生きた動物が日本郵便のゆうパックで郵送されていることを、皆さんはご存知でしょうか。現在、動物愛護管理法改正について超党派議員による会議が行われているが、先日「動物の輸送」についての現状と課題が議題にあがった。 某エキゾチックアニマルの繁殖販売業者に従事していた人の内部告発によると、爬虫類や生餌と明記し、哺乳類をゆうパックで郵送していたという。多い時で月に20件以上。チンチラやシマリス、ウサギ、ミーアキャット、フェレット等をペットショップや動物園宛に、ときには一般の客にも送っていたというのだ。 輸送は動物に大きな負担がかかり死亡リスクが高くなる。丁寧に輸送されていると考えられる動物園間の輸送でさえ、度々死亡することがある。ましてや命であることを無視するような不適切な輸送では、死亡して到着することは珍しくない。 内部告発によると、ゆうパックで郵送され、途中で死亡したミーアキャットは、失禁や嘔吐