野球を地域活性化に生かす群馬県桐生市の「球都桐生プロジェクト」で、市は9日、東武鉄道の協力を得て、同鉄道「新桐生駅」(同市広沢町)のホームを野球場に見立てたデザインにすると発表した。年度内に着工し、26年度の完成を目指す。副駅名も「球都桐生」に設定。写真映えする球場仕様の駅にすることで野球ファンらの関心を引き、桐生への誘客につなげたい考え。 都内から桐生につながる玄関口となる同駅を活用する市の提案を、同鉄道が快諾した。市が費用を負担し、バッターボックスをイメージした乗降所や、外野フェンスを意識した緑色の広告看板を設ける予定。駅名看板も「球都桐生」の副駅名を記した看板にする。 市スポーツ・文化振興課は「話題性、独自性ある取り組みで関係・交流人口の増加を図り、東武鉄道と共に地域を活性化していきたい」としている。