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ジャニーズファンのみならず広く世間を震撼させた人気アイドルグループSMAP独立騒動についての寄稿「ジャニーズ事務所派閥騒動とはなんなのか SMAPファンの立場から」から丸2年、生粋の「ジャニオタ」であるトモコさんより「新しい地図」の始まりに寄せた新たなメッセージです。 鮮やか、だ。本当に鮮やかだった。 私たちSMAPファンが2017年前半をどんな気持ちで過ごしたかといえば、暗澹たる気持ちとしか言いようがない。2016年末、SMAPは活動を停止した。独立に向けての反乱を起こしたとされる4人はこのまま事務所に飼い殺しにされるのではないか、そういう不安でいっぱいだった。2016年から続いた様々な憶測、噂話、インターネットでの誹謗中傷、ファン同士の諍い、うんざりだ。もちろんあきらめずに活動している人たちもいた。それが朝日新聞や東京新聞に対する意見広告だったり、募金活動だったりした。私はそういう活動
アーケードゲーム、ファミコン、ゲームボーイなど、現在ではレトロゲームと呼ばれるゲーム機の内蔵音源チップから生まれた音楽ジャンル「チップチューン(Chiptune)」。 その誕生から黎明期の状況、国内外の現役のアーティストたちの活動などを、膨大な資料と関係者への取材をもとに明らかにする一冊。 ■ゲーム音楽から転生した音質と音楽の魅力 今日隆盛するスマホゲームにおいて、「ピコピコ」したゲーム音楽は鳴っていない。しかし、かつてのゲーム音楽のように、音源チップの「音質」を駆使した音楽のことをチップチューンといい一つの音楽ジャンルを形成している。著者は、日本初のチップチューンサイトを運営し、初期から国内外の情報を発信してきた。この本では、前史の「コンピュータと音楽」の歴史から始まり、現在のチップチューンのシーンに至るまで、ミュージシャンのインタビューを含めて網羅的に解説し、題名の「チップチューンのす
「お絵描き文化」の特異な発達を遂げた国、日本。「人は何のために絵を描くのか」、「人はなぜ描くことが好きに/嫌いになるのか」、「絵を描くとはどういうことなのか」――。さまざまな形で「絵を描く人々」と関わってきた著者が改めて見つめ直す、私たちと「お絵描き」の原点。 絵を描く人々 最終回 美しいもの、不思議なもの、不気味なもの 物心ついた頃には、絵を見るのが大好きになっていた。幼い頃の私にとって絵とはまず「きれいなもの」。人でも動物でも花でも風景でも、絵の中にあるものは現実よりずっと多彩で美しく、幼い私に向かって無言のうちに語りかけてきた。 最終回となった今回は、「絵を描く人々」の一人だった自分の幼少から少女時代を中心に振り返りつつ、「私は絵を描くことで何を見たかったのか」を探っていきたい。 何を「美しい」と思うか、その美意識には当然、文化の刷り込みがある。引目鉤鼻は平安美人の条件だったが、欧米
「お絵描き文化」の特異な発達を遂げた国、日本。「人は何のために絵を描くのか」、「人はなぜ描くことが好きに/嫌いになるのか」、「絵を描くとはどういうことなのか」――。さまざまな形で「絵を描く人々」と関わってきた著者が改めて見つめ直す、私たちと「お絵描き」の原点。 絵を描く人々 第17回 構図と余白 美術を志して絵を学び始めた14歳の頃、構図というものが今ひとつよくわからなかった。 たとえば花瓶に活けた花を描くなら、画用紙の真ん中にそれが入るように描けばいい。左右上下は同じくらいの空間を取る。取り過ぎだと絵が貧弱に見え、ギリギリでは窮屈に見える。......くらいは理解していた。 では、花瓶の周囲にグラスや果物などを置いた場合は? 画集でその手の静物画をいろいろ見て、こんな感じかなと真似をした。雑誌『アトリエ』を読んで、画面に大きな三角形を描くように物の配置を決めると、わりと落ち着いた感じにな
「お絵描き文化」の特異な発達を遂げた国、日本。「人は何のために絵を描くのか」、「人はなぜ描くことが好きに/嫌いになるのか」、「絵を描くとはどういうことなのか」――。さまざまな形で「絵を描く人々」と関わってきた著者が改めて見つめ直す、私たちと「お絵描き」の原点。 絵を描く人々 第16回 個性と型 最初に、ちょっと「絵を描くこと」を離れて考えてみたい。個性って、一体何でしょうか。自分の個性は何か、あなたはちゃんと把握していますか? 実は私はこの歳になっても、自分の個性がどういうものかよくわかっていない。自分の好き嫌い、趣味嗜好については把握している。癖や言動・考え方の傾向もだいたい自覚している。しかし「あなたの個性は?」と言われると、はて......と考え込んでしまう。 人に「それはやっぱり大野さんの個性だね」などと言われれば、「そういうもんかな。うん、そうかもしれない」と消極的に納得はするけ
日本のどこか、ある街のある酒場で繰り広げられる、ちょっとだけ心に引っかかる人間模様。マンガ家・市田さんによる味わい深い描き下ろし掌編連載です。
「お絵描き文化」の特異な発達を遂げた国、日本。「人は何のために絵を描くのか」、「人はなぜ描くことが好きに/嫌いになるのか」、「絵を描くとはどういうことなのか」――。さまざまな形で「絵を描く人々」と関わってきた著者が改めて見つめ直す、私たちと「お絵描き」の原点。 絵を描く人々 第15回 写真を見て描く、実物を見て描く 対象をリアルに描き現わしたいと思っている人が、しばしば試みることの一つは、写真を見てそっくりに描くことだ。 写真なんか見ないで、その物を直に観察して描いたほうがずっとリアルに描ける? たしかにそういうことはよく言われる。描きたいものが目の前にあって動かず、どれだけでもじっくり見つめることができれば、それに越したことはないかもしれない。 でも、モチーフを購入したりモデルさんを雇ったりするお金がないとか、描きたいものが簡単に見られるところにないとか、変化が激しいので写真に撮って描い
「お絵描き文化」の特異な発達を遂げた国、日本。「人は何のために絵を描くのか」、「人はなぜ描くことが好きに/嫌いになるのか」、「絵を描くとはどういうことなのか」――。さまざまな形で「絵を描く人々」と関わってきた著者が改めて見つめ直す、私たちと「お絵描き」の原点。 絵を描く人々 第14回 色についてのいろいろな悩み お絵描きに失敗はつきもの。特に着色は一番失敗しやすい上、やり直しが難しく、その痕跡も残りがちだ。 小学校の図画工作の時間、「下書きは完璧。さあ塗るぞ」と意気込んで色を塗っていった結果、「なんか違う。こんなはずじゃなかった。失敗だ......」と暗澹たる気持ちになったことを思い出す。 同じような経験のある人は、多いのではないだろうか。輪郭の失敗なら消して描き直せばいいが、色塗りの失敗はかなりの手遅れ感がある。 慎重にやっていたのに、他の色との境目で色が重なって滲んでしまったり。パレッ
写真家・港千尋がフランス各地で撮影した風景、街角、建物、食卓、室内の写真を色彩分析ソフト開発者である三木学が立体的に分析。文化・科学の両面的アプローチにより、今まで知られてこなかったフランスの日常風景に潜む「色」の豊かな世界や配色の法則を読み解く一冊。 「景色」という言葉に色という字が含まれているように、私たちが何気なく眺めている身の回りの風景は、さまざまな色によって構成されている。それが、あるまとまった色の情景を作り出し、人の心理にも影響を与えている。一瞬で知覚される色の影響力は大きいがゆえ、私たちは第一印象が大切なファッションやインテリアの配色にこだわったりもする。 こうした色の景色や配色のあり方は、環境や気候、社会や文化によって異なる。たとえば日本の都市近郊に住んでいる人がヨーロッパの古い都市に旅行に行くと、まず街全体の色合いの違い、市場で目に飛び込んでくる野菜や果物の色彩の差異を体
「お絵描き文化」の特異な発達を遂げた国、日本。「人は何のために絵を描くのか」、「人はなぜ描くことが好きに/嫌いになるのか」、「絵を描くとはどういうことなのか」――。さまざまな形で「絵を描く人々」と関わってきた著者が改めて見つめ直す、私たちと「お絵描き」の原点。 絵を描く人々 第12回 日本・お絵描き・女の子 少女たちが主人公のアニメのヒットが背景にあるのだろうか、この十年ほど目に入ってくるマンガ・アニメの絵やイラストは、圧倒的に女の子が多い。 ありとあらゆる意匠が凝らされ、邪悪なほど可愛いかったり、地味に可愛いかったり、コケティッシュだったり、不気味だったり、いたいけだったりする、たくさんの女の子たち。今、日本で生まれているそれらの図像という図像を集めて重ね合わせ、「平均値」みたいなものを出したら面白いのではないかと思うほどの、数の多さとバリエーション。 こんなに少女の絵が量産されている国
「お絵描き文化」の特異な発達を遂げた国、日本。「人は何のために絵を描くのか」、「人はなぜ描くことが好きに/嫌いになるのか」、「絵を描くとはどういうことなのか」――。さまざまな形で「絵を描く人々」と関わってきた著者が改めて見つめ直す、私たちと「お絵描き」の原点。 絵を描く人々 第11回 絵を描くおばあさん 数年前のことだが、近くの喫茶店に一人でやって来るおばあさんがいた。歳の頃は80代半ばくらいだろうか。小柄で髪は真白。私の住んでいる地方の小さな街は老人が多いが、一人で喫茶店に来る女性は珍しい。 それとなく観察していると、彼女はコーヒーを注文した後、ラックから写真週刊誌を持って来た。次に、手提げ袋からお絵描き帖と色鉛筆のケースを取り出して、テーブルに並べる。 週刊誌をめくってしばらくあちこちのページを眺めていたが、あるところに目を留め、そこに載っていた女性タレントの顔を、色鉛筆でお絵描き帖に
ブス、地味、存在感がない、女が怖いetc.......。コンプレックスだらけの自分を救ってくれたのは、アダルトビデオの世界だった――。生きづらい女の道を様々な角度から見直してポジティブに乗り切るための"気づき"に溢れたエッセイ。 私は「ブス」という言葉が嫌いだ。軽い憎しみすら覚える。 自分はブスだと悩み、ブスゆえに引っ込み思案になり、ブスゆえに可愛いファッションから遠ざかっていた思春期、アートの世界に没入した私は、そこで「何者」かにならねばと思った。そして、ブスの呪いから逃れようとした。 しかし意外と甘かったなとすぐに気づいた。男性は単に作家やアーティストと言われるのに、女性には美人作家とか美人アーティストという言葉がある。女の美醜について、人々が一切何も言わない世界はないのだ‥‥‥。 そうこうするうちいつのまにか、ブスどころかいいおばさんになっていた。ブスという分母の上に、おばさんという
「お絵描き文化」の特異な発達を遂げた国、日本。「人は何のために絵を描くのか」、「人はなぜ描くことが好きに/嫌いになるのか」、「絵を描くとはどういうことなのか」――。さまざまな形で「絵を描く人々」と関わってきた著者が改めて見つめ直す、私たちと「お絵描き」の原点。 絵を描く人々 第10回 描くことの光と闇 昔、芸大受験のために通っていた予備校のクラスで、一人だけなかなか描き方の習得ができない学生がいた。 他の学生が石膏像を前に構図を決めている時、彼はいきなりその石膏像の顔の中心を描いていた。他の部分はアタリもつけていない。ひたすら、像の鼻の付け根と二重まぶたの周辺を描いている。しばらく経ってふと見ると、顔の半分だけが克明に描き上がっている。しかし他の部分は真白のまま。 当然、全体が出来上がってきた時には形に歪みが生じたり、構図が偏ったりしていた。講師には何度も注意されていたが、彼はどうしても細
「お絵描き文化」の特異な発達を遂げた国、日本。「人は何のために絵を描くのか」、「人はなぜ描くことが好きに/嫌いになるのか」、「絵を描くとはどういうことなのか」――。さまざまな形で「絵を描く人々」と関わってきた著者が改めて見つめ直す、私たちと「お絵描き」の原点。 絵を描く人々 第9回 絵が描けるといい仕事 絵を描くのが好きでずっと趣味で続けている人がいる一方、それを仕事に生かしたいという人も少なくない。13歳のハローワーク公式サイトを見ると、絵が好きな人に向いた仕事がたくさん紹介されている。 まず、画家やマンガ家やイラストレーター、絵本作家、アニメーター、グラフィックデザイナー、絵付け師といった、絵を描くことが中心となっている仕事。裾野も広いが、上のほうには腕っこきがひしめきあっていて狭き門。職業として生計を立てていける人は、志望者全体のわずかである。 仕事の過程でデッサンやクロッキーやスケ
「お絵描き文化」の特異な発達を遂げた国、日本。「人は何のために絵を描くのか」、「人はなぜ描くことが好きに/嫌いになるのか」、「絵を描くとはどういうことなのか」――。さまざまな形で「絵を描く人々」と関わってきた著者が改めて見つめ直す、私たちと「お絵描き」の原点。 絵を描く人々 第8回 ヘタウマの功罪 3年ほど前、yahoo!知恵袋に、こんな投稿があった。 "私はイラストレーターをめざしている者なのですが、いわゆる〝へたうま〟と呼ばれるジャンルのイラストを、どうしても理解ができません。世の中にはびこるこの〝へたうま〟のイラスト達が認められているのを見ると、本当に本当に腹が立ちです。 私は美大に通って、毎日毎日デッサンをしました。どうしてかというと、いわゆる〝へたうま〟ジャンルが憎いからです。デッサンの基本もなっていないフニャフニャしたイラストを見ると、本当に腹が立ちます。私は基本のデッサンが描
「お絵描き文化」の特異な発達を遂げた国、日本。「人は何のために絵を描くのか」、「人はなぜ描くことが好きに/嫌いになるのか」、「絵を描くとはどういうことなのか」――。さまざまな形で「絵を描く人々」と関わってきた著者が改めて見つめ直す、私たちと「お絵描き」の原点。 絵を描く人々 第7回 自画像と似顔絵をめぐって 絵という絵の中で一番面白いモチーフは、「顔」だと思う。それも、モデルが実在の人の場合。 顔には、善かれ悪しかれその人自身の歴史が滲み出るという。彼/彼女を描いている絵描きとの関係、描かれたシチュエーションなど、周辺情報も掘り出すと興味深いものだ。 顔を描いた中でもポピュラーなのが、自画像と似顔絵だ。前者は学校の美術の課題によく出るし、後者は多くの人がわりと気軽に描いている。ただこの二つ、同じ顔とは言え、かなり種類の違うものだ。 たとえば、自画像はある程度時間をかけ克明に描く場合が多く、
「お絵描き文化」の特異な発達を遂げた国、日本。「人は何のために絵を描くのか」、「人はなぜ描くことが好きに/嫌いになるのか」、「絵を描くとはどういうことなのか」――。さまざまな形で「絵を描く人々」と関わってきた著者が改めて見つめ直す、私たちと「お絵描き」の原点。 絵を描く人々 第6回 演出と詐術の世界にようこそ 「だまし絵」というジャンルがある。一見人の横顔、しかしよく見ると、各部位は全部リアルな野菜。17世紀のイタリアの画家、アルチンボルドの絵だ。浮世絵にも同様の、さまざまなポーズをとった人体で顔が構成されているユーモラスな騙し絵がある。 エッシャーの精密なイリュージョンの世界に魅了された人は多いだろう。ダリ、マグリットといった画家たちもだまし絵的な手法をよく使っている。トリックアートと言って、建物の壁面に本物そっくりの窓や扉を描く画家もいる。「本物みたいだけど全部嘘っぱちだよ」という見せ
「お絵描き文化」の特異な発達を遂げた国、日本。「人は何のために絵を描くのか」、「人はなぜ描くことが好きに/嫌いになるのか」、「絵を描くとはどういうことなのか」――。さまざまな形で「絵を描く人々」と関わってきた著者が改めて見つめ直す、私たちと「お絵描き」の原点。 絵を描く人々 第5回 人体デッサンのハードル 絵描きになりたい人も、彫刻家になりたい人も、漫画家やイラストレーターになりたい人も、ファッションデザイナーになりたい人も、人体の構造や形態を勉強せねばならない人のすべてが必ずチャレンジするのが、人体デッサンや人体クロッキー。その中でも、ヌードは中心的モチーフだ。 ヌードと聞いて、女性モデルを思い浮かべる人は多いだろう。周囲を見渡しても、古今東西の名画から雑誌のグラビアまで、数としては女性のほうがずっと多い。画家=見る者=男、モデル=見られる者=女、というジェンダーは根強いようだ。 実際は
「お絵描き文化」の特異な発達を遂げた国、日本。「人は何のために絵を描くのか」、「人はなぜ描くことが好きに/嫌いになるのか」、「絵を描くとはどういうことなのか」――。さまざまな形で「絵を描く人々」と関わってきた著者が改めて見つめ直す、私たちと「お絵描き」の原点。 絵を描く人々 第4回 美大受験狂想曲 デッサン、入試で検索すると、石膏デッサンや静物着彩などたくさんの画像が出てくる。いろいろな美大受験予備校のホームページに掲載されている、受験生の作品が大半だ。わざわざ宣伝として使われているのだから、当然上手い。 そういうものを取り上げた掲示板サイトでは、「なにこれ、うますぎ」「凄い!超絶技巧」「芸大にはこんなモンスターがゴロゴロいるのか」という驚きの書き込みが並んでいる。世間一般の目からすると、対象をそっくり克明に描くという技術は、まるで魔法のように見えるらしい。 しかしそれは魔法でも何でもなく
「お絵描き文化」の特異な発達を遂げた国、日本。「人は何のために絵を描くのか」、「人はなぜ描くことが好きに/嫌いになるのか」、「絵を描くとはどういうことなのか」――。さまざまな形で「絵を描く人々」と関わってきた著者が改めて見つめ直す、私たちと「お絵描き」の原点。
「お絵描き文化」の特異な発達を遂げた国、日本。「人は何のために絵を描くのか」、「人はなぜ描くことが好きに/嫌いになるのか」、「絵を描くとはどういうことなのか」――。さまざまな形で「絵を描く人々」と関わってきた著者が改めて見つめ直す、私たちと「お絵描き」の原点。 絵を描く人々 第3回 絵が苦手になる子ども 幼い頃は思うがままにお絵描きに没頭し、小学校低学年頃までは自由に楽しく描いていた子どもが、次第に描くことに対する興味が薄れたり、苦手意識をもつようになっていったりする。これは実は、当たり前のことである。それが「大人になる」ということなのだから。 などと言うと、絵を描くのが好きな大人の人はムッとするだろうか。 絵には、子どものその時の精神状態や興味のあり方といった 「心的現実」が色濃く反映される。ことに、言語コミュニケーションが十全な発達を遂げていない時期の幼児にとっては、お絵描きがその時々
21世紀を迎えてはや幾年、はたして僕たちは旧世紀よりも未来への準備が整っているだろうか。乱脈と積み上げられる情報の波を乗り切るために、かつてないほどの敬愛をもって著者が書き下ろす21世紀の青山正明アーカイヴス! << 前回の記事を読む ロリコンにおける青山正明(1) 今回から青山正明の各論に移る。最初は青山正明の80年代の武器である「ロリコン」をテーマに見ていくが、まずはロリコンとは何かの前提知識と、80年代以前の簡単なロリコン史をおさらいしておきたい。その上で青山正明が何をしたのかを知るほうが理解が深まるだろう。 ロリコンとはロリータ・コンプレックス(lolita complex)の略で、少女偏愛趣味をいう。ロリータ・コンプレックスの語源は、ロシアの作家ウラジミール・ナボコフ(Nabokov,Vladimir Vladimirovich。1899年生/1977年没)の小説『ロリータ』(1
「お絵描き文化」の特異な発達を遂げた国、日本。「人は何のために絵を描くのか」、「人はなぜ描くことが好きに/嫌いになるのか」、「絵を描くとはどういうことなのか」――。さまざまな形で「絵を描く人々」と関わってきた著者が改めて見つめ直す、私たちと「お絵描き」の原点。 はじめに 「お絵描きの好きな国民性ランキング」を作ったとしたら、日本はおそらくベスト10のそれも上位に入るのではないでしょうか? 最初に「日本人ってお絵描き好きが多いんだ」と思ったのは昔、『週刊朝日』に連載の「山藤章二の似顔絵塾」を知った時。プロではないたくさんの人々が、こんなに上手い似顔絵のイラストを描いていることに驚きました。 遡れば日本最古の似顔絵は、法隆寺金色堂の天井柱に裏に職人や工人によって悪戯描きされたものでした。対象の特徴を捉えデフォルメしていると思われる、なかなかの筆遣い。唐招提寺や平等院鳳凰堂にある落描きにも、確か
戦後に登場し、都市の暗がりなどで密かに売買されたエロ写真の数々。「下品」の烙印を押されてきた一方、それらは戦後性風俗の象徴であり、戦時中における庶民の悲惨な現実と対応した貴重な資料でもあった――。一般公開が許されなかった約300点に及ぶ膨大な量のエロ写真を集めた意義深い1冊が発売!! 『昭和封印写真発禁本 戦後封印された日本人の性いまふたたび』 太平洋戦争の敗戦後、巷には膨大な量のエロ写真が流れ出た。大阪・梅田では昭和20年9月2日にエロ写真売りがいたことがわかっている。9月2日といえば敗戦から2週間め、アメリカの戦艦「ミズーリ号」の甲板で、無条件降伏の調印式が行なわれていたさなかのことである。エロ写真はその後も間断なく売り出され、都会の路地の暗がりで、チンピラ風の男が「お客さん、面白い写真があるよ」といって誘う風景が、戦後の風物詩として定着した。 敗戦後に巷に溢れたエロ写真は、ストリップ
■真魚さんからのテーマ「一番最初にエロいと思った映画 編 真魚さんとターHELLさんによる映画談義、お互いにテーマを挙げていただいて、そのテーマにまつわる映画のお話をしていただく企画です。まず最初は真魚さんからのテーマで「一番最初にエロいと思った映画」。 真魚八重子(以下「真」)わたしは『時計じかけのオレンジ』です。 ターHELL穴トミヤ(以下「タ」)そんなエロかったっけと思って見直したんですけど、あそこですかね? あの、作家の家に押し入って妻を......。 真 はい、夜中にマルコム・マクダウェルたちが作家のおうちに乱入して。若い奥さんがいて、赤いニットで全身パンタロンみたいな服を着てる。で、ハサミで乳首のところだけ丸く切り取っておっぱいだけ出るってのを、11歳の時に映画館で観たんですよ。兄と(笑)。超気まずいし、エロいし。凄いなぁと思って。 タ あ、やっぱりあそこなんですね(笑)。服の
(C)2014 Chapter 2 - Orange Studio - Pathe Production - Norsean Plus S.L - Paradise Lost Film A.I.E - Nexus Factory - Umedia - Jouror Developpement おもしろい!この映画、始まった途端に主人公がドツボにはまっている。「パブロが呼んでいる」と呼び出されて、連れて行かれた先の山奥の基地。そこで一室に集められ、最強の大ボス、エスコバルがこれから出てくるらしい。どんな奴が来るんだ......と恐怖が膨らんでるところに、ついにやってくるベニチオ・デル・トロのファッションが、上にジャージで、下が短パン。コンビニに行く途中をパパラッチされたマラドーナみたいで拍子抜けする。 パブロ・エスコバルといえば、南米のゴッドファーザーと呼ばれたコカイン王で、一時はフォーブス
Internet radio program series,"waiwai radio by Barbora and Nahoruru". ばるぼらとなほるるのワールドワイドラジオ 第1回 WEBスナイパーがお届けするインターネットラジオ番組「ばるぼらとなほるるのワールドワイドラジオ」、この番組はネットアイドルユニット「ルルノアール」のお二人が 最新の気になるトピックを紹介する番組です。 ばるぼらさんとなほるるさんのお二人がパーソナリティを務めるネットラジオ番組が始まります!
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