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ドラクエ3
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これが smc PENTAX-FA43mmF1.9 Limited の描写の一例 リコー・PENTAX K-1 Mk2 + smc PENTAX-FA43mmF1.9 Limited 3本のFA Limitedレンズのうち、まず「smc PENTAX-FA43mmF1.9 Limited」から設計と開発が始まりました。当初は、そのスペックをどうするか侃々諤々があったようです(PENTAXのいつものことですけど)。プラスチック鏡筒にする、なんて案も出たそうです。 結局、贅沢な(当時としては)アルミ削り出し加工のレンズ鏡筒と、高品位でクラシカルなデザインにした43mmが発売されました。PENTAXは、売れてくれるかどうかそれがイチバン心配だった。 しかしPENTAXの弱気な予想と違って、たくさん売れました。そこで気をよくして俄然、やる気満々になりました(これまたPENTAXのいつものことですが
ニコン・D850 +タムロン・SP 70~200mmF2.8 Di VC USD G2 いきなり役にも立たない話からはじめるが、D850のようなカメラを通常、わたしたちは一眼レフカメラとよんでいるが、それをニコンの正式型式名では「レンズ交換式一眼レフレックスタイプデジタルカメラ」と長ったらしい言い方をしている。 ちなみにキヤノンでは、「デジタル一眼レフレックスAF・AEカメラ」、リコー/ペンタックスでは、「TTL AE・AF一眼レフデジタルカメラ」と言っている。 それぞれの正式型式名に共通している「一眼レフ」カメラの最大の魅力こそが、光学ファインダー。 光学ファインダーにはむろん欠点があれこれあるのは承知の上だが、文字通り眼の延長として撮影シーンを観察できる、撮影構図のフレーミングに集中できる、高速で微妙に変化するシーンをリアルタイムで見続けられる、撮影結果に至るまでの想像力と創造力が広が
ニコン・D850 +AF-S Micro NIKKOR 60mmF2.8G ED D850は4545万画素の高画素で記録できて、最高ISO感度は最高ISO102400相当で撮影可能だし、この高画素で7コマ秒から最高9コマ秒の高速連写ができる、電子シャッターによるサイレント撮影モードも備え、フォーカスシフト機能があり、AF性能も良くなりAF測距ポイントも大幅増だし、カメラ内でRAW現像の一括処理ができるし、フルフレーム4K動画やその動画から静止画の切り出しも可能で、ファインダー倍率は0.75倍になったし・・・。 などなど、と新しい機能や機構がいっぱいあって詳しく説明していけばキリがないからこのへんでやめる。 ま、そんなカメラですよ、D850って。 そのD850の撮影機能の中で、「おおっ、ようやく対応してくれたかっ」と"感動"したのが「ネガフィルムデジタイズ」のモードだ。 ネガフィルムデジタイ
リコー・HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW + PENTAX K-1 Limited Silve 逆光に強いレンズだ。ゴーストを出してみようとイジの悪いシーンをいくつも撮ってみたが「期待するほど」のゴーストが出てこない。まったく出ないというわけではないが、出てもほんの小さく薄いもの。 この★50mmF1.4に限らず最近のPENTAXのレンズはズームであっても、ほんとゴーストが出にくくなった。ゴーストやフレアを防止するためにレンズフードの必要もないのではないかとさえ思うほどだ。 ぼけ味はナチュラルで上品。図々しくなく、柔らかなぼけでぼくは好き。 ピントが合ってシャープなところから大きくぼける部分まで、なだらかに自然にぼけていく。いわゆる、つながりの良いぼけである。このような良好な(個人的な好み)ぼけと、高解像力を両立するのは球面収差の残し具合が難しく、ペンタックスよ
リコー・HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW + PENTAX K-1 いきなりだけど、余計な話から。 デジタルカメラが成熟期に入って(いまがそうだろう)、カメラやレンズの性能はフィルムカメラ時代とは比較にならないほど「進化」した ━━ 断っておくが進化したのは解像描写力などの数値で判別できる要素であって、アナログ的な描写性能については「進化した」とは言い切れないように思う ━━ 。 そんなデジタルカメラと交換レンズを使って解像力や収差などをチェックするときは確実なピント合わせが必須。ぶらさないで撮ることも絶対条件。 ところが正確で確実なピント合わせが求められるとき、全幅の信頼をおいてAFでの撮影はできない。AF性能は、だいぶ性能向上したと言えども、まだフィルム時代の基準を引きずっているところもあり、ごくごくわずかな偽合焦(ピンぼけ)してしまうこともある。 とくに高
リコー・HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW + PENTAX K-1 Limited Silve 昨年のことだが、10月末にリコーから2本の新型交換レンズの発表があった。なんだか、ひさびさの新型レンズ発表のような気もする。 まず1本めはフルサイズ判用の単焦点レンズで「HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW」である。 昨年春のCP+2017でモックアップが参考展示されていたが、あのレンズがようやく正式に発売されることになった。発売は今年春の予定だが、価格はもちろんスペックも不明。いや、スペックは決まっているようだがリコーはまだ詳細は公表していない。仮称としてレンズ名とごく簡単な情報を発表しただけ。 その新型★50mmF1.4レンズを、なぜか使わせてくれることになった。 「まだまだベータ版だけど、使ってみますか?」と言われて「もちろん」と即答。
オリンパス・OM-D E-M1 Mk2 + M.ZUIKO DIGITAL ED45mmF1.2 PRO 前回のつづき。長文。 大口径レンズを使って、明るいF値(開放絞り値またはそれに近い絞り値)で撮影するときは正確に、確実にピント合わせをすることがなによりも重要だ。そして、これが思った以上に難しいけど大口径レンズを活用する大事なポイントでもある。 そこで、正確に確実にピントを合わせて撮る方法として、ぼくの経験上のアドバイスになるけれど以下の3つを挙げておきたい。 (1) 基本的にAFを活用する ━━ ただし注意すべき点はあるが (2) 三脚を使う、またはカメラが前後に動かないように工夫する (3) ライブビュー画面で拡大表示にしてMFでピント合わせする 話をすすめる前にちょっとひと言。それは「どこにピントを合わせて撮るか」をはっきりと決めているという前提が必要。漫然と「だいたい、そのへん
オリンパス・M.ZUIKO DIGITAL ED17mmF1.2 PRO + OM-D E-M1 Mk2 マイクロフォーサーズの大口径レンズが出てくると、いつものことだが「フルサイズ判やAPS-C判のレンズと比べるとぼけが小さい」とハンで押したような話が出てくる。 マイクロフォーサーズでのぼけの大きさは、APS-C判だと約1絞りぶん、フルサイズ判では約2絞りぶん「絞った状態」と同程度のぼけしか得られないというのだ。 たとえばマイクロフォーサーズのカメラでレンズ絞り値をF1.2にしたときのぼけの大きさはAPS-C判カメラのF1.7でのぼけと同じ、フルサイズ判カメラではF2.4でのぼけの大きさと同じ、と、いちおう、そういうことになっている。 たしかに、それはその通りで間違いではない。 しかし、センサーサイズの小さなカメラではぼけないのか、といえば、それは決してそうではない。撮影のやり方、使用す
オリンパス・OM-D E-M1 Mk2 + M.ZUIKO DIGITAL ED45mmF1.2 PRO オリンパスにはレンズ設計などのカメラ関連の製品開発をする部門のほかに、ぼけ味やゴースト/フレアなどの「良いレンズ」や「良い画質」につながる基礎研究をする部門が別にある。そこでは撮影用レンズのほかに顕微鏡や医療関係の光学製品に役立つ要素技術の研究をしているそうだ。 こんどのED45mmF1.2 PROやED17mmF1.2 PROレンズの設計開発では、レンズ設計部門とその基礎研究部門とが互いに連携を取り合いながら製品化させたという(とくにぼけ味について)。 ぼけ味やゴースト/フレアなどはレンズ設計者がみずからが味つけしたり調整したりするものだと思っていたのだけど(たぶん多くのメーカーはそうだろう)、オリンパスにはぼけやゴースト/フレアだけを専門に研究する人たちがいるんですね。むろん、レン
オリンパス・OM-D E-M1 Mk2 + M.ZUIKO DIGITAL ED45mmF1.2 PRO オリンパスはこのED 45mmF1.2 PROレンズの製品特徴のトップに『ボケの質と高い解像力の両立に徹底的にこだわった描写性能』を挙げている。 従来までは、美しいぼけと高い解像描写力とを両立することは大変に難しい、と言われつづけてきたことを考えれば"画期的"とでも言っていいのかも。 解像力のあるレンズを設計するには(ひとつの方法として)もろもろの収差をなくせばいいわけだが、ことはそう簡単ではない。加えて収差のないレンズ(無収差レンズ)を作ったとしても解像描写力は高まるがいっぽうで「美しいぼけ」を得られにくくなる。ぼけの輪郭部がくっきりとしてぼけ部が目立ってくる(似てはいるが二線ぼけ、リングぼけではない)。 いわば「図々しいぼけ」になってしまう。 この「図々しいぼけ=目立つぼけ」のレン
シグマ・16mmF1.4 DC DN Contemporary + ソニー・α6500 この16mmは"素のまま=デジタル補正せず"だと歪曲収差と倍率色収差がちょっと目立つ。周辺光量不足はF1.4開放絞り近辺で少しあるようだが ━━ ぼくはもともとそれほど気にならないが ━━ ちょっと絞ればすっと消える。 歪曲収差はあると言っても軽微なもので碁盤の目状のシーンを撮れば目立つかなという程度だろう。 でもソニーα6500には、レンズ補正の機能があって周辺光量補正、倍率色収差補正、歪曲収差補正のON/OFFができる。ONはただの強制ONではなくレンズ情報を読み取って最適な補正をするオートON。ディフォルト設定はオートON。 そのα6500のレンズ補正をON/OFFして撮り比べてみると、ON(オート)にしておくととくに歪曲収差と倍率色収差はキレイに消える。ただし軸上色収差はデジタル補正で消すことは
シグマ・16mmF1.4 DC DN Contemporary + ソニー・α6500 ミラーレスカメラ用の交換レンズ。APS-C判のセンサーサイズまでをカバーする。ソニーEマウントとマイクロフォーサーズのカメラ用にレンズが用意されている。 APS-C判のソニーEマウントカメラでは約24mm相当の画角になり、マイクロフォーサーズカメラでは約32mm相当画角のレンズとして使える。 このレンズの魅力はF1.4の大口径、最短撮影距離25cm、それと、とても描写性能が良いこと、その優れたレンズ性能のことを考えると価格が大変に安いことだ。 残念なことは、せっかくAPS-C判センサーをカバーするミラーレス用レンズなのに、キヤノンのEOS Mシリーズや富士フイルムのXシリーズに使える互換マウントのレンズがないことだろうか。 レンズの価格はシグマのオンラインショップで約4万8千円(税込み)。 ソニーのAP
タムロン・18~400mmF3.5~6.3 Di II VC HLD + ニコン・D500 タムロンの公式スペック表によると18mmから400mmまでズーム全域で、最短撮影距離は約45センチとなる。 以下はぼくの計測スペック。レンズ全長は18mm広角側のとき約12センチで、400mm望遠側にすると約21センチになる。この400mm時の最短撮影のとき、レンズ前面から被写体までのワーキングディスタンスは約15センチである。近からず遠からず、ちょうどいいディスタンスだ。 そこで、「うわぁ、600mm相当の超望遠で15センチまで近づいて撮影できれば超々クローズアップになるじゃないか」と喜ぶ人もいるだろうが、いやいや、ちょっと待て。 確かにそこそこのクローズアップはできるが、しかしこのときは400mm(600mm相当)の焦点距離とはならない。ここが肝心なこと。 その時の実焦点距離は、だいたい100m
キヤノン・EOS M6 + EF-M 18~150mmF3.5~6.3 IS STM いまひとつ、キヤノンの「やる気」が感じられないEOS Mシリーズ。キヤノン本気のミラーレスカメラには期待してるんだけどなあ。 キャノンのミラーレスカメラEOS Mシリーズには、いま、たった3機種しかラインナップされてない。ミドルモデルの新型M6、トップモデルのM5、そしてエントリーモデルのM10、この3機種だけ。M3がまだ"現役"だと思っていたらキヤノンのホームページから消えてなくなっている。 M10はコンパクトデジタルカメラよりもやや"気まし"といった感じのカメラである。こうして見ると結局、キヤノンのミラーレスカメラとして堂々と市場で勝負、ということになればM5とM6の2機種だけになってしまう。 あのキヤノンのことを考えれば、「2機種プラスワン」なんて、なんだかちょっと淋しくないか。 同じレンズ交換式カ
ニコン・D7500 +タムロン・16~300mmF3.5~6.3 Di II VC D7500の前モデルであるD7200とD500と比べると、D7200の<安っぽさ>が気になるが ━━ 現ユーザーのかた、すまんです ━━ D7500についてはそうした印象はまったくない。D7500はほんと、良いカメラです。 D7500はD7200の後継機種で6月に発売。APS-Cサイズ判(ニコンでいうところのDXフォーマット)のレンズ交換式一眼レフカメラ。 D7200の発売は2015年3月だから約2年ぶりのモデルチェンジ。その約2年の間、昨年2016年4月に同じDXフォーマットのD500が発売されている。D500はDXカメラの<トップモデル>で、D7200もD7500もその<下>のクラスのカメラになる。 こんなことをくどくど説明してもしょうがないですね、皆さんのほうがよくご存じのこと。 ところで、大型量販店
オリンパス・OM-D E-M10 Mark2 + M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro E-M10 Mk2には(小さな)不満点がふたつある。ひとつはメインスイッチがボディ左上にあること(ON/OFFがめちゃやりにくい)、もうひとつは記録カードがバッテリー室と同じであること。もし、E-M10 Mk2の後継機種が出てくるなら、このふたつが改善されてるといいけど、ボディが大きくなったりストロボがなくなったりしたらイヤだなあ。 M.ZUIKO DIGITALの30mmF3.5マクロレンズについては、以前、このブログで紹介したことがある。再び、ここで取り上げるのだが、その理由は、オリンパスのユーザーには1本あるとナニかと便利で役立つレンズですよ、ということをもう一度、伝えておきたかったため。余計なお世話だっ、という"偏屈な人"は読まんでいいです。 以前に30mmマクロ
リコー・PENTAX KP+HD PENTAX-DA 55~300mmF4.5~6.3ED PLM WR RE 今さらながらの解説ではあるが「PENTAX KP」は ━━ KPを製造している"元締め"が「リコー」で、できあがったKPの国内販売をおこなっているのが「リコーイメージング」で、「PENTAX」はリコーのレンズ交換式デジタルカメラのブランド名である ━━ APS-Cサイズ判の2432万画素CMOSイメージセンサーを使ったリコーのデジタル一眼レフカメラである。 那覇市の牧志公設市場の前で店番をする黒いテンガロンハットのおじさんを撮らせてもらう。 KPの特長は、(1)ペンタプリズム一眼レフカメラとしては小型軽量ボディであること、(2)最高ISO感度がISO918200という超高感度の撮影が可能であること、(3)大きさの異なるボディグリップが容易に交換できたり操作ボタンやダイヤルのカスタ
リコー・PENTAX KP+smc DA15mmF4 AL Limited ぼくはPENTAXのカメラがずっと昔から好きです。使っていると、そのカメラを開発した人たちや、製造した人たちの「気持ち」や「手のぬくもり」がいつも感じられます。だからKPのぼくの評価については「贔屓の引き倒し」と受け取られかねないけど、でも、いいのだ、良い悪いはべつにして好きなものは好きなんだから。 京都・先斗町(ぽんとちょう)。二人とはまったく関係ないが後方の左は歌舞練場。 皆さん知っての通り、KPはAPS-C判レンズ交換式の一眼レフカメラである。 で、PENTAXブランドのレンズ交換式一眼レフには、中判の645Z、フルサイズ判のK-1があって、APS-C判にはK-3 II、K-70の2機種がラインナップされていて、そこにKPが加わったというわけだ(いちおうK-S2があることはあるのだけど、ほぼ市場在庫のみ、と思
OM-D E-M1 Mark2については、ここのブログでお話しをしたことがない(たぶん)。しばらく停滞し更新をしなかったこのブログの再開にあたって、いまいちばん注目すべき機種のひとつであるE-M1 Mark2をとりあげてみることにした。 このE-M1 Mark2は、おそらく今年の「カメラグランプリ」ではないでしょうか(いまぼくはその選考委員ではないけど)。 いま賞をあげれば、オリンパスがもっとも喜ぶことがわかってるので(賞にあたいするのはむろんそれだけじゃないけど)ぼくとしてもぜひグランプリに推したい。 オリンパスの人たちの喜ぶ顔も見たい(数年前にあれだけツラいめにあったんだよ)。 じつは富士フイルムのGFX 50Sを見た時、そのデキのあまりの良さに感服してぼくは「これはカメラグランプリかな」と思ったぐらい。でも、実際にそれをまだ十分に使い込んでないので、なのにグランプリだと決めるのは無責
キヤノン・EOS M5+EF-M 11~22mmF4~5.6 IS STM もひとつ注目されていないようだけど、EOS M5は昨年2016年11月に発売されたミラーレスカメラで、そのMシリーズのトップモデルとなる(現在、M3、M10を加えて3機種がラインナップ)。 ようやく、というか、やっと、というか、このMシリーズで初めてEVFを内蔵したカメラでもある。ぼくなんぞは、MシリーズのカメラにEVFを内蔵したことを「よくやったぞッ」と高く評価するのだが、しかしキヤノンは、やや拍子抜けするほどEVF内蔵をアピールしていない。 キヤノンとしては、いまさら、という気もあったのかもしれない。その内蔵EVFにしたって、キヤノンらしい「さあ、どうだっ」というような機構や機能が備わってるわけではないから、控えめなアピールしかしていないだろう。 でも、使ってみたら(覗いてみたら)これがなかなか良い。アイポイン
カシオ・EX-FR110H カシオの小さな小さなアウトドアスタイルのコンパクトカメラ・FR110Hは、最高感度がISO51200もあって暗いシーンでも気軽に動画の撮影ができる。他の一般的なコンパクトカメラでは到底写らないようなシーンでも「写る」。同じカシオのコンパクトのFR100やZR4000と撮り比べてみると、いかにFR110Hが暗いシーンでよく「写る」かがわかる。 そんな話を続けた。 本日もそのFR110Hについての話で、もう一回だけ…。 一般的なコンパクトカメラと撮り比べてもFR110Hの「実力」はわかりにくい。世の中にはもっと高感度での画質のよいカメラや、もっと高ISO感度で撮影することができるAPS-Cサイズやフルサイズのセンサーを使ったカメラがたくさんある。それらと動画撮影をしてみて比べたら「さあ、どーなんだろうか?」と誰もが考えるだろう。 ぼくだってFR110Hを使い始めたと
カシオ・EX-FR110H カシオFRシリーズの超高感度モデルがこのFR110Hだ。最高ISO感度のISO51200で撮影ができる。静止画も動画も撮影できるが、暗いシーンの撮影が苦手な動画も手軽に撮影ができることがこのFR110Hの大きな特長だろう。 FRシリーズのカメラは耐衝撃、防水、防塵のアウトドアカメラである。レンズが内蔵されたカメラ部と、液晶モニターを内蔵したコントローラ部が取り外しができる。カメラ部を、たとえばヘルメットにセットして、コントローラ部のモニター画面を見ながら撮影もできるから"ウエアラブルカメラ"とも言える。 カメラ部とコントローラー部はBluetoothを使い静止画も動画もリアルタイムに画像を確認することが可能。 FRシリーズには現在、16mm相当の画角で撮影できるFR100、185度画角の全天周画像が撮れるFR200があり、それに加わったのが20mm相当画角で超高
ニコン・D5600+AF-P DX NIKKOR 70~300mmF4.5~6.3G ED VR D5600はつい先月の発売で、D5500(2015年2月発売)の後継機種である。 ボディサイズはどちらもまったく同じ、重さがわずかに新型D5600のほうが軽い(といったって5グラム程度だけど)。両方ともタッチパネル式のバリアングルモニターだし、撮影機能などの基本性能はほとんど同じ。 大きな「違い」と言えば、新型D5600には Bluetooth と NFC の機能を内蔵して、ニコンがチカラを入れている画像自動転送システムの SnapBridge に対応したことぐらいか。 ご存じのように Bluetooth は iPhone などのスマホやタブレットのためで、NFCはおもにAndroid系スマホのための"お手軽"通信機能。そららを使ってスマホとペアリングすれば、あとはカメラ内蔵のWi-Fiを利用
シグマ・85mmF1.4 DG HSM Art+キヤノン・EOS 5D Mk4 シグマの新型85mmレンズを使ってみての不満は大きくて重いこと。描写性能がいいのだから、多少の大きさ重さはガマンしろという意見はもっともだとは思うが「大きさ重さ=操作性」と考えればいささか使いづらいレンズではある。 操作性を犠牲にして描写性能を優先させたシグマの考え方をまったく否定するわけではないが、優れた操作性と描写性能を「両立」させた次世代のレンズを、ぜひシグマにはチャレンジして欲しい。シグマのいまの技術力(設計力と製造力)と勇気力(果敢な挑戦力)をもってすれば不可能なことではないと思う。 操作性といえば、新しいプロダクトライン(コンテンポラリ、アート、スポーツ)を始めてから、とくにアートラインのレンズで手ぶれ補正内蔵がほとんど出てこない。大口径で優れた描写性を狙ったレンズを作ることに徹しているようだ。 な
オリンパス・PEN E-PL8+M.ZUIKO DIGITAL ED 30mmF3.5 Macro E-PL8は、約2年前に発売されたE-PL7をマイナーチェンジした後継機種。 聞くところによると、今年の夏前には発売予定だったのだが熊本地震、つまりソニーのイメージセンサーの工場が地震による被害を受けて一時ストップしてしまったために、その供給が受けられず伸びに伸びて11月の発売となった。 同じように他のカメラメーカーでも、発売時期が遅れたり商品の"品切れ"が続いたりした機種がたくさんあった。 熊本地震の影響はソニーの工場だけでなく、他のデジタルカメラ用の電子機器部品を作っている工場も熊本にいくつかあったらしく、そこも被害を受けて各カメラメーカーにとっては大変だったようだ。 言うまでもないことだが、もちろん、いちばん大変な被害を受けて困ったのは熊本県とその周辺で生活をしている人たちで、そういう
カシオ・EX-ZR4000 前回のブログで、このZR4000には注目すべき3つの特長がある、と述べた。繰り返しになるがその3つとは、(1) 19mm相当の広角画角からの5倍ズーム、(2) 19mm超広角画角とトリミング、動画を組み合わせた撮影機能・ワイドビューフォト、(3) 大変に完成度の高い超解像撮影モード・プレミアムズーム。 ワイドビューフォトがどんなものかについて説明すると長くなるので省略。その替わり(と言っちゃナンだけど)、下に貼り付けた動画を見てもらえばだいたいの様子がわかってもらえると思う。ワイドビューフォト撮影をすると5秒ほどの動画ができる。下の動画は1つだと短すぎるので2つの撮影シーンをつなぎ合わせたもの。動画はVGAサイズのMOVファイル。ワイドビューフォトの撮影機能には、いくつかの小さな不満もあるが、でもカシオのアイディアとチャレンジを褒めたい。今後の展開に大いに期待し
カシオ・EX-ZR4000 東京都内で、たとえば六本木や代官山、青山あたりの街をカメラを持って歩く若い人たち(とくに女性)が、最近多くなったような気がする。 ぼくの気のせいかもしれないが、そうした人たちが持っているカメラは、黒くて大きな一眼レフカメラばかりなのだ。意外なことに、ミラーレスカメラをあまり見かけなくなった(まったく見ないというわけではないが)。若い女性がなぜミラーレスカメラでなく一眼レフカメラなのか、そのへんの事情がよくわからない。 いっぽう、コンパクトカメラはといえば、これがさっぱり見かけない(皆無と言ってもいい)。夕べも、恵比寿ガーデンプレイスで始まったクリスマス・イルミネーションを見てきたら、ほとんどの人たちがスマートフォン、ときどき一眼レフカメラ、という風景でありました。 このようなコンパクトカメラ不人気は日本国内だけの現象かもしれないが、しかし、そうした厳しい状況であ
ニコン・AF-S NIKKOR 105mmF1.4E ED + D810 ここ数年、ふたたび写真レンズの性能が、描写、機能ともに著しく良くなってきているように思われる。 レンズが良くなってきたなあと感じた「節目」が2つほどある。 ひとつの「節目」はフィルムカメラからデジタルカメラに切り替わってしばらくした頃だろうか。フィルムカメラではほとんど問題にならなかったあれこれが、デジタルカメラになって次々と顕在化してきた。イメージセンサーに光が反射してゴーストを発生させたことなどが一例だ。それらに対応すべく対策を施したり修正を加えたりしたレンズが出てきて(出さざるを得なくなって)結果的に性能も向上してきた。 もうひとつの「節目」はイメージセンサーの高画素化と画像処理技術の向上によるデジタルカメラ高画質の時代に入った頃だ。冒頭に言った「ここ数年」のことである。 レンズの描写性能のレベルを大幅に向上し
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