衆院選が間近に迫り、県内選挙区は慌ただしさを増している。那覇市を含む沖縄1区では、5人が立候補に名乗りを上げた。現行の区割りとなって最多だ。名護市辺野古の新基地建設に反対する「オール沖縄」勢力は4区と並び、1区でも分裂選挙の見込みで「票の分散は免れない」(同幹部)と警戒感を強める。一方、1区で3連敗中の自公側は「好機が舞い降りた」と色めき立つ。(衆院選取材班・又吉俊充、島袋晋作、山城響、東京報道部・新垣卓也) 「1区は共産、2区は社民、3区は立民、4区はれいわ。それが本来の野党共闘でオール沖縄の目指すべき真の姿だった。新しい沖縄の政治環境を作るためにまずはリセットする」 れいわ新選組は8日、1区に新人を擁立すると発表。その会見で、出席者は沖縄での野党共闘の再構築を「リセット」という強い表現で語った。 「オール沖縄」は沖縄4区で立民の新人を統一候補に決定。れいわは、オール沖縄の選考のテーブル