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ドラクエ3
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これは、『よりよい外国語学習法を求めて(松柏社)』によると、「例外的高度外国語学習能力保持者」 = 「Exceptionally talented Language Learner:ETLL)」のことで、大人の全人口の中で5%程度の割合で出現すると言われているそうです。 そして、ETLLの特徴は: (引用開始) a ) 言語に関する記憶力がきわめて高く、一般学習者が記憶方略を使いながら苦労して覚える語彙や文章を、機械的に速く大量に覚えていくことができる b ) 新しいコード体系(=規則)の習得がきわめて速い c ) 意味よりも形式に注意が向いていることが多い d ) 複数の言語体系を短期間に習得できる e ) 自然な環境であろうと、教室環境であろうと、環境にあまり影響されることなく言語の習得が可能である f ) 左脳への言語能力の側頭化が進んでいない (引用終止) ところがその一方で、ET
「塔」が知的生活に及ぼす波及効果は、実感しないと分かりにくいでしょうが、たいへん大きなものです。 おおげさな表現で恐縮ですが、「自動車産業」が各種業界に及ぼす波及効果のようなものです。 たとえば「万能図書館」への入館資格を取得することができます。 私はこの週末に、梅田望夫著 『ウェブ時代をゆく―いかに働き、いかに学ぶか(ちくま新書)』 を読みました。 若い人たちにとっても私のような団塊世代にとってもこの先の生き方を考える上でまことに示唆に富む新書です。 梅田氏が描く近未来のウェブに大きな期待が膨らみ、そこで展開されるであろう豊穣な知的世界に浸りたい、できればささやかでも参画してみたい、と強く思いました。 今回は、この新書の中の英語に関する部分、特に 10年後の英語の世界 に関する部分に注目しつつ「塔」とからめて記述したいと思います。 梅田氏によれば、あるいは知っている人も多いでしょうが、グ
私の語彙強化に関する基本的な考え方 語彙強化について、社会心理学者の岡本浩一さんがその著書「最強の英語上達法」のなかで次のように書いておられます。私もその考え方に100%賛成なので引用しておきます。 (引用開始) ■丸暗記せよ 英単語は、まず、丸暗記するのが正しいと考えている。中学生向きの参考書、高校生向きの参考書などでは、「英単語を丸暗記するのは正しくない、単語は文に出てきたときにその文脈とともに学習しましょう」と奨めている。けれども、私はそのようなやり方はまちがっていると考えている。あえて、このことについて、一言書いておきたい。 まず、実質的に、そのようなやり方では間に合わない。後述するように、仮に1日40語ずつ覚えたとしても、4000語(k.y.注:岡本さんは4000語を最低限必要な語彙数としている)覚えるのに、忘却のロスがないとして、100日かかることになる。それでもかなり大変であ
英語に興味がある人で、「斎藤秀三郎」の名を知らない人はそんなに多くないと思います。 この人こそ、語学の「天才」の称号を冠するにもっともふさわしい人でしょう。 私の書斎には斉藤先生の辞書が4冊(①~④)あります。 ① 「熟語本位英和中辞典」 ② ①の復刻版 ③ 「NEW 斎藤和英大辞典」 ④ 「NEW斎藤 英和対訳表現辞典」 ①は私の父が使っていたものでボロボロの古書。 ②~④は私が購入したものです。 こうした辞書を拾い読みするだけで、斎藤流・日・英のすごさを実感できます。 語学の天才は魔術師ではありませんから、斎藤先生が天才を発揮されるに至った過程(何をされたか)は理解できます。神秘はいっさいありません。 理解できるからこそ、余計に、そのすごさに畏怖されます。 ひょっとしてご存じない方は、ぜひ、http://www.jmca.net/booky/takeshita/ryosyo11.htm
「英語を英語の語順で理解することが重要だ」という有力な議論があります。 日本の学校では日本語の語順で英語を教えている。だから、いつまでたっても英語を英語のまま理解できないのだ。この英語の教育の仕方は間違っているという主張です。 たとえば、She saw a figure before her whom she took to be John. は 「① 彼女は見た ある人影を 彼女の前に その人を 彼女は思った ジョンだと」というふうに頭から理解しなければならない。「② 彼女は、前方に、ジョンだと思う人影を見た」と訳して理解してはいけないという見解である。 私は、こんなばかげたことを主張する人に、「それなら、それを可能にするどのような英語教育があるのですか?」と質問したい。 しかし、そんな質問はしない。 なぜしないのか? そんな英語教育の方法は皆無だからだ。 伝統的な学校文法は極めて優れた
いきなりですが、すばる舎刊・ナイジェル・ウォーバートン著 月沢李歌子訳『若い読者のための哲学史 (原著:A Little History Of Philosophy)』の174ページに、ダーウィンの進化論を論じて、以下の記述があります。 (引用開始)進化は、知性によって起こるのではない。その背景には、良心もなく、神もいない。少なくとも、そうしたものが存在する必要はない。人間的な感情もない。自動操縦の機械のようなものだ。どこに向かうかもわからず、(進化は)つくりだす動物や植物について考えてもいない。つくりだしたものに関心もない。つくりだされた動物や植物は、まるで誰かが巧みに設計したものとしか思えないが、そうではない(引用終止) 文中(進化は)の部分は私が追加。 私もそう思う、思わざるを得ない。しかし、悠久の時を経て、設計者もなく、自覚もなく、目的もなく、しかも極めて合理的・合目的的に見える仕
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