮半島や日本の関東以西に自生する、クワ科イチジク属の落葉低木~小高木の広葉樹で、雌雄異株です。ビワやイチジクの実ににた、2cmほどの実をつけますが、小さく美味しくないとしてイヌビワと名づけられました。 こちらの写真は、11月10日に、大阪公立大学附属植物園で撮影させていただいたものです。 この樹を見たときの印象は、実がついているのだが小さくてあまり目立たず、たまたま見つけたという感じでした。 イヌビワ(犬枇杷)は、韓国の済州用や日本の関東地方以西に自生するクワ科イチジク属の落葉低木~小高木で、 雌雄異株です。 ビワと名づけられていますがビワとは関係なく、イチジクの仲間になります。 たしかに、写真のようにイチジクのような形をしています。 ただ、イチジクに較べて直径が2cmほどと小さく、ビワのような形でもあり、 味も良くないためにイヌビワと名づけられたといわれます。 「イヌ
細い枝の先に、直径1cmほどの白い頭状花を咲かせるコウヤボウキ、 高野山で、枝を集めて箒にしたことから、この名がつけられたといわれます。 別名はタマボウキ(玉箒)。 正倉院の宝物に、儀式用の玉飾り用の箒(ネノヒノメトギボウキ)に、 コウヤボウキが使われているとのことです。 万葉集にも歌われており、遠い昔から親しまれていたようです。 花言葉は、「働き者」「清潔」。 箒としての利用されてきたからでしょうか。 いい花言葉だと思います。
こちらは、花を近くからみたものです。 花の付き方が印象的な花ですが、 花序を構成する小花は、シソ科の花に見られ唇形花になっており、 上下に大きく分かれた花びらの間から、 1本の雌しべと4本の雄しべが長く突き出している様子が見られます。 ダンギクの葉は写真のように茎に対生し、 葉の縁の鋸歯がよく目立ちます。 また、葉の付け根に長さ0.3~1.7㎜の葉柄があり、 形は披針形から楕円形で、長さ1.5~9㎝ 幅0.4~4㎝ほどになり、 先端はとがっています。 写真ではよくわかりませんが、 茎には全体に毛があり、草丈は30~80cmほどになります。 また、冬には茎が枯れますが、春になると根元から芽を出して育ちます。 秋に咲くダンギクはユニークな花のつけ方で目を引きつけます。寒さには少し弱いようですが、切り花やドライフラワーでも楽しまれているようです。 ダンギクの基本情報・花言葉 ダンギク(段菊)は、
ハマギクの根元を見てみました。 写真のように、地面から何本もの茎がでています。 ハマギクの根は横に長く伸び、 その先から茎を出して群生のように育つとのことです。 海岸近くの砂地で群生して咲くハマギク、日本固有種の昔からの素朴な花で、力強く人に勇気をくれる花です。 ハマギクの基本情報・花言葉 ハマギク(浜菊)は、青森県から茨城県の太平洋側に自生するキク科ハマギク属の多年草で、日本固有種です。 海岸近くの、日当たりの良い崖や砂地でよく育つが、江戸時代ごろから栽培もされてきた。 名前は、浜辺に生えるキク科の花であることに由来します。 別名は、フキアゲギク(吹上菊)。 学名は、Nipponanthemum nipponicum Nipponanthemumは「日本の花」を、nipponicum は「日本の」を意味する。 英名は、Nippon daisy , Nippon-chrysanthemum
写真は、大阪公立大学附属植物園で撮らせてもらったヒラナス(平茄子)です。 1mほどの高さに育った茎のあちこちに、 カボチャのような形の実がたくさんついていて、目を引きます。 実の大きさは、直径3~4cmほどで、 平べったい楕円状の赤い実に、縦方向の筋が入っていて、 まさにカボチャのようで、ハロウィンにピッタリな感じです。 南アメリカが原産で、本来はナス科の常緑低木ですが、 寒さに弱いため、日本では冬に枯れるため一年草とされています。
ナラ(楢)枯れは2002年ごろから顕著になり、日本の森林全体に広がっているといわれます。ナラの樹は毎年ドングリをつけ、山に住むシカやクマの食料になっており、その影響が心配されます。ここでは、ナラ枯れの発生の過程と、その影響や原因について調べてみました。 写真は、8月に国道沿いに見かけたナラ枯れで枯れた樹です。 冬でもないのに葉は茶色くなって枯れたように見えます。 7月初め、近くの広場でラジオ体操が行われて参加したときに、 山のあちこちの樹が、茶色くなっていることに気づきました。 いままで見たことがないことなので、何が原因かしらべたところ、 カシノナガキクイムシ(樫の長木くい虫、以後カシナガと呼びます)と呼ばれる昆虫が媒介して増える「ナラ枯れ」のようです。 2002年ごろから新潟などで被害がみられるようになり、 ここ紀伊半島でも発生しているということのようです。 人工林が多いこの地方ですが、
林道を車で走っていて、面白い形の実をつけた樹を見つけました。 腎形と呼ばれたりするようですが、 楕円状でなのですが少し変形、あるいは歪んだ形の実を 3~4個ほどにまとまってつけており、 見たことのないものでした。 調べて見ると、コクサギ(小臭木)と呼ばれる落葉低木で、 本州以南の湿気の多い山地などに自生しますが、 特に石灰岩質の土地やケヤキ林でよく育つようです。 この樹の葉や枝を傷つけると、クサギ(臭木)のような匂いがし、 樹全体がクサギより小さいことから、 クサギと呼ばれるようになったとされます。 上の写真は8月末に撮ったもので、まだきれいな緑いろですが、 10~11月ごろになると茶色く熟し、 中から黒い種を勢いよく飛ばします。
散歩道沿いの石垣に、ヒョウタン(瓢箪)がぶら下がっていました。 ヒョウタンと言えば豊臣秀吉が頭に浮かびますが、 戦の時に掲げる馬印に、瓢箪を描いていており、 戦に勝つたびに数を増やし、千成瓢箪とよばれたそうです。 写真のヒョウタンは、上部が膨らんでおらず、 典型的なものとは少し違っていますが、 種類によって形は違ってくるようです。 このヒョウタン、日本の在来種ではなく、 縄文時代に北アフリカから伝わったものだそうです。 古代人が種を大事に運んできたのでしょうか。 ちょっと興味深いですね。 ヒョウタンの名前について調べてみました。 「瓢」は、ウリ科のユウガオ(夕顔)やトウガン(冬瓜)のことで、 「箪」は、竹で編んだ目の細かいカゴを意味するので、 ヒョウタンが容器として用いられてきたためこのようにつけられたようです。 ツルのあちこちから伸びた果柄の先に、 ヒョウタンの口がついてぶら下がっていま
葉は、長さ60~70cm 幅1~1.5cmと細長く、 先端は垂れ下がった状態になりますが、 肉厚で冬にも枯れずに常緑を保ちます。 また、ほかのワスレグサと同じように、 若葉やツボミは食用になり、食べる楽しみもあります。 浜辺近くでよく見られるハマカンゾウ、内陸部でも育ち、鮮やかなオレンジのきれいな花を見せてくれるようです。 ハマカンゾウの基本情報・花言葉 ハマカンゾウ(浜萱草)は、関東地方南部以西の海岸近くに自生するツルボラン科ワスレグサ属の常緑多年草です。 名前は、浜辺で咲く、カンゾウ(萱草)を意味します。 カンゾウ(萱草)は、漢名を音読みしたもの。 ワスレグサ属に分類されるのは、 花が一日花とされることに由来します。 学名は、Hemerocallis fulva var. littorea 各語はラテン語で、hemerocallis : 一日の美、fulva :黄褐色、littorea
こちらは、大阪公立大学附属植物で撮影させていただいた、 ナンバンギセル(南蛮煙管)の花です。 いくつも伸びた花柄の先に、赤紫で筒状の花が咲いています。 花の長さは2~3cmほどで、先はあまり開いていませんが、 先端は5枚に分かれて咲いています。 植物は普通、葉緑体を持ち、自分で光合成をして育ちますが、 ナンバンギセルは葉緑体を持たず、他の植物から栄養をもらって育つ寄生植物で、 ススキなどのイネ科の植物などに寄生します。 以前記事にした、ネナシカズラも寄生植物です。 他人から栄養をもらって生きている要領のいい植物ですが、 寄生する相手がいないと生きていけない不安定な生き方でもあります。 写真のように、独特の形をした花で、 この形から、江戸時代に南蛮から入ってきたキセルににているとして、 ナンバンギセルと呼ばれるようになったとのことです。
いかにも夏の花を連想させる名前のサンパラソル。 花の形が、砂浜で使われるサンパラソルににているとして、 この名前がつけられたとか。 南米が原産のツル性低木で、 キョウチクトウ科に属します。 キョウチクトウは有毒ですが、 サンパラソルには毒性は認められないとのことです。(^⊆^) 学名がマンデビラで、サマードレスとも呼ばれます。 7月にホームセンタでかったもので、 その後咲き続けています。 花期は5月~10月なので、 長く楽しませてくれそうです。 買ったのは赤ですが、白やピンクの花もあるようです。 アサガオの花ににたロート状の花を咲かせますが、 花の直径は7cmほどで、先端が5枚に分かれています。
7月の半ばに、近くの傾斜地で、ハマユウの花を見かけました。 ハマユウはヒガンバナ科の多年草で、 太く伸びた花茎の先端に、 細長く白い花びらの花をたくさん(十~数十個ほど)つけています。 花びらは6枚で、大きく反り返っており、 赤紫の雄しべを6本、雌しべを1本つけています。 名前は、浜辺近くによく自生し、 花が神事に使われるユウ(コウゾの皮を裂いて麻の糸のようにしたもので、神にささげたり、榊につけられたりする。)ににていることに由来します。 また、葉がオモト(万年青)ににているとして、ハマオモトの別名があります。 ヒガンバナの仲間ですが、 大きな葉をたくさんつけ、そこから伸びた太い花茎の先に花を咲かせており、 どっしりとして力強い印象の花です。 万葉集にも読まれており、 古くから親しまれてきた花で、 花言葉もいい感じでつけられています。 花言葉は、「どこか遠くへ」、「汚れのない」、「あなたを
6月末、国道沿いの谷間に生えた樹に白い花が無数に咲いていました。 名前はフジキ(藤木)、まるで人の名前ですが、 葉が、5月ごろに咲く蔓性のフジ(藤)ににていることに由来します。 フジ(藤)も、フジキ(藤木)も同じマメ科で、 葉は奇数羽状複葉、花の形も蝶形で、共通点が多いようです。 ただ、フジキ(藤木)はつる性ではなく落葉高木である点が違います。 花は、写真のような蝶形花で、長さは1~2cmほど、 枝の先に花序になってたくさんついていました。 開き切った花の形から、イカを連想しましたが、 上部の丸い旗弁部が大きく反り返り、付け根が黄色いのが特徴のようです。 一般的な花ではないからか、 残念ながら花言葉はつけられていないようです。
テッポウユリは九州南部から南西諸島が原産の多年草で日本固有種です。明治時代に海外に輸出され、日本では本州以南で栽培されています。花は、タカサゴユリや、シンテッポウユリににていますが、花期が4~6月と早く、草丈が0.5~1mと低いなどが特徴です。 我が家の庭に咲いたテッポウユリ(鉄砲百合)です。 近くでは毎年、ヤマユリ、オニユリ、タカサゴユリなどが順番に咲きますが、 テッポウユリが、一番早く咲き出しました。 花びらの先は6つに分かれていますが、根元はつながった筒状の花で、 花の長さは10~15cmほど、先端の直径は5cmほどで、真っ白なきれいな花です。 写真のように、茎の先端から花柄をいくつも出し、 少し下向きかげんに花をつけています。 16世紀ごろに作られたラッパ銃の銃口ににた形の花なので、 この名前がつけられたとのことです。 別名は、リュウキュウユリ(琉球百合)、ホワイトトランペットユリ
3月ごろに買ったブルーデイジーの花が、きれいに咲いています。 ブルーデイジーは、キク科の植物で、南アフリカでは多年草ですが、 日本では冬越しができないことが多く一年草として扱われることが多いようです。 写真のように、中心部の黄色い筒状花と、周辺部の舌状花で構成される頭状花で、 いろの組み合わせが爽やかで、魅力的です。 舌状花は11~13枚ほどで、天候によって開いたり閉じ気味になりますが、 開いたときの大きさは、3~4cmほどです。
5月中旬に庭のシャクヤク(芍薬)が、咲きました。 数年前に植え、毎年、ツボミをつけては咲くことなく終わっていたのですが、 今年は、写真のように花が咲きました。 直径18cmで、想像以上に大きな薄いピンクの八重の花ですが、 バラ咲きという咲き方のように見えます。 1mほどに伸びた茎が耐えられずに曲がっていたので、 支柱をたててささえました。
林道のそばに生えたシキミの樹にサルナシ(猿梨)の蔓が巻き付き、 直径1.5cmほどの大きさの白い花がたくさん咲いていました。 サルナシの名前の由来は、猿が好んで食べる梨のような実だからとする説や、 猿が食べてなくなってしまうからなど、いろんな説があるようです。 花びらが6枚で、中心部に雌しべが放射状にのび、 その周りに雄しべがたくさんついています。 雄しべの先端の胞子嚢が黒く、よく目立ちます。 この樹は雌株のようで、 写真の花は両性花のようです。 サルナシの花の花弁の数は図鑑によると5枚とされていますが、 この花には、6枚ついています。 サイトによっては5~6枚と書かれているものもあり、サルナシに間違いないかと思います。 花言葉は、「誘惑」。 サルナシは猿の好物といわれ、サルを誘惑する植物としてつけられた花言葉のようです。
空き地の壁沿いに伸びたツタバウンラン(蔦葉海蘭)を見かけました。 花は5~8mmほどの小さな唇形花で、 小さな蝶のような可愛い形をしています。 全体に薄い紫いろをしており、 少し反りかえり、紫の筋が入った二枚の上唇と、 黄色い2つのふくらみがあり、その先が円形になって3つに分かれてた下唇で構成されています。 雄しべや雌しべは、上唇と下唇に挟まれて見えませんが、 昆虫が下唇にとまると、花が開き、蜜をすうことができるようです。 地中海沿岸の原産で、 日本へは大正元年(1912年)に鑑賞用にもってこられましたが、 いまは、北海道以南の日本各地に分布しています。 名前は、ツタのような葉で、日本に自生するウンラン(海蘭)のような花をつけることに由来します。 別名は、ツタカラクサ(蔦唐草)、ウンランカズラ、シンバラリアなど。 元気よく横方向に伸びたツルのあちこちに、 小さな花がたくさんさいていて、独特
ポポーは北アメリカ原産の落葉樹で、果実は栄養価が高く、森のカスタードクリームとも呼ばれます。青森県以南で露地栽培可能といわれますが、日持ちが短いため流通にはのりにくく大規模な栽培はみられないようです。実の形や果肉の様子から別名はアケビガキ。 我が家のポポーの樹に初めて花が咲きました。 樹木の花は咲き出すまでに時間がかかることが多いようですが、 花が咲き出した時は、うれしさもひとしおのものがあります。 花は葉が出るのとほぼ同じ時期に咲き出しますが、 写真のようなベルのような形が特徴的で、 枝の先の方から複数個咲き、最初は緑いろで、その後、チョコレートのような暗紫色に変化します。 5年前に3本植えて、なかなか咲きませんでしたが、 今年4月に、ふと気が付くと写真のように花がついていました。 ただ、3本のうちの2本にだけに咲き、残り1本はまだ咲いていません。 樹の成長具合にもよるようです。 ポポー
ネモフィラは北アメリカ西部が原産の一年草で、4~5月にかけて2~3cmほどの5弁の花を、きれいな青に咲かせ、楽しませてくれます。花のようすから、英名はBaby blue eyesで、花言葉は「可憐」「どこでも成功」「あなたを許す」。 4月半ばになると、日本各地の公園で、たくさんのネモフィラが咲き出します。 春の光の中で咲くたくさんのネモフィラは見ごたえがありますが、 ネモフィラが日本に渡来したのは1914年(大正3年)といわれ、 意外に早かったようです。 ネモフィラ(Nemophila)の名前は、ギリシャ語で「小さな森」を意味する「nemos」と、 「愛する」を意味する「phileo」が語源で、 森近くの日当たりのいい場所で咲くことに由来しているようです。 英名は、Baby blue eyes。 花の姿から、赤ん坊のブルーの瞳を連想してつけられています。 和名は、ルリカラクサ(瑠璃唐草)。
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