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衆院選
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DV理論の最前線から #3 (09/03/00) レズビアンDVへの取り組みと抵抗 30年近く前に反DVの運動をはじめたのは男性によるDVの被害を受けた女性たちとその支援者たちで、今でもDV団体でボランティアやスタッフとして働いているのは圧倒的に女性が多いです。 そして、多くのDV団体は「男性から女性への暴力」だけを集中的に扱っており、アメリカでも最近になってやっと女性によるDVの被害にあったレズビアンやバイセクシュアルの女性のための支援体制が出来つつあるのが現状です。 それに対して、DV被害者支援の活動をしている男性も各地に少数存在するのですが、大都市を除くと男性のDV被害者を支援する活動は皆無と言っていいでしょう。 そのため、既存のDV団体には「じゃあ、女性の暴力の被害を受けた男性はどうするんだ」という反発が頻繁に寄せられます。 男性被害者についてはまた別の機会に書く予定ですが、今回は
『(e)merging.』コラム ここには、第3次フェミニズムについての読み物『(e)merging.』のバックナンバー及び、フェミニズムに関連した他の記事をアーカイブしています。 『(e)merging.』バックナンバー #0 ポルノグラフィとセクシュアリティの主体としての女性 #1 第3次フェミニズムとは? #2 エスノセントリズムと『裏切りのフェミニズム』 #3 自分の欲望という『獣』を認めるということ #4 フェミニスト的『偶像』からの脱皮 #5 フェミニズムの伝統を次の世代に継承するには #6 結婚後の名字を考える意味 連載 DV理論の最前線から #1 はじめに #2 DVの定義が「パートナーへの暴力」ではない理由 #3 レズビアンDVへの取り組みと抵抗 連載 『女性学』って何? #1 ペダゴジーとしての女性学 #2 フェミニスト心理学の苦悩 編集部にメールを送る 最初のページに
DV理論の最前線から #2 (09/03/00) DVの定義が「パートナーへの暴力」ではない理由 前項は、この連載におけるDVの定義を放り出して終わりました。 #2から読んでいる方のために、ここでもう一度挙げておきます。 表面上「親密」な人間関係において、一方のパートナーが継続して他方をコントロールするパターン。 またそのパターンを作り出し、維持するための仕組み。 この定義がマスメディアや一般の書籍における定義と違うと一目見て気付くのは「被害者=女性、加害者=男性と特定していない」「関係が異性愛か同性愛か特定していない」「既婚か未婚かなど人間関係の法的な地位を特定していない」という部分だと思います。 これらの点については「そう、確かに女性による男性への暴力や同性間の暴力もあるだろうけど、統計上は95%くらいが男性による女性への暴力です」という反論もあるので後で考えるとして、そうした議論をす
はじめに ミーガン法の基礎知識 歴史的経緯 ミーガン法の仕組み おもな論点 ミーガン法の現在 ミーガン法の効用 ミーガン法の弊害 性犯罪と再犯率 再犯率とは何か 米国における再犯率 日本における再犯率 性犯罪者更生プログラム 刑罰 カウンセリング 条件付け 化学的・外科的去勢 認知行動療法 参考文献 macska.org 関連記事 いわゆるミーガン法について ミーガン法ふたたび ミーガン法にトドメをさす ネオリベラリスティックな衝動に抗して 性犯罪者更生プログラムの是非、および小児性愛者との共生の可能性 同性間DVの取り組みから学んだ「公共的想像力」 ご意見・ご感想など ご意見・ご感想や追加の情報などは、macska@macska.org に送ってください。また、macska.org の関連記事にコメントやトラックバックをつけることもできます。 はじめに ミーガン法とは、米国および他の一部
はじめに ミーガン法の基礎知識 歴史的経緯 ミーガン法の仕組み おもな論点 ミーガン法の現在 ミーガン法の効用 ミーガン法の弊害 性犯罪と再犯率 再犯率とは何か 米国における再犯率 日本における再犯率 性犯罪者更生プログラム 刑罰 カウンセリング 条件付け 化学的・外科的去勢 認知行動療法 参考文献 macska.org 関連記事 いわゆるミーガン法について ミーガン法ふたたび ミーガン法にトドメをさす ネオリベラリスティックな衝動に抗して 性犯罪者更生プログラムの是非、および小児性愛者との共生の可能性 同性間DVの取り組みから学んだ「公共的想像力」 ご意見・ご感想など ご意見・ご感想や追加の情報などは、macska@macska.org に送ってください。また、macska.org の関連記事にコメントやトラックバックをつけることもできます。 ミーガン法の効用 比較的新しい制度であること
Welcome! 第3次フェミニズム・サイト『(e)merging.』へようこそ。 第3次(第3波)フェミニズムとは、アメリカにおける19世紀〜20世紀初頭の女性参政権獲得運動(第1次フェミニズム)と1960〜70年代の女性解放運動(第2次フェミニズム)に続く、新しい世代のフェミニズム。 ・・・と、このサイトを開設した3〜4年くらい前は考えていたんですけど、最近(といってもここ1年半くらいですが)考えが変わりました(笑) 幸いというか、自分の中では「古い考え方」であっても他のフェミとの比較だとまだまだ「新しい」ので(って、かなり嘆かわしいような)、取りあえず以前書いたコラムをご覧ください。 近いうちリニューアルします。 紹介されている本について 『(e)merging.』のブックリストや文中で本の題名や表紙の画像をクリックすると、オンラインブックストアのAmazon.comにジャンプします
(e)merging. 第0回 (07/01/98) ポルノグラフィとセクシュアリティの主体としての女性 テキスト: Lisa Palac, How Dirty Pictures Changed My Life, from "Next: Young American Writers on the Next Generation" Eric Liu, ed. (1994) Lisa Palacによるこのエッセイは、彼女が自他共に認めるラディカル・フェミニストだった大学時代からはじまります。 アーティストとしてフィルムを勉強していた彼女は、女性学のクラスでCatharine MacKinnon、Andrea Dworkin、Gail Dinesらによる反ポルノグラフィ論に大いに影響を受けるのですが、ふとした事から、普段はフェミニズムに対して理解ある言動を示している彼女のボーイフレンドが、実はポ
(e)merging. 第3回 (08/16/98) 自分の欲望という『獣』を認めるということ テキスト: Donna Minkowitz, Giving It Up: Orgasm, Fear and Femaleness, from "To Be Real: Telling the truth and Changing the Face of Feminism" Rebecca Walker, ed. (1995) 1995年に第3次フェミニズムのアンソロジーとしてRebecca Walkerが「To Be Real」を編集・出版した際、その内容から第2次のフェミニストたちに最もショックを与えたのが、このDonna Minkowitzによる「Giving It Up」という論文です。 あまりに視点が違いすぎるためか後述するように第2次フェミニズムから大きく誤解して論評される事の多い論文
はじめに ミーガン法の基礎知識 歴史的経緯 ミーガン法の仕組み おもな論点 ミーガン法の現在 ミーガン法の効用 ミーガン法の弊害 性犯罪と再犯率 再犯率とは何か 米国における再犯率 日本における再犯率 性犯罪者更生プログラム 刑罰 カウンセリング 条件付け 化学的・外科的去勢 認知行動療法 参考文献 macska.org 関連記事 いわゆるミーガン法について ミーガン法ふたたび ミーガン法にトドメをさす ネオリベラリスティックな衝動に抗して 性犯罪者更生プログラムの是非、および小児性愛者との共生の可能性 同性間DVの取り組みから学んだ「公共的想像力」 ご意見・ご感想など ご意見・ご感想や追加の情報などは、macska@macska.org に送ってください。また、macska.org の関連記事にコメントやトラックバックをつけることもできます。 加害者の人権を守りつつ社会の安全も守るための
(e)merging. 第2回 (07/24/98) エスノセントリズムと『裏切りのフェミニズム』 テキスト: Veronica Chambers, Betrayal Feminism, from "Listen Up: Voices from the Next Feminist Generation" Barbara Findlen, ed. (1995) Helen Zia, Sabrina Margarita Alcantara-Tan & Karen Jaw, Alternate Feminisms, from A. magazine June-July, 1998 マイノリティの学生に与えられる奨学金を手にしたVeronica Chambersが初めてフェミニズムと接したのは、他の多くの若い女性と同じく大学の「女性学」のクラスでの事でした。 常に感じていた現状への漠然とした違和感
Lisa Miya-Jervis, He's Taking Her Name, from HUES: Hear Us Emerging Sisters January-February, 1999. Jennifer Allyn & David Allyn, Identity Politics, from "To Be Real: Telling the Truth and Changing the Face of Feminism" Rebecca Walker, ed. (1995) 注意: 『(e)merging.』第6号は前後2編に分かれています。 前編をまだ読んでいない方は、そちらから先にお読みください。 *** キャンパスの女性センターが主催していたイベントで出会ったJennifer WilchaとDavid Smithのカップルも、Miya-Jervisの2人と同じくフェミニ
レイプにまつわる「迷信」 This page is in EUC Japanese code. レイプに関して、世の中には間違った認識が氾濫しています。 ここではそんな「迷信」(間違った認識)と「真実」を比べてみましょう。 そうすることにより、「迷信」が加害者を弁護し、被害者を非難する構造を持っていることがはっきりと分かります。 迷信1『レイプは被害者が加害者を挑発した結果起きる。』 多くのレイプは部分的、あるいは全体にわたって計画的に行われています。 挑発的な服装や言動が原因として起こるなら、レイプの多くが突発的に起きているはずでしょう。 また、多くの被害者は「抵抗したら殺してやる」と脅されています。 なぜわざわざ暴行され、殺されるかもしれないようなことを被害者がするというのでしょうか? この「迷信」の問題は、責任を加害者でなく被害者に求めるところにあります。 報告されたレイプ犯罪のうち
Macska, Living in Postmodernity: The Third Wave Feminism and the Identity of Desire (1998, unpublished) Macska, Third Wave Feminism Explained! (2000) 「第3次フェミニズム」といっても、聞いた事がある人は少ないでしょう。 でも、少しフェミニズムについて知っている人なら、以前に「第1次」と「第2次」があった事はご存じだと思います。 「(e)merging.」を読むくらいの人なら、多少はフェミニズムに対する知識があるのではないかと思いますが、ここでは「第1次」から簡単にまとめた上で「第3次」の特徴を述べたいと思います。 が、その前にまず注意を。 まず、現在第3次についての研究は始まったばかりで、第1次・第2次ほどに既に受け入れられている学説は存在し
性暴力情報センターへようこそ This page is in EUC Japanese code. 性暴力情報センターは、性暴力・性的虐待やそれに関連した問題についての情報を提 供する目的で設立されたヴァーチャル団体です。ウェブ上での情報提供などを通じて 性暴力や性的虐待に関する理解を広めていきたいと思っています。 性暴力情報センターについて 協力者を募集しています レイプとは何か レイプについての正しい認識 レイプにまつわる「迷信」 被害者に責任転嫁する構造 性暴力のトラウマに対する反応 異常な事態に対する正常な反応です デートレイプについて 恋人でも、合意がなければレイプです
連載 『女性学』って何? 第1部 ペダゴジーとしての女性学 女性学って何? ペダゴジーとしての女性学 コンシャスネス・レイジングの功罪 より広範で多様な女性学へ 付記 女性学って何? 女性学って何でしょう? 「女性についての学問」なんて答えがあるかも知れませんね。 確かに、歴史学が歴史についての学問で、心理学が人間の心理についての学問であるのなら女性学が女性についての学問でもおかしくないでしょう。 私は、女性学のこの側面を「科目としての女性学」と呼んでいますが、要するに伝統的なアカデミアで意識的・無意識的に正当な評価を受けていなかった女性及び女性による貢献にスポットライトをあてて再評価する、という事であって、アカデミックな女性学の重要な要素です。 これは、伝統的なアカデミアの欠落している部分を補完し、全体像を明らかにしようという形で、意外にも伝統的なアカデミアの側からの反発は少ない側面です
デートレイプについて This page is in EUC Japanese code. 以下の資料はジョージア大学によって作られたパンフレットを元に日本の実情にあうように改編・翻訳されました。 なお、このページは女性に対する男性によるデートレイプの事を中心に扱っていますが、男性に対する女性によるデートレイプも存在します。 デートレイプとは? デートレイプとは、恋人関係のような親しい関係にあるカップルで、その片方によるもう片方への性暴力を指します。 実際に腕力で抑えつけられるか、それとも言葉による脅しによるか、あるいはお酒などで抵抗力を奪った上で性行為を押し付けられるかという違いはあっても、はっきりとした合意がない限り、それは(デート)レイプです。 合意があったかなかったかは立証が難しいため刑事事件としての処理は残念ながら日本では非常に稀ですが、レイプであることに変わりはありません。 こ
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