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posted by 荒木優太(日本文学研究) 2013年2月20日に自費出版した文学研究書『小林多喜二と埴谷雄高』(ブイツーソリューション、文庫、税込840円)をAmazonで発売してから、一年経った。「マガジン航」でもその出版事情について書かせてもらったが(この記事を参照)、このたび、契約した半年区切りの二度目の決算通知が来たので、ここに報告したい。通知によると、発売から翌年1月末日の期間で計69部の売上、印税額は合計2万8980円になった。 しかしながら実際には、これは実売部数ではない。もう少し多く売れている。というのも、ネット販売の他に対面販売(手売り)もしていたからだ。それはおおよそ30部程売れたから、3月の今現在で合計すると大体100部というのが実売部数だと思われる。全部で150部刷り、そのうち20部ほどは献本で消費したので、大体ははけた状況だ。この場を借りて、お買い求め頂いた方
1)T-Time用ライセンスキーについて T-Time用ライセンスキーは、2013年7月24日より一般公開いたしました(無償)。 本ライセンスキーを利用することで、書き出し機能を制限なくご利用いただくことができます。 一般公開ライセンスキーをご要望の方は、以下の「T-Time ライセンスキー」ボタンをクリックしてください。 ライセンスキーが記述されたPDFを閲覧することができます。 2)azur用ライセンスキーについて azur用ライセンスキーは、2013年7月24日より一般公開いたしました(無償)。 本ライセンスキーを利用することで、30日の試用期間を過ぎても、azurをご利用いただくことができます。 一般公開ライセンスキーをご要望の方は、以下の「azurライセンスキー」ボタンをクリックしてください。 ライセンスキーが記述されたPDFを閲覧することができます。
posted by ボブ・スタイン(Bob Stein) 私は IfBookThenコンファレンスのためにミラノに来ている。私は「コリエール・デラ・セラ」(イタリアの大手新聞社)から、この会合に寄せて同社の週刊誌「ラ・レトゥーラ」に掲載する意見記事を依頼された。その記事に私は次のようなことを書いた。[注:原文は3月18日に書かれた。IfBookThenコンファレンスの登壇者一覧はこちら。ボブ・スタインのプレゼンテーション映像はこちら] 本の未来 30年以上前に紙から電子出版に乗り出した者として、私はしばしば「本の未来」について詳しい解説を求められる。率直に言って私はこの質問の意味がよくわからない。とりわけ簡潔な説明が要求される場合には。初心者にはより具体的な説明が必要になる。私たちはこれから2年先の話をしているのだろうか。いや10年、それとも100年? そもそもこの問いにおいて「本」とはい
posted by 西牟田靖(ノンフィクション作家) 新宿から電車で西へ1時間あまり。電車を降り、駅の外に出て、歩き始めると周囲は次第に郊外の光景となっていった。高い建物はなくなり、そのかわりちらほら紅葉が混じる林と、うねうねカーブする渓流が現れる。橋を渡り、沿道に杉林が広がる坂道をひとしきり上ったあと、坂の途中で右に折れ、少し下る。するとこぢんまりとした集落が見えてきた。 集落の一角には目的地の建物があった。二階建ての全面が薄い水色の建物は廃校になった田舎の小学校の趣きで、思いのほか小さかった。 とても辺鄙なところにある「館」 訪問前に確認したこの建物の公式ホームページには次のように書かれていた。 1997年3月、少女まんがすべての永久保存を目指し、 東京都西多摩郡日の出町の地に産声を上げた、少女まんがの専門図書館(の赤ちゃん)です。 通称は“女ま館”といいます。 古いけれども広~い一軒
Windows版Mozilla Firefoxの方はこちら。 Firefox 20以上では、Crochetは動作しません
posted by 大原ケイ(Lingual Literary Agency, NewYork) 日本の電子書籍にまつわる一連のバカ騒ぎと、私個人の仕事(翻訳権売り込み業)とは本来あまり関わりのない話なのだが、本の電子化という過程において、これからはおそらく著者と出版社の間で電子化権を誰が預かり、印税をどうするのかという話をしなければならなくなるだろう。つまりは契約だ。その話し合いに果たして日本でもリテラリー・エージェントという“クッション”が必要かどうかを考えてみる。 日米での出版契約の違い 日本で出版社から本を出すことになった場合、当然のように担当編集者が話を進めるその「本を出す」という行為は、オフセット印刷の紙の本を、日本語で書き、日本国内で販売することを指す。だがそのディテールについてはかなり曖昧で、著者はとりあえず〆切りと提示された頃に、だいたいの目処で決められた枚数内の原稿を編
posted by 西牟田靖(ノンフィクション作家) 友人たちと4人で住んでいた3階建ての一軒家から、木造2階建てのボロアパートへ、2000冊近くの蔵書を移したところ、床が完全に本で埋まってしまった。その様子を写真に撮り、ネット上に公開したところ、まったく違う意見を同時に寄せられた。「床が抜ける」というものと「それぐらいじゃ抜けない」というものだ。 いったいどちらが正しいのだろうか。「本で床が抜ける」という話はときどき噂話として聞くことがあるが、都市伝説ではなく、ほんとうに抜けたりするのだろうか。三面記事を探ったり、専門家に話を聞いたりして、真相を探ってみた――というのが、前回の記事(「本で床は抜けるのか」)のあらすじである。続編の今回は床抜け問題について、さらなる実例や、床が抜けないようにする方法について考えてみたい。 恐ろしい話 軍事ジャーナリスト加藤健二郎さんが話してくれた「本で床が
posted by 大原ケイ (Lingual Literary Agency, NewYork) アップルは1月19日、ニューヨークで電子書籍リーダーソフトiBooksの新バージョンであるiBooks2と、マルチメディア電子書籍が簡単に作れるオーサリングツールiBook Authorを発表した。 今回の発表の場がガジェットやIT産業の中心であるシリコンバレーではなく、ニューヨーク(グッゲンハイム美術館)だったのは、教科書を含めた従来の「本」を作っている中心地がニューヨークだから。ちょうど今、サイエンスに力を入れた高等教育機関の教育改革を提唱し、具体的に動き出しているのがブルームバーグNY市長だ、という背景もあるかもしれない。ちなみにマスコミへの招待状も、こんなデザインだった。 だが、アップルが何か発表すると、米国にも増して過剰にもてはやす日本の「林檎信者」には申し訳ないが、これはこれでメ
posted by 江口晋太朗(MediaThink) 古書の街・神田神保町。明治時代から続く書籍の街として有名な地域ですが、本を読む人口がしだいに減っているせいか、全盛時にくらべると賑わいも衰え、とくに若い人の来る機会が減っています。そうしたなかで、神保町では新しい試みがおこなわれています。街の中心にある「本と街の案内所」の中に、未来の読書環境の提案をおこなう実験室「e読書ラボ」が併設され、9月30日に正式オープンしたということを聞きつけたので、さっそく取材してきました。 電子書籍端末が体験できる「e読書ラボ」 まず、このe読書ラボが所在する「本と街の案内所」についての説明です(公式ブログはこちら)。 神田神保町地域には古書店170店舗、新刊書店30店舗があり、各種出版社も軒を連ねる世界有数の地域として発展してきました。歴史がある古書店には医学書や文芸書などそれぞれ得意分野があり、自分が
posted by 鎌田博樹(EBook2.0 Forum) GALAPAGOSタブレット(10.8型と5.5型)の自社販売を9月で終了するというシャープの発表は、メディアによって「撤退」と報じられ、同社は急遽、それが「誤報」であるとする記者会見を開かねばならなかった。 この夏に7型タブレットの新製品を出したばかり(イーアクセスが販売)のことで、通常ならこんな「誤報」は生まれない。ところが、世間(を反映するメディア)はGALAPAGOSが終わる、と短絡・直感した。その意味は軽くはない。これほどデリケートなことに関してシャープが鈍感であったはずはないので、ただ苦しい説明を避けたのだと思う。では何が言いにくかったのか? なぜ人々は「誤解」したのか? シャープは昨年末に発売した2機種の販売終了を発表。 出版における「プラットフォーム」の重み GALAPAGOSのオリジナル製品は「日本的」美意識に
年齢を重ねるごとに増える、白髪の悩み。「染めてもすぐ出てくる白髪にうんざり」「白髪染めはダメージが心配…」と思っていませんか?そんな人にオススメなのが、「白髪ぼかし」です。白髪を全体の髪色になじませるから、白髪が目立たなくなるんですね。髪...
posted by 藤井あや(漫画家 日本Kindleの会管理人) あとがきにかえて ここまでお読み下さり、ありがとうございました。 漫画で描いたとおりAmazonは電子書籍の分野において日本の数歩先を歩んでいます。日本語対応も公式発表はされてはいないものの、近い将来実現するでしょう。 また2010年5月末にはAppleのiPadも日本で発売されます。海外製の読書用端末、電子書籍プラットフォームが本格的に日本にやってくるということ。私はこれを歓迎すると同時に、電子書籍に対して消極的な日本の出版業界に不安を覚えるのです。書籍というのはその国の文化や価値観を支配する強力な武器となり得るからです。 是非日本でも業界全体での電子書籍の前向きな取り組みと迅速な対応を、心より願っております。 ■関連サイト ・日本Kindleの会 ・Kindle Software Update Version 2.
インストール前に、ブラウザを終了してください。 ダウンロードした「Crochet_1105_Installer.exe」ををダブルクリックしてください。 [Crochet setup 自己解凍書庫]のダイアログが表示されますので、OKをクリックして解凍します。 解凍後、インストーラが起動します。 あとは、インストーラの指示にしたがって進めてください。 以上でインストールは完了です。 アンインストールについて Crochetプラグインは以下の場所にインストールされています。(Firefoxを別の場所にインストールしている場合には、インストールしたMozilla Firefox以下) C:\Program Files\Mozilla Firefox\plugins\ もしデスクトップ上にMozilla Firefoxのショートカットがある場合には、そのショートカットを右クリックしてプロパティを
手軽にセルフで白髪を染めたいんだけど。そう思うことはありませんか?そんな人におすすめしたいのが「白髪染めシャンプー」です。シャンプーの泡がまんべんなく行き渡り自然に染まるんです! でも白髪染めシャンプーで本当に染まるの?白髪染めシャ...
posted by ボブ・スタイン(Bob Stein) いろんな人が、私が気に入るだろうと、このドーリング・キンダースリー(イギリスの出版社)の動画のリンクをえんえん送ってくる。作りは気が利いてるが、実際のところどちらの方向から読んでも根本的に正しくないと私は思う。若い人は「順」方向で描かれるような頭からっぽじゃない。「反対」方向はもっとひどくて、これでは真の文化的変化が何も起こってないと言ってるみたいじゃないか。 率直に言って私はこの動画を、現在の生活をひっくりかえす劇的な変化など実際には起こっていないと中年の有識者を安心させるために作られた夢の結晶と考えている。 (日本語訳 yomoyomo) ※この記事のオリジナルはこちら future of publishing? — not really(if:book) ■関連サイト ・DK(UK)の「出版の未来」が凄い(なので訳してみま
posted by 橘川幸夫(デジテルメディア研究所/オンブック代表) TwitterをしつつTwitterについて考える。まだ何も概念措定されていない「動き」について、その只中で思考出来ることは快楽だ。そこには定かならざる可能性の大きなうねりだけがある。自分自身の「つぶやき」を「ふぁぼったー」して、更に思考をブーストしてみる。 1. 「なう」でっせ。 ◇物理的な位置情報確認のなう情報から始まって、時代の中の主体性確認の情報装置へと変容しつつある。ていうか変容させたい。 metakit/橘川幸夫 posted at 2010-01-20 09:37:57 2 favs bynaoyaabhimaitsme ◇なう=私がここにいるというのは物理的な空間にいるというのと同時に大きな時間の流れの中にいるということ。メメントモリ。 metakit/橘川幸夫 posted at 2010-01-20
posted by 梶原治樹(扶桑社) 本稿は、出版社に勤務する筆者が、出版社、書店、取次等の出版業界に勤める方々を中心読者とする業界紙「新文化」に書いたものをほぼそのまま転載しています。「読者は業界内部の人に限る」と意識して書いた文章を『マガジン航』に掲載することに迷いはありましたが、やはり、広く外の皆様のご意見もお聞きしてみたいと思い、『マガジン航』編集部へ転載をお願いいたしました。 なお、こちらの原稿はあくまで私個人の意見をまとめたものであり、筆者の所属する組織、団体等における考え方や意見を代表するものではない、ということをお断りさせていただきます。 出版という産業は「拡散」に向かう 今回、編集部(注・初出は「新文化」紙)から私に与えられたお題は「いま30代半ばのあなたが出版界を引退するころ、出版産業はどう変わっているのかを主にデジタルの視点から想像した上で、いまの出版関係者に向けて
第37信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 二人の偉大な日本人芸術家が、ともに三月のうちに亡くなったというのは、僕にとっても思うところの多い出来事でした。三日に大江健三郎氏が亡くなったと報道され、その死と業績について思いめぐらしているうちに、坂本龍一氏が二十八日に亡くなったと、四月に入って報じられました。 有名人の、報道によって知らされる死というのは、いつもであればある象徴性をともなったマイルストーンのように感じられるばかりで、その肉体的な死には思い至らないものですが、三月の大きな二つの死は、僕にはけっこうな生々しさをもって迫ってきたのでもありました。というのも、僕は二月に母の臨終に立ち会ったばかりなのです。母の年齢は大江氏に近く、死因は坂本氏のそれと同種のものでした。 無論、だからといって僕に彼らの死が「判る」などとは毛頭思いません。それらの死を同列に扱うような非礼もするつもりはありま
自費出版の個人作家や小説家の作品が集まる電子本販売ストア「理想書店」。ハムスターの話や西郷隆盛の小説、定年後のノンフィクションなど、個性的なデジタル作品をアプリ不要で読むことができます。自伝や小説など多くの電子書籍を販売中。全ての電子本の立ち読みが可能。
Crochet(クロッシェ)は インターネットブラウザのPlug-inとしてご利用いただきます。 Crochetをご自分のシステムに入れることによって、大容量になりがちな電子コミックも、瞬時に表示。しかも、いわゆるストリーミング方式では困難な、前回読み終わったところからの再生や、途中のページへの即時ジャンプなど、ストレスのない、PC読書環境を提供します。 配信コンテンツは「.book(ドットブック)形式」です。 「.book(ドットブック)形式」とは、電子出版で広く使われている形式で、Crochetは、特にコミックなど大容量のコンテンツを即時に配信できるような仕組みとして開発されました。 *電子コミックだけでなく、例えば画像をふんだんに使ったライトノベルなどでも利用可能です 最大化機能 Crochetでは、ボタン1つで、モニタいっぱいにひろげて読書することができます。通常の状態では、タスク
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