アタマコンクリ台湾に残った日本語は、日本統治時代を経験した日本語話者の減少で年々と少なくなっているが、それでも根強く残っている単語は多い。 その中でも、一風変わった「日本語」を今回紹介する。それが今回の主役、「アタマコンクリ」である。 台湾のTVやラジオを聞いていると、しょっちゅう聞くわけではないが、時折耳にする。実際に聞くと明らかに日本語なのだが、なんとなく意味がわかるようなわからないような、少し不思議な香りがする言葉である。 「アタマ」は「頭」ということは、難なくわかる。では「コンクリ」は何か。これは「コンクリート」のことで、今でも業界ではコンクリートの略称として使われる。私個人も「コンクリ」と言うこともある。 「アタマコンクリ」を日本語で書くと、「頭コンクリ」。 頭がコンクリートのような奴→頭がコンクリートのように固いとなり、「頭が固い、融通の利かない人」という意味となる。日本語でい