サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ドラクエ3
yamagata-np.jp
天童市、「人間将棋」の商標出願 同名イベントに危機感、本家ブランド守る 2018年08月20日 11:19 今年4月の「人間将棋」。市は商標登録を出願した=天童市・舞鶴山山頂 天童市は春の風物詩「人間将棋」の名称について、本年度内に商標登録しようと出願を済ませた。同名のイベントが全国各地で開催される中、「本家」として長年培ったブランドを守るためだ。イベント名の商標出願は市として初めてという。 「人間将棋」で検索をかけた山本信治市長は目をむいた。担当者から説明を受けてはいたが、パソコン画面に兵庫県姫路市、岐阜県関ケ原町など同名イベントの関連サイトが花盛り。「人間将棋を名乗れるのは天童の特権じゃないのか」と危機感を覚えた。 桜満開の伏見城で、秀吉が小姓と腰元を駒に見立てて楽しんだ故事に倣った人間将棋。天童市は将棋のまちらしいイベントとして、1956(昭和31)年に初開催した。72年には専用の盤
奥羽本線と陸羽西線、運転再開めど立たず 線路土台流出や屋根崩壊 2018年08月08日 09:07 倒木で雪よけの屋根が壊れ、線路に土砂が流れ込んだJR陸羽西線の現場=新庄市(JR東日本山形支店提供) JR東日本は7日、庄内、最上地域の記録的な大雨により、奥羽本線新庄―釜淵間と陸羽西線新庄―狩川間で線路の土台流出や雪よけ屋根の崩壊などが、それぞれ複数箇所で確認されたと発表した。ともに復旧や運転再開の見通しは立っていないとしている。 JR東日本山形支店によると、奥羽本線は新庄市内などで線路下の川の増水で土台が流されるなどした。陸羽西線では、同市内で線路の雪よけの屋根が倒木で壊れ、さらに線路内に土砂が流れ込んでいる箇所が見つかった。奥羽本線は新庄―院内、陸羽西線は新庄―余目でそれぞれ運転を見合わせる。 ほかにJRは7日、山形新幹線(山形―新庄=一部を除く)や陸羽東線(鳴子温泉―新庄)でも終日運
レールのゆがみ、暑さだけでない 奥羽本線で発生相次ぐ 2018年07月25日 10:00 レールのゆがみが見つかり、水を掛けるなどの修復作業に当たるJRの社員ら=3日午後、山形市 JR奥羽本線で6月下旬から7月上旬にかけ、レールのゆがみによる列車の遅れが相次いで発生した。JR東日本は、同様のトラブルは「会社全体で数年に1回の現象」としており、一つの県で1カ月足らずの間に連続するのは異例。専門家はゆがみの原因は暑さを含めた複合的なものと指摘する。 1回目の遅れは6月21日に発生した。置賜―高畠間で下りの山形新幹線つばさの運転手が「大きな横揺れを感じた」と指令室に連絡。線路点検のため米沢―山形間の上下線で約2時間40分、運転を見合わせ、約3120人の足が乱れた。調査で、高畠駅から南に約1.5キロ地点のカーブでレールのゆがみが発見された。この日の高畠町の最高気温は27.1度だった。 7月3日には
家庭用ゲーム機教材に「音楽作ろう」 天童・寺津小で第一人者招き授業 2018年07月18日 09:05 佐野信義さん(中央)の指導を受けながら音楽作りに取り組む児童=天童市寺津小 2020年度の小学校プログラミング教育必修化に向けて、家庭用ゲーム機を使って音楽を作る授業が17日、天童市寺津小(熊沢晃佳校長)で行われた。 ゲーム音楽作曲の第一人者、佐野信義さんが指導を担当。5年生17人に「音楽の授業ですが楽譜はありません。ぼくが読めないからです」と笑わせ、ゲーム機と音楽制作ソフトを使い授業に入った。 一班3~4人がコントローラーを手にリズムや音程の違う電子音を重ねたり、速度を変えたり工夫し、自分たちがイメージするサウンドを作り上げていく。「緊急地震速報みたい」「バトルシーンっぽい」と歓声を上げて取り組み、完成度の高いアップテンポな曲に仕上げる班も。大石みはるさん(10)は「自分が作った音を消
米沢市立病院職員がUSB紛失 16年・拾得者が届け出、発覚 2018年05月15日 09:35 PR 米沢市立病院の男性職員が2016年2月、患者の名前や病名などの個人情報を記録したUSBメモリーを一時紛失していたことが14日、分かった。USBメモリーを拾った第三者が市関係者に届け出たことで病院側は紛失の事実を把握したという。同病院はデータが悪用された形跡はなかったとしている。 男性職員は同年4月、文書訓告の処分を受けた。同病院などによると、USBメモリーには病院のカウンセラーに対する患者や家族からの医療相談の記録が保存されており、相談者の氏名や年齢、住所、その人の病名や病状などが含まれていた。 男性職員は別の課が管理する電子データをUSBメモリーにコピーして業務で使おうとしたが、担当者が不在だったのでスーツのポケットに入れて自席に戻ったとみられる。その後、ポケットに入れたのを忘れ、そのま
神室山遭難の女性、スマホ無くし道迷う 余裕ある計画、山岳関係者が呼び掛け 2018年05月08日 11:27 神室山で遭難した女性が6日ぶりに救助された。山での事故が増えており、注意が必要だ=新庄市萩野 本県と秋田両県にまたがる神室山(1365メートル)の登山中に遭難し、6日ぶりに救助された仙台市の女性(47)は、自身の位置把握で頼っていたスマートフォンを無くしたことで道に迷ったとみられることが7日、関係者の話で分かった。さらに、登山届を提出していなかったことも捜索に影響した可能性があるようだ。地元の山岳関係者は、無理のない登山計画や万一に備えた登山届の提出を呼び掛けている。 女性の第1発見者で地元登山ガイドの田中康裕さん(47)=新庄市末広町=が当時の状況などについて説明した。 女性は、神室山や小又山、天狗森など神室連峰を1泊2日で縦走する行程で、先月29日午前11時半ごろに入山した。道
在来線と新幹線の同一ホーム内覧会 JR新潟駅 2018年04月09日 21:35 在来線ホーム(左側)と新幹線ホーム(右側)が自動改札機を介してスムーズに移動できるようになった=新潟市・JR新潟駅 新潟市のJR新潟駅で15日に開業する新幹線と在来線の同一ホームが9日、報道関係者に公開された。主に羽越本線特急いなほが乗り入れる在来線ホームが高架化されて上越新幹線のホームとの高低差が無くなり、スムーズな乗り換えを実感させた。 [ 動画はコチラ] いなほが乗り入れる5番線ホームからは、階段を上り下りすることなく、専用の自動改札機を通って隣の新幹線ホームに移動でき、短時間での乗り換えが可能になる。 同駅では現在、在来線から新幹線のホームに移動する際、高低差16メートルの階段や通路を利用する必要がある。案内した新潟市新潟駅周辺整備事務所の伊藤敏所長は「(羽越本線沿線の)庄内の人たちには、乗り換えの際
フラワー長井線、2日午後に運転再開へ 2018年02月01日 07:23 大雪とラッセル車の故障で25日から終日(上下計24本)運休が続いているフラワー長井線は、2月1日に除雪作業が終わる見通しとなり、安全確認後の2日午後に運転を再開させる予定。 山形鉄道によると、31日からJR東日本に要請してラッセル車を1台追加し、2台で除雪を行っている。運行再開まで代行バスで輸送する。
ラッセル車“立ち往生” 長井線、5日連続の運休 2018年01月30日 07:20 故障したラッセル車の修理が行われた=29日午前10時16分、南陽市梨郷 大雪とラッセル車の故障で25日から終日(上下計24本)運休が続いているフラワー長井線は、5日目となる29日も運転を見合わせた。現時点で復旧のめどは立っておらず、30日からは代行バスを運行する。同線の平日利用者は高校生など延べ約1600人に上り、通学にも影響が出ている。 運営する山形鉄道によると、東日本大震災を除き、5日連続の終日運休は初めてという。同社によると、25、26両日は大雪の影響で運休した。さらに、27日午後2時ごろ、除雪作業中のラッセル車が梨郷―西大塚間で故障したため、運転をストップしている。故障は電気系統とエンジンのトラブルが原因という。 同社は29日午前にラッセル車の修理を行い、同日午後3時半ごろから、車両を使った除雪を再
威圧的言動で草島市議が謝罪 鶴岡・主張を一転 2017年12月22日 09:30 PR 鶴岡市議会の草島進一議員(52)が21日、記者会見し、市幹部職員に「人間のクズ」と発言したことを本人に謝罪したことを明らかにした。威圧的なクレームで食堂の女性従業員が退職した件は「事実無根で私へのわな。謝罪はしない」と再度主張していたが、会見後に食堂の男性経営者から説明を受け一転、「(威圧的と)とらえられたとすれば私にも非があった。申し訳ない」と謝った。 草島議員は同日午後、議会事務局で当事者の幹部職員に不愉快な思いをさせたことを謝罪した。発言があったと幹部職員に確認したが、あくまで幹部職員の見解と主張し「事実は独自に調査していく」とした。 一方、男性経営者は草島議員が20日夜に自身のブログに掲載した食堂に関する文に対し、「事実と全く違う」と抗議。「複数の従業員から大きい声で『コーヒーがまずい』『交換し
いなほ脱線事故、示談が成立 JR東、遺族・負傷者全員と 2017年12月14日 08:02 PR 庄内町のJR羽越本線で2005年12月25日、特急いなほが脱線転覆し、乗客のうち5人が死亡、31人が負傷した事故で、JR東日本は13日、遺族・負傷者全員との示談が成立したことを明らかにした。今月25日の慰霊式典に関し、酒田市内で行った記者説明の際、報道陣からの質問に答えた。JR東は事故後、補償交渉を続けていた。成立時期については伏せた。 事故は午後7時14分ごろに起き、秋田発新潟行きの特急いなほが走行中に局所的な突風を受けて脱線した。乗客乗員46人のうち乗客5人が死亡し、乗客乗員33人が重軽傷を負った。 JR東は、ドップラーレーダーで突風を探知・予測して列車を停車させるシステムを開発し、今月19日から運用を始めると発表している。事故から間もなく12年が経過することを受け、JR東は「あらためて亡
山形新幹線、ワイファイも後回し 東北など来夏から開始、乗り遅れに懸念 2017年12月06日 13:52 PR JR東日本は2018年夏ごろから東北、上越、北陸、秋田の各新幹線車両で無料の公衆無線LAN(Wi―Fi、ワイファイ)サービスを開始すると発表した。20年の東京五輪などを控え、拡大する訪日外国人のニーズに対応するのが目的という。この中に山形新幹線は含まれていない。JR東日本は「山形新幹線には車両新造時に整備する予定」と回答。ならば新造時期は? これは「未定」という。県民からは「また、後回しにされた」と不満の声が上がっている。 JR東日本広報部によると、今回のサービスを提供するには既存の車両の改造が必要になる。改造工事には期間を要するため、通常運行に支障を来さないよう整備スケジュールや車両の経年などを総合的に勘案した結果、整備対象はE5系以降の車種(E5、E6、E7系)とし、他の車種
福島県境トンネル新設に1500億円 JR東試算、フル規格は120億円加算 2017年11月30日 08:03 PR 大雪や豪雨による運休・遅延が相次ぐ山形新幹線の福島県境部の抜本的な防災対策に関し、JR東日本が2015年度から実施していた調査結果がまとまったことが29日、分かった。県境部のトンネル新設(延長23キロ)の概算事業費を1500億円、工期を着手から約15年間と試算した。吉村美栄子知事が要請していた将来のフル規格新幹線に対応可能なトンネル断面に広げる場合、120億円程度が加算になる。 JR東日本は同日、県に概要を説明。調査結果を踏まえ、事業に着手するかを今後、検討するとしている。吉村知事は来月1日、JR東日本に対し早期事業化を要望する考えだ。 関係者やJR東日本によると、防災対策方法を検討する目的で山岳区間の庭坂(福島市)―米沢間を対象に15年度から2年間、地質調査や測量などを行っ
アザラシ「元気になりました」 鶴岡・加茂水族館で保護 2017年11月17日 22:49 女性職員からサバを与えられるキタゾウアザラシ=鶴岡市立加茂水族館 鶴岡市三瀬の海岸に漂着したアザラシの容体が回復したとして、同市立加茂水族館(奥泉和也館長)は17日、報道陣に公開した。保護当初は衰弱していたが、この日は元気に餌を食べる姿を見せた。同館は海獣専門家などの意見からキタゾウアザラシと特定している。 [ 動画はコチラ] 同館は先月16日に保護してから、2週間ほど抗生剤を注射するなど手当てしてきた。11月に入ってからは食欲も出て、マダイやアジなどを多い日で11キロ食べるようになったという。この日も女性飼育員からサバやアジを与えられると、一匹ずつ元気よく食べていた。 奥泉館長は「容体は見違えるほど良くなった。だいぶ回復したが、網があったり、船の往来が激しかったりする海に放すよりは、水族館で保護を続
サケ、予期せぬ“豊漁”にギョッ 尾花沢の丹生川・遡上1日100匹、4割増も 2017年11月16日 09:42 今季、数多くのサケが上っている丹生川漁業協同組合の採捕場=大石田町豊田 北海道などでサケの不漁が伝わる中、丹生川(尾花沢市)の遡上(そじょう)数が、記録的な多さとなっている。ここ2週間は1日100匹ほどで例年比4割増と、地元関係者も予期せぬ“豊漁”に驚嘆。全国的な不漁は稚魚が北海道沖に着くまでの海水温が不安定で生き残れなかったことが一因とされるが、県の担当者も「丹生川の遡上数が多い要因は不明」と話す。 丹生川漁業協同組合では組合員の賦課金などを基に、サケを増やすための親魚の捕獲や稚魚放流などに取り組んでいる。今年は捕獲場所となる大石田町豊田の採捕場に10月中旬、サケを捕獲する金属性の仕掛け(ウライ)を設置。同月末から遡上数が伸びている。 組合員の星川清隆さん(78)=尾花沢市北町
山形城・本丸焼失の裏付けか 義光期の鬼瓦、しゃちほこなど出土 2017年11月10日 11:15 新たに出土したしゃちほこの一部 山形市の国指定史跡・山形城跡の発掘調査で、最上義光が城主だった16世紀末~17世紀初頭の間に、城の本丸が焼失したことを裏付ける、金箔(きんぱく)が着いた鬼瓦など約2千点が新たに出土した。しゃちほこもあり、本格的な城廓だった可能性も浮上している。 義光は本丸、二ノ丸、三ノ丸からなる平城を築いたとされる。今回はその城より古い城廓に関連する資料が、市営球場南にある本丸御殿跡で昨年5月に発見された堀から見つかった。 鬼瓦は現段階で10点確認されている。それぞれ桃や宝袋、花などがデザインされ、縁起や厄災よけの意味合いが込められているという。表面が火災で焼けた痕跡がある鬼瓦が二つある上、近くで焼土が混じった地層も発見。旧城が焼失したとの記録は秋田藩家蔵文書に残るが、五十嵐貴
庄内浜でアザラシ見つかる 全国3例目 2017年10月18日 20:35 キタゾウアザラシとみられるアザラシが見つかった=16日午前10時55分、鶴岡市三瀬(同市立加茂水族館提供) 鶴岡市立加茂水族館(奥泉和也館長)は18日、同市三瀬の砂浜で16日にアザラシを保護したと発表した。アザラシは「キタゾウアザラシ」の子どもとみられ、奥泉館長は「日本で確認されたのはおそらく3例目。日本海側では初めてで、非常に珍しい」と驚いている。 同館によると、アザラシは体長2.5メートル、体重273キロで、雌と推定される。15日午前9時ごろ、砂浜にアザラシがいると地元住民から同館に電話があった。職員が駆け付けたところ、頭部や前足などが傷ついており、呼吸も浅く、弱っていたという。翌日になっても容体が変わらなかったため、水族館に運んで抗生剤を注射するなどの手当をした。 現在、同館で治療が続けられている。呼吸は安定し
ズワイガニ漁が解禁 庄内の漁港、活気づく 2017年10月01日 20:36 生きのいいズワイガニが次々と水揚げされた=鶴岡市・由良漁港 庄内沖のズワイガニ漁が1日、解禁となった。生きのいいズワイガニが次々と水揚げされ、各漁港は出荷作業で活気づいた。 鶴岡市の由良漁港では同日午前0時半ごろ、底引き網漁船6隻が出港した。通常は夕方ごろまで漁をするが、この日は沖の波が高く、午前10時ごろ帰港する漁船が見られた。港に戻った乗組員たちは取れたてのズワイガニを船から降ろし、大きさごとに選別。大きなカニは水を張った発泡スチロールに生きたまま詰めていた。 富芳丸船長の斎藤守さん(55)は「漁獲量はまずまず。多くの人にカニを味わってもらえるように漁を頑張りたい」と話していた。漁は11月ごろからピークを迎え、来年4月まで続く。
県内キノコ食中毒、5年連続全国最多 ツキヨタケ誤食が8割 2017年09月23日 14:28 キノコ狩りのシーズンを迎えた。県内での毒キノコによる食中毒発生件数は2012年から昨年まで5年連続で全国最多となっている。特にツキヨタケとクサウラベニタケを誤って食べるケースが多く約8割を占める。県食品安全衛生課は「食べ合わせで毒が消える」などの迷信や経験に基づく過信も多発の要因と分析する。「迷ったら採らない」「不安を感じたら食べない」、自己防衛の意識が大切だ。 県内のキノコ食中毒件数は12年に14件(患者数46人)で全国最多になって以降、毎年5~7件(同10~20人)で推移している。2位は新潟、秋田などが入れ替わっている中で、本県の1位は不動の状態。今年も既に南陽市でクサウラベニタケによる食中毒が1件(同6人)発生した。 県内のキノコ食中毒の原因は、ツキヨタケが約6割でクサウラベニタケが約2割。
新実験でカラスの群れ動いた! 山形市、誘導作戦成果に手応え 2017年09月14日 12:20 実証実験に向け、カラス誘導用のスピーカーを設置する塚原直樹助教=山形市役所 山形市中心市街地に集まるカラスの撃退に向け、山形市は13日、新たな実証実験を始めた。スピーカーから天敵のタカの鳴き声を流して混乱させ、その後、安心感を与えるカラスの声を聞かせて寝床へ誘導する「声色作戦」を繰り広げ、群れの誘導に成功した。14日にはスピーカーを搭載した小型無人機ドローンを飛ばし、空中戦を仕掛ける。 この日の実験は追い払いより、カラスの誘導が目的で、動物行動学が専門の総合研究大学院大学の塚原直樹助教(38)と、コンピューター科学が専門のシンガポール国立大の末田航リサーチフェロー(40)が協力した。 塚原氏によると、敵対する物や音を使って追い払う撃退法は一時的な効果はあるが、慣れれば効かなくなるという。実験では
奥羽、羽越フル規格化要望へ6県PT発足 山形で初会合、19年度めどに最終報告 2017年08月10日 09:01 奥羽、羽越両新幹線の整備促進を目指し、沿線各県で構成する合同プロジェクトチームが発足した=山形市・ホテルメトロポリタン山形 奥羽、羽越両新幹線のフル規格整備を目指し、両新幹線の沿線6県で構成する合同プロジェクトチーム(PT)が9日、発足した。山形市のホテルメトロポリタン山形で同日、第1回会合を開き、沿線エリアの地域ビジョンや費用対効果、整備手法の3項目について、調査・検討を進めることを確認した。PTの調査・検討内容は、整備促進に関する政府への要望活動などに活用する考えで、2019年度をめどに最終報告書を取りまとめる。 PTは山形、青森、秋田、福島、新潟、富山の6県の課長級で構成。奥羽、羽越両新幹線の建設促進同盟会の事務レベル組織を統合する形で設置した。検討するのは▽両新幹線を活
高圧で落書き洗浄 重曹使用、県公共物に初めて施工 2017年08月02日 12:44 重曹を混ぜた高圧高温水を吹き付けると、橋台の落書きがあっという間に除去された=寒河江市寒河江 寒河江市寒河江の最上川に架かる高瀬大橋の橋台に書かれた落書きの除去作業が1日、行われた。特殊高圧洗浄のエコロビーム山形(寒河江市、田中吉洋社長)が作業を請け負い、環境に優しい独自の重曹ブラスト工法「エコロビーム工法」を県内の公共物に初めて施工した。 同工法は炭酸水素ナトリウム(重曹)を100~140度の高温水に混ぜ、高圧噴射して洗浄するシステム。重曹の細かい粒子と高温高圧水で効果的に汚れを洗浄できる上、料理などにも用いられる重曹を使うことで環境や人体に優しい工法として注目されている。山梨県内の業者が技術開発し、全国の業務提携加盟店が施工を展開している。 今回、落書きがあった箇所は、高瀬大橋の北側の橋台と橋桁、道路
シカの生息状況、雄の鳴き声で把握 山形大・江成准教授が開発 2017年07月07日 12:45 鳴き声を調べ、シカの生息状況を確認できる技術を説明する江成広斗准教授=山形市・山形大小白川キャンパス 農業被害をもたらすニホンジカの分布予測などに役立てるため、山形大学術研究院(農学部)の江成広斗准教授(37)=森林動物管理学=は、シカの鳴き声を分析して生息状況を把握する技術を開発した。特定の鳴き声に着目して精度を高め、センサーカメラを使う従来の手法と比べ、調査範囲を格段に広げることができる。県内での生息はまだ明確になっていないが、江成准教授は「大きな被害が出始めてからでは遅い。シカがどこから入り込んでくるのか、さまざまな対策に役立てたい」と話す。 食害により生態系に影響を及ぼすシカは近年、多雪地帯への侵入も確認されている。国のまとめで農業被害は年間60億~70億円に上り、県によると、本県でも目
ボードゲームの世界に浸る 長井・週末限定、専用バー開店 2017年06月22日 12:11 金曜、土曜限定のボードゲームバー「ある世界」が、フラワー長井線の長井駅前にオープンした=長井市 海外のボードゲームが楽しめる、週末限定のバーが長井市のフラワー長井線長井駅前にオープンした。アナログながら奥が深いボードゲームは、全国的に人気がじわりと高まっており、専門的なバーの開店は仙台市に続き東北で2例目。ゲームを通じて知らない人とも交流できる新たな娯楽場として、長井の夜を盛り上げる。 「夜の駅前にもっと活気がほしい」。そんな市民の声に応えた。駅前の建物で木製玩具などを扱う「Kimi(キミ)」(船山裕紀店主)とカフェ「山ノ下」(小関恵理子店主)が共同経営。週末に限り「山ノ下」がボードゲームバーとなる。今月16日から営業をスタートさせ、店名は「ある世界」。船山店主は「日常を離れ、ゲームの世界に浸ってほ
はしか感染、新たに乳児ら4人 風評で損失、苦悩尽きず 2017年04月01日 10:33 県は31日、乳児1人を含む計4人が新たにはしかに感染したと発表した。乳児の感染は初めて確認された。いずれも3次感染が疑われ、一連の発症者は計34人となった。 県薬務・感染症対策室によると、感染したのは▽山形市内の30代女性▽その女性の乳児(男性)▽山形市内の20代男性▽米沢市内の20代男性―の4人。女性と乳児は2次感染者の家族で、2人の20代男性は2次感染者の職場の同僚という。 県公表の宿泊施設―誤解を懸念、理解求める 長井市のタスパークホテルがはしかの風評被害に苦しんでいる。最初の患者が宿泊した施設として、県が名前を公表した後、キャンセルが相次ぎ、これまでに300万円以上の損失が生じた。ホテル側は「不条理としか言いようがない」と困惑している。 同ホテルは長井商工会議所が全額出資して運営。客室は54室
人間将棋に神木さん来場・天童桜まつり 映画「3月のライオン」で主演 2017年02月16日 10:47 今年の人間将棋のポスター 天童市の天童桜まつり実行委員会(会長・山本信治市長)が15日、同市のパルテで開かれ、開催概要を決めた。メインイベントの人間将棋に、棋士の成長を描いた映画「3月のライオン」の主演神木隆之介さん(23)が来場する予定だ。 映画は羽海野チカさん(父が舟形町、母が新庄市出身)の人気漫画が原作。天童市のふるさと納税グッズでコラボしていることが縁で、神木さん来場の運びに。人間将棋は4月22、23の両日、舞鶴山山頂で開催。神木さんは23日に大友啓史監督と一緒に訪れ、2部作後編(22日から)を記念しトークショーを行う。 人間将棋は22日に女流棋士同士、23日には酒田市出身の阿部健治郎七段(27)と、不正ソフト使用の証拠はないとして復帰した三浦弘行九段(43)が対局。配信サイ
山形市係長、生活保護女性にセクハラ 飲食店で抱きつき、キス 2017年02月02日 08:26 職員がセクハラ行為をしたことについて謝罪する斎藤順治副市長(右)と鞠子克己福祉推進部長=山形市役所 山形市生活福祉課に勤務する40代男性係長が生活保護を受けている市内の40代女性に無理やりキスするなどセクハラ行為をしたことが1日、関係者への取材で分かった。同市の斎藤順治副市長らは同日夜、市役所で急きょ記者会見を開き、謝罪。男性係長は生活保護の申請をチェックする係で、立場を利用する形でセクハラ行為に及んだ疑いもあり、市は調査を進めている。近く職員審査会で処分を判断する。 審査会開催へ 市や関係者によると、男性係長は数年前に生活保護の手続きのため、ケースワーカーとして女性宅を訪問していた。先月24日、会員制交流サイト(SNS)のフェイスブック上で女性に接触。27日夜には2人での食事に誘った上で、
緊急連載・止まる山形新幹線<下> 復旧への点検長引く 2016年11月25日 14:42 運転が再開され、米沢方面に向かう下りの山形新幹線つばさ=22日、米沢市・板谷駅 地震発生からわずか約30分で東北新幹線は全線で運転を再開した。対する山形新幹線が全線で動き始めたのは発生から約3時間後。東北新幹線沿線の方が震源地に近く、「揺れ」も大きかったのに復旧スピードで天と地ほどの差がついた。スピードと時刻表通りの確実性が真骨頂となる新幹線にとって、この格差は致命的と言える。 構造物の違い 時間差の一因が構造物の違いだ。時速200キロ以上での安定した営業運転を実現するため、東北新幹線を含む「フル規格」の線路は全て鉄筋コンクリートで固められた高架橋の上に敷かれている。一方、山形新幹線はどうだろうか。福島―新庄間は軌道幅をフル規格と同じに広げたものの、基本的に在来線と同じ。極端に言えば土の上に線路を
ブラックバスの再放流禁止 県内水面漁場管理委が決定 2016年11月16日 07:20 PR 県内の河川などで在来種の魚への食害が問題となっているブラックバス(コクチバスなど)について、県内水面漁場管理委員会(国方敬司会長)は15日、釣った後にその場で放流する「キャッチ・アンド・リリース」(再放流)を禁止する委員会指示を決定した。 県内の各内水面漁協が管理する水域に限った指示で、来年6月からの適用。ただ、釣った後の処理のわずらわしさや、対象区域外では再放流が規制されないことなどから、実効性には不透明さを残している。 同委員会では昨年12月にブラックバスによる食害への対策の必要性が指摘され、県は県内全域で再放流を規制する方向で対応策を練ってきた。ただブラックバスは釣り愛好者が多く、委員会は今年7月以降、釣り団体や釣具店などから意見を聴取。「再放流禁止はバス釣りができなくなることに等しい」
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『やまがたニュースオンライン(山形新聞)』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く