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3/15 日本発達心理学会公開シンポジウム 心理職の国家資格の展望と課題 日本発達心理学会第 24 回大会公開シンポジウム <日時>2013年3月15日(金) 10時-12時 <会場>明治学院大学白金キャンパス 3201教室 〒108-8636 港区白金台1-2-37 アクセス:JR品川駅から都バス「目黒駅」行きに乗車6分「明治学院前」 下車、JR目黒駅から都バス「大井競馬場前」行き乗車6分 「明治学院 前」下車 http://www.meijigakuin.ac.jp/access/ <主催・企画>日本発達心理学会、一般社団法人・臨床発達心理士 認定運営機構、日本臨床発達心理士会 <研修ポイント>臨床発達心理士会資格更新研修会:2時間0.5ポイント 【(1)区分研修会】 (資格更新ポイントを希望の方は大会参加手続き(当日 可能)を取り参加費を支払い、ポイントノート・IDカード等を御持参く
本の解説で語られた今はこの世にいない女性がふたり。生きていたら解説を書いていたかもしれないふたり。新井千裕「図書館の女王を捜して」で筆者が若かりし日の交流を描いている故・ロリータ順子と木地雅映子の「悦楽の園」の解説で穂村弘があげている故・二階堂奥歯。といっても「悦楽の園」の穂村弘の解説はまだ未読なんだけど。 タコというバンド自体にそんなに思い入れはないのだけど、そのファーストアルバムに収められていた中心人物の山崎春美の前バンド、ガセネタには衝撃的なインパクトを受けていた。その山崎春美の元妻がロリータ順子。たった一度だけステージで見た記憶がある。記憶が混濁しているので検索してみると多分1981年8月15日の「天国注射の昼 vol.3」で神様、神様と叫びながら踊っていた。 ロリータ順子が死んだというのはフールズ・メイトか何かで知っていた。誰かに身体が弱くて風邪で亡くなったと聞いたように思う。
フロイト派から見たアドラー―番外編 その2 - 「勇気の伝道師」 ヒューマン・ギルド 岩井俊憲の公式ブログ に下記のような記述がありました。國分先生の本からの引用です。 <その1> フロイトは、ユングと一緒にお酒を飲もうとしたのですが、ユングが飲まないと言ったとき、フロイトは怒りのあまり失神したそうです。 これちょっと記憶になかったのでぐぐってみました。あんまりフロイトらしくないのでたぶん孫引き間違いじゃないかと思ったからです。 フロイトのユングの前のでの失神発作は確か二回。二回目が有名なユングが死体の記事について話したことをフロイトが象徴的な父親の死への願望と解釈するエピソードだったはずと思ってググってみた結果が下記の通りです。 ザビーナ・シュピールラインの人生とユング(2) - Gabbardの演習林−心理療法・精神医療の雑記帳 その年の8月20日、米国クラーク大学からの招待を受けて訪
下山先生の作る架空事例って、クライアントが認知行動療法に至る前に精神分析やロジャーズ派のセラピストに相談に行っていて結局ダメで、最終的に認知行動療法家のところにきて、やっぱりエヴィデンス・ベースド偉いみたいな展開になるのが多いんだけど、あきらかに前かかっているセラピストはいまひとつな人ばかりなんだよね。強迫性障害の人に、これは幼児期のトイレットトレーニングなどの厳しいしつけが原因ですからそのことについて話してくださいとか、ロジャーズ派だったらセラピー終えても喫茶店で話聞いたりとか。 そんなカウンセラーに勝ったところで全然認知行動療法の凄さがみえないと思うのだけど。 それとエビデンス・ベースドでない療法を選択すると訴訟の対象になるみたいなこと書いてあるけど、エビデンス・ベースドだろうが効果でるのはたかだか6〜7割じゃないの?療法選択よりセラピスト個人の要因の方が大きいことはどんな実証研究だっ
先頃読んだ喪失とトラウマの本には自殺のことはのっていても流産・死産・新生児死亡のことは載っていませんでしたね。戦後すぐの頃はお産の際に百人中2人の赤ちゃんは亡くなっていて、しかもきょうだいはたくさんが普通。最近は出産時の赤ちゃんの死亡率は1000人中、1.6人まで下がったけれども、少子化に加えそのような体験を持つ少なくなり、死産をした母親は罪責感をもったり、孤立したりということが多いようです。この本には医療者の心ない言動もたくさん書かれています。「交通事故にあったようなもの」「あなたがもっと協力してくれれば」。元気な赤ん坊のへその緒は桐の箱に入れられるのに、病院の封筒に入れて渡されたへその緒。渡されるのはまだいい方で、母親は亡くなった赤ちゃんを見ない方がいいと医療者が勝手に決めて、そのために後々後悔し、苦しむことになる母親。死産後も出産を迎えた、あるいは迎える予定の妊婦と相部屋ですごさなけ
オィディプスは別に母親を巡って父親とライヴァル関係にあったわけではなかった。むしろ実質的な親といってもいい育ての親を傷つけることを心配して、自ら放浪の旅に出ている。これを三角関係と読み替えたフロイトの物語は、彼の個人史上の問題が濃厚に反映している。 同じように日本の精神分析のパイオニアであった古澤平作による阿闍世コンプレックスも、本来の父殺しという物語が、さまざまな文脈によって母殺しの問題と置き換えられる。 そうしたナラティブ上の変遷をたどった著作。 スフィンクスの恐ろしい母親としての側面は自分も結構講義で取り上げていて論文も書こうと思っていたが、この本を読んだら結構先行研究があるので萎えた。 どうも実感的にはぴんとこなくて歴史的な意味くらいにしか注目していなかったのだけれど、高野晶先生の自殺未遂のフォローから始まった事例を読んでなるほど未生怨とはこういうことかと思った。 この患者さんはも
「心理臨床家」は、自分自身すなわち「個」を徹底的に見つめることなくして心理臨床の実践を行うことはできない。(p.21) という主張通り、論は著者の「個」を見つめる営みから始まる。そして師である河合隼雄のコメントや自らの訓練分析の体験。著者自身のフィールドワーク巡りの話が続く。 でもほんとうにそうなのかという疑問は残る。本来みつめるべきはクライアントであり、そのために自己を見つめるという順番ではないのか。 ようやく第5章で神経性食欲不振症のクライアントのセラピー過程が描かれて、違和感はさらに高まる。 行動療法を受けたいといって来談したクライアントに対して、セラピストは自分の「物語」との関連性から興味を持つ。もちろんセラピストの頭の中には行動療法家を紹介するという選択肢はない。 そしてセラピーのプロセスの中でセラピストはクライアントに宣言する。「わたしが納得できなければ入院は認めない」と。過食
またアマゾンでは「4日〜6日」になっちゃいました。もう少したくさん仕入れてよ、アマゾンさま。 楽天ブックスにも http://books.rakuten.co.jp/rb/%E5%8A%9B%E5%8B%95%E7%9A%84%E9%9B%86%E5%9B%A3%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E7%99%82%E6%B3%95-%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E7%A7%91%E6%85%A2%E6%80%A7%E7%96%BE%E6%82%A3%E3%81%B8%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%81-%E9%AB%98%E6%A9%8B%E5%93%B2%E9%83%8E-4772411283/item/6424256/ ロテ職人さんのブログでとても好意的に取り上げて頂きました。ありがたいです。 http:
製薬会社によるSSRIプロモーションとうつ病の増加の関連について。 個人的な意見としては、なぜうつ病の人が増えたかというと、それは「うつ病」の枠が広がったから。問題はそれにも関わらず自殺率が減らないこと。 うつ病と自殺の関連についてはあまり触れられていないので、そこら辺がやっぱり納得がいきません。 基本的には貧者のサイコセラピーであるナラティヴ・セラピーと、何兆円規模の巨大資本である製薬会社が同じ「外在化」路線を取っているのは興味深い。ナラティブ関連でここら辺のことに向き合っている人は誰かいないの? なぜうつ病の人が増えたのか 幻冬舎ルネッサンス 2009-07-10 売り上げランキング : 55355 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 乱造される心の病 誤解だらけのうつ治療 NHKスペシャル うつ病治療 常識が変わる 現代うつ病の臨床 うつ病の脳科学―精神科医療の未
毎年配られる臨床心理士関係例規集とともに財団法人日本臨床心理士資格認定協会、緊急資格化問題ワーキンググループという書名による「いわゆる国家資格問題に関する見解」というB4の資料が送付されてきた。 内容は現在進んでいる国家資格化が「臨床心理学」から「心理学」へ重点を置き換え、臨床心理学の優位を脅かす危険なものであるというものだ。 一方、こうした危険を承知しての国家資格運動を主張される一般社団法人日本臨床心理士会のあり方にも疑問を強く感じます。 と矛先は国家資格化推進の立場を取る日本臨床心理士会にも向いている。 これだけ重要な内容にも関わらず緊急資格化問題ワーキンググループに関しては送られてきた資料を見る限りメンバーさえ明らかにされていない。 せっかく国家資格化に向けての歩み寄りが行われているのにこのような動きが出てくるのは非常に残念だ。というかこんなものに認定されているかと思うとほんとうに情
「あの人は自分の子どもも育てたことがないくせに、何がわかるの?偉そうに」(中略) 外科医に対して「自分の娘の手術を一度でもしたら、もっとすばらしい手術ができるでしょうね」などといいますか? via 子育てプリンシプル/奥田健二 p.3 フロイトは精神分析の忍耐と集中力が要求される仕事をしばしば外科医に喩えました。行動療法家である奥田先生は震える手で娘を一回手術するより多くの患者を手術した方がいいと考え、フロイトは中立性(無関心)ささえ保てば娘の外科手術も可能と考え、実際に娘のアナ・フロイトを分析しました。精神分析/行動療法を外科医のスキルに喩える点ではふたりとも同じですね。 前者のような発言は、まあ投影といってもいいでしょうね、自分の子育てで苦労した気持ちを先生にも味わってほしいという怒りみたいなもの、それを押しつけられるから奥田先生も馬鹿なこといってと腹が立つのでしょう。力動的な立場に立
心理アセスメント関連のことを読んでいると昏い気持ちになる。津川さんが知能検査がいかに患者さんの役に立つか書いているのを読んでもどうもついていけない。分裂前の日本臨床心理学会が心理テストを問うたりするのとは一緒にされたくはないと思いつつ、基本的なネガティブな感覚というのは変わらない。思い返せばぼくだって大学院時代はピオトロフスキー法だのロールシャッハ法を無邪気に熱心に勉強していたのだ。やっぱり総合病院勤務時代に神経内科の患者さんに知能検査を取らされた体験が大きく影響しているのだろう。神経的な疾患で衰えた能力に患者さんを直面させるのはとっても残酷だった。検査が決まってお会いする前に自殺した患者さんもいた。知能検査を取ると医師から言われた影響がどれくらいあったかはわからないけど、必要なのは検査ではなくてサポートだった。そういうことに荷担してしまったという体験は、まあなかなか変えられない。頭では検
同様に翻訳が課題になっている用語には、intervention(介入)やtreatment(処遇もしくは治療)といった大切な用語が多い。前者の「介入」は、一般の人々からすると、勝手に侵入されるような危惧をおぼえてしまい、抵抗感が強い訳語であろう。応用として、crisis intervention の訳語である「危機介入」も、同じ理由から最近では「緊急支援」と訳されたりしている。また、後者の treatment は、司法・矯正・保護領域では「処遇」と訳されることが多いが、まったく同じ用語が精神科領域では圧倒的に「治療」と訳されている。しかし「治療」の原語は therapy であるはずである。思いあぐねた著者が専門家に相談したところ、おそらく treatment の本意の訳語は「臨床心理相談」ではないかという示唆を得た(森谷 2006)。 via 精神科臨床における心理アセスメント入門/津
サイコパスという名称は差別的なニュアンスがあって、「パスの人」なんて表現もあるくらい。精神医学的にはサイコパスは避けて「反社会性人格障害」などと言い換えるのが普通。しかし著者の主張は反社会性人格障害とサイコパスは違うというもの。前者が犯罪関連の行動面を診断基準にするのに対して、後者は他者への共感能力という脳機能的な点を主軸とする。 予防拘禁反対運動とも密接に関連する、かつて精神医学界に物議を醸した「精神病質」概念が精神病理学から脳神経科学にフィールドを移して甦った。 内容だけ見れば精神科医が書いたとしか思えないが、著者はイギリスのサイコロジスト。クリニカルサイコロジストとサイコセラピストが分裂し、エヴィデンスが有意となっているこの国らしい。科学的な視点というものは本来冷淡というかサイコパス的なのだと思う。サイコパス-冷淡な脳-ジェームズ・ブレア 星和書店 2009-07-17 売り上げラン
ふとTVをつけたら放送大学で京都文教大学の高石浩一先生が、学生相談について話していた。 学生相談で教員が評価しつつカウンセリングを行うのは多重関係で問題があるから、「専門職としての採用」が広まっているって? 大学の専任カウンセラーの身分としては以前から私立が事務系列、国立が教員系列というのは大きく変わっていない。 少なくとも国立大学では研究室移動、ハラスメントなど微妙な問題に関与するためには教員の身分がないと難しい。かつて勤めていた私学の学生相談室ではカウンセラー職は事務系列だったけれど、カウンセラーが教員とコンタクトする際は学生相談室長を通さないといけなかった。もちろん本来は事務職カウンセラーであっても教員とうまくコラボできるような環境が必要なのだけど。 だからこれは事実というより高石先生があるべきと思っているファンタジーの世界。それはまぜこぜにすると聞いている学生が混乱すると思う。 ち
【購入数】★★★★ 雑誌「こころの科学」の神田橋條治先生の書評で知りましたが、僕も前任が福井だったので宇治少年院のユニークな取り組みの噂は聞いていました。軽度発達障害を視野に入れた少年院における矯正教育の実践のルポルタージュです。「あしたのジョー」の影響か、少年院というとなにやら身体能力に優れた敏捷な少年達をつい思い浮かべてしまうのですが、現実は右も左もわからない、回れ右もできない子どもが多く、軽度発達障害に似た症状をもつものが20%、その傾向があるものを含めると70%にも渡るそうです。 タイトルか、サブタイトルに「軽度発達障害」というキーワードをいれていたら、少なくとも心理畑の人にはずっと売れていたことと思います。宇治少年院のプロジェクトX的変貌がドラマチックに描かれていて、お薦めです。 追記(2009.8.12) 元宇治少年院の職員でこの本にも取り上げられている向井義氏は2009.8.
予想に違わずひどい本でした。著者は精神科医でフランスでラカン派の分析を学び、現在は犯罪心理学を専門にする大学教授。ジャーナリストが書いたのならともかく、精神科医がベッドにナイフを突き刺したのは性交の象徴とか通俗分析書いてるのを読まされるのは耐えられませんね。無差別殺人の精神分析 (新潮選書)片田 珠美 新潮社 2009-05 売り上げランキング : 41168 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 麻薬とは何か―「禁断の果実」五千年史 (新潮選書) 「お通し」はなぜ必ず出るのか―ビジネスは飲食店に学べ (新潮新書) 日本の難点 (幻冬舎新書) 「稼げる」弁護士になる方法 精神科医は腹の底で何を考えているか (幻冬舎新書)
日本でも次のトレンド必死の「子どもの双極性障害」ですが、いろいろ批判もあるようです。 "The bipolar child is a purely American phenomenon": An interview with Philip Dawdy | Psychology Today Blogs 子どもの双極性障害―親と専門家のためのガイドDemitri F. Papolos Janice Papolos 十一 元三 東京書籍 2008-04 売り上げランキング : 231706 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 アスペルガー症候群・高機能自閉症の人のハローワーク―能力を伸ばし最適の仕事を見つけるための職業ガイダンス 児童青年期の双極性障害 臨床ハンドブック 発達障害という記号 (メンタルヘルス・ライブラリー) 診断・対応のためのADHD評価スケールADHD-R
九大での講演に出た先生から聞いたのですが、神田橋先生が「発達障害には鬱金が効く」と発言してたようですね。それもどんな鬱金でもいいわけじゃなくて、どこそこ産のじゃないとダメだとか。どこかで活字になってますかね。神田橋先生といえば中井久夫先生が神田橋先生についての文章を載せていた本も読んでみたいですね。商業ベースの本じゃないみたいで入手しにくいと思いますが。
臨床心理士の労働組合結成がネットでも話題になっていますね。 臨床心理士は未だ理念であって、職業として確立していないのだと思います。 そもそも資格の策定に当たって生計が経つような職業モデルとして考えられていません。それは大学の教員という他に主たる収入源が安定している人々が、現実的な収入などに関して甘い見込みの元に量産した資格なので残念ながらこれが現状です。 それによって臨床心理士養成は職業として安定したわけですが・・・。 臨床心理士が組合活動なんてどうよ、という意見もまあ大学の先生の理念追求と同じだと思います。「臨床心理士は組合活動なんかふさわしくない特殊なもの」みたいに聞こえてしまします。 ぼくは心理の仕事が普通の職業になったらいいと思っています。 個人的には組合関係の仕事、心理職の人々にはよい経験になるのではないかと思います。(特に病院では)。そういう意味では看護の方は普通の職業であって
浜松市立図書館の過剰な個人情報保護(貸出票に署名を記載しない)について考えるために借りてみました。全体的に非常に常識的な見解が記載されていてやはりという感じがしました。 貸出期限票についてはほんのわずかの記載しかありませんでした。 また、より注意が必要なのは、出力される貸出期限票(レシート)に氏名などの個人情報が極力出力されないように設定することです。(p.35) 「個人情報」とは普通「特定の個人を識別できる情報」ですから、書籍名は入らないと思います。個人的には名前があった方がありがたいですが、まあidでも署名が記載されていればだいたいわかるので許容範囲です。 もうひとつ、いちばん現実的でかつ効果のある対処としては「特に申し出がない限り、これまでどおり掲示による連絡を行う」という方針を打ち出すことです。「特に申し出がない限り」とオプト・アウト(利用者情報の掲示について、本人による拒否の意思
ニューヨークタイムズの記事より。実際のクライアントからの苦情に基づくものとのこと。 1.約束の時間に遅れる 2.セッション中に食事をする。(過食症のクライアントのセッションで!) 3.あくびをする。寝る。 4.セラピストが自分の人生について話してばかり。 5.電話やメールをしても返答なし。 6.セッション中に電話、携帯電話に出る。コンピューターを操作する。 7.自分の人種、セックス、音楽、生き方、宗教などの好みを話す。 8.面接室にペットがいる。 9.ハグや身体接触をしたがる。 10.華美な服装やアクセサリーをつける。 11.時計を見る。 12.過剰なメモ取り。 The 12 Most Annoying Habits of Therapists - Well Blog - NYTimes.com
雑誌『臨床心理学』でここ数年、その年のベスト5臨床本を選んでいる。ベストというからには全部読んで判定したいところだけど、予算も時間も限られているので、毎年図書館で借りられる本は借り、ぎりぎりになっ、てめぼしい本を購入している。それで毎年、あーこの本を落としてしまったと後悔することになるわけ。 うーん。これは選んどくべきだった。9月発売だから来年のベスト5に入れても許されるかも。この「ケアをひらく」シリーズは良書ぞろいなのでやっぱり読み落としはまずかった。 アスペルガー障害の綾屋さんと、脳性まひの医師の熊谷さんのコラボ本。 アスペルガーの方の当事者本は数あれど、これだけその世界を精妙に言語化しているものはあんまりみあたらない。「します性」、「せねば性」など日常語に基づいたキーワードと図を使ってアスペルガーの方が感じている世界をいきいきと表現しています。あー、ほんとに「おなかがすいている」なん
先日浜松市立図書館ウェブサイトの変更があった。Firefox で2年近くずっと乱れていた画面が正常に表示されるようになったのはよかったが・・・。予約、貸出本のソート機能はついたけれど、オプションが保存できないのでほとんど意味なし。また貸出本は上から順に新しい本から表示されてしまう。(返却し忘れを減らすには古い順に表示すべき) 延滞・新着本があるときにアラートのダイアログがでるようになった。がクリックするとかなりの高確率で画面が真っ白になって再読込しなければならない。また、ログアウトすると検索画面でなくトップページに戻るようになってしまった。 それに加えてきょうもう一つ不便になった点を発見。県立図書館の横断検索でヒットした書籍を予約カートに入れ、ログインボタンを押すと、トップページに飛ばされる。「詳しい検索」ボタンをおして検索画面にはいって再度ログインボタンを押さないといけない。 前者の方は
臨床心理士というとまあ普通は clinical psychologist とイコールだと思うだろう。ところが、そう簡単にはいかない。イギリスなんかでは clinical psychologist は病院で認知行動療法やっていて、力動的なセラピーは psychotherapist で clinical psychologist とは反目し合っている。日本の「臨床心理士」のイメージはどちらかというと psychotherapist に近い人が多いのではないか。 アメリカだって clinical psychologist で school counselor をしているといったら怪訝な顔をされるだろう。 もう遙か昔の心理職国家資格化案で、イメージとしては医療心理師がやっぱり clinical psychologist に近くて、臨床心理士は psychotherapist に近かったように思う。
カルトからの脱会と回復のための手引き――〈必ず光が見えてくる〉本人・家族・相談者が対話を続けるために日本脱カルト協会 遠見書房 2009-02-10 売り上げランキング : 4586 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 マインド・コントロールされていた私―統一協会脱会者の手記 我らの不快な隣人―統一教会から「救出」されたある女性信者の悲劇 マインド・コントロールとは何か 洗脳の世界―だまされないためにマインドコントロールを科学する クリスティーナ・ホール博士の「言葉を変えると、人生が変わる−NLPの言葉の使い方」 献本いただいていたのに紹介が遅くなってしまいました。今日はちょうど朝から、「カウンセラー」が相談者の家に押しかけ二年以上居座り、治療代と称して一億円強要で逮捕というニュースを見たところです。そして遠見書房山内さんのブログで本書編集委員長の平岡正幸さんの訃報遠見
雑誌に取り上げられた際に、登場する宇宙人を『ひばくせいじん』と表記してしまったのがきっかけで、存在しないことにされてしまったウルトラセブンの第12話『遊星より愛をこめて』。このような現在目にすることが難しくなっている作品を著者は封印作品と読んでいますが、その成立の経過を追ったルポルタージュ。よくあるサブカル本かと思いきや結構突っ込んだ取材がされていて面白かったです。 ぼくも封印作品というとまずはスペル星人を思い浮かべるわけです。ウルトラセブンをリアルタイムでみた世代ではなくて、小さい頃みた怪獣図鑑には載っているのにテレビでは一度も見たことありませんでした(というか未だにみていない・・・ネットを探せばどこかで見られるのでしょうが)。被爆関連の抗議があって「封印」されたということを何で知ったかはよく覚えていません。けれど、もう小学校の頃は知っていたような気がします。 思いがけず精神医療ともかな
統合失調症の患者さんへの精神分析的なアプローチ。時代遅れといわれるかもしれないけれど、いわゆる精神病圏の患者さんたちに対しても精神療法的アプローチが有効であるということは、ぼくも精神病院勤務時代の経験からも実感しているところ。でもちょっとひっかるのは、やっぱり現実的なこと。 松木先生はこのような患者さんにも週4回の標準的な精神分析療法を勧められているけれど、そのような料金をまかなう余裕のある患者さんが果たしてどれだけいるのだろう。現実的には、入院患者さんに対して、診療報酬にはつながらない形で行うところがせいぜいではないだろうか。ちょうど平行して岡野先生の「治療的柔構造」を読んでいて、15分の外来診療時間を確保するのが、5分で患者さんを診察する同僚医師にいかに圧迫するかということを読んでいたから余計気になってしまった。もちろんぼくたち心理職のカウンセリングも医療制度的には直接お金にならないわ
アメリカでは今、子どもの双極性障害が社会的なトピックになり、見過ごされていた障害に光をという声と、過剰診断ではないかという反論という、AD/HD、アスペルガー障害などと同様の流れになっているようです。(下記のエントリ参照:ニューズウィークの子どもの双極性障害の記事) 子どもと双極性障害 - 裕’s Object Relational World 日本でももう少しするとこういう現象が起こってくるかもしれません。中立的にとりあえずは情報を押さえておく必要があるでしょう。 確かに双極性障害には見過ごされやすいという側面があり、神田橋條治先生も境界性人格障害と診断された人々のかなりの割合は双極性障害が内省的治療の失敗によって「境界例化」しているということを指摘しています。 診断にまつわる問題はとりあえず置くとして、「親と専門家のためのガイド」と副題がついているとおり、かなり専門的なことまで突っ込ん
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