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GWの過ごし方
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「中年クライシス」はなぜ訪れるのか。そもそも中年とは、人生においていかなる時期なのか――。 『カウンセリングとは何か』で新書大賞に輝いた臨床心理士・東畑開人さんが、インタビューを通じて「中年期」を考察する『ミドル・エイジ・ビギンズ』。 2026年7月2日の刊行に先立ち、まえがき全文を公開します。 東畑開人『ミドル・エイジ・ビギンズ』まえがき全文公開 まえがき――ミドル・エイジの物語 私たちは深い準備をすることなく、人生の午後に踏み出すのです。 ――ユング「人生の転期」『パーソナリティの発達』みすず書房 p250 ミドル・エイジは図々しい親戚に似ています。 チャイムを鳴らすこともなく、玄関からスルッと入ってくる。廊下をヌルヌルと通り抜けると、勝手に冷蔵庫を開けて、冷えたビールとグラスを取り出し、音もなくリビングのソファに腰かける。トクトクトクとビールを注ぐと、「ふふふ、今日もお暑うございまし
WEB小説は、いまや書籍化・映像化されるヒット作を次々と生み出す一大ジャンルへと進化しています。 そんな中でも、Web小説サイト「カクヨム」では、ライトノベルやファンタジーの枠を超え、本好きの心を揺さぶる“読み応えのある名作”が数多く生まれています。 今回はカクヨム編集部が、「WEB小説はここまで来た」と思わず驚く物語の完成度・テーマの深み・筆致の巧みさを兼ね備えた5作品を厳選し、ご紹介します。 カクヨム 「カクヨム」は物語を愛する全ての人たちへ、誰でも自由なスタイルで物語を書ける、読める、お気に入りの物語を他の人に伝えられる、Web小説サイトです。大賞受賞者が書籍化の権利を手にできる「カクヨムコンテスト」をはじめとした数々のコンテストの実施や、KADOKAWA内外の人気作品について二次創作の投稿を認めるなど、様々な形での創作活動を支援しています。
2月に刊行された神業超絶マンガ指南書『マンガの原理』、いっとき品切れでご迷惑をおかけしましたが無事版を重ね、いまも順調に売れております。このたび、カドブンでは著者のおひとりにして『乙嫁語り』『北北西に曇と往け』はじめ伝説級コミックの担当編集者である大場渉さんにインタビューを刊行しました。なぜ発売直後じゃなくて今? というのはお読みいただくとわかることになっています。はっきりいって濃いです。読み応えありすぎなので、それなりのお時間を取ってお茶などをご用意のうえお読みください。 ▶ 第1回はこちら 『マンガの原理』大場渉さんインタビュー 第2回 「技術は地味だ。しかし「地味」には耐久性がある」(本文より) 伊藤:それにしてもなぜ大場さんはそこまで「技術」に注力されたんですか。たまたまじゃないですよね。意図して築き上げようと思わないとここまで体系化しないですよね。 大場:なんでしょうね。やっぱり
2月に刊行された神業超絶マンガ指南書『マンガの原理』、いっとき品切れでご迷惑をおかけしましたが無事版を重ね、いまも順調に売れております。このたび、カドブンでは著者のおひとりにして『乙嫁語り』『北北西に曇と往け』はじめ伝説級コミックの担当編集者である大場渉さんにインタビューを刊行しました。なぜ発売直後じゃなくて今? というのはお読みいただくとわかることになっています。はっきりいって濃いです。読み応えありすぎなので、それなりのお時間を取ってお茶などをご用意のうえお読みください。 ▶ 第2回はこちら 『マンガの原理』大場渉さんインタビュー 第3回 素人の遊び場に、プロが行ってはいけない? ――大場さんはずーっと漫画編集者をやりたいですか、倒れるまで。 大場:そうですね。あと30年。 ――やりたい? 大場:僕はやっぱり新人の漫画を読むのが好きなんですよ。下手くそなやつ。下手くそででも一生懸命描いて
2月に刊行された神業超絶マンガ指南書『マンガの原理』、いっとき品切れでご迷惑をおかけしましたが無事版を重ね、いまも順調に売れております。このたび、カドブンでは著者のおひとりにして『乙嫁語り』『北北西に曇と往け』はじめ伝説級コミックの担当編集者である大場渉さんにインタビューを刊行しました。なぜ発売直後じゃなくて今? というのはお読みいただくとわかることになっています。はっきりいって濃いです。読み応えありすぎなので、それなりのお時間を取ってお茶などをご用意のうえお読みください。 『マンガの原理』大場渉さんインタビュー 第1回 上司がめちゃめちゃ追い詰められて本を作っている! ――では、この対談をお願いしたきっかけから。我々カドブンスタッフの上司であるところの(2024年3月時点)伊藤さんがしばらく前からなんか尋常じゃない勢いで本を作っていまして、部長は何をしてるんだと噂になっていたんです。しか
日本のエンターテインメント書評を確立した北上次郎氏の急逝から二年半。北上氏が1976年4月に椎名誠氏と共に創刊した「本の雑誌」(本の雑誌社刊)は、氏の業績を顕彰し、遺志を継ぐべく〈北上次郎「面白小説」大賞〉を創設しました。 その第1回目の受賞作が同誌2025年9月号で発表され、KADOKAWAより刊行しました、八潮久道著『生命活動として極めて正常』(2024年4月24日刊)が選ばれました。 ★「本の雑誌」公式Xでも大賞受賞作発表。選考委員も興奮! 驚きの才能!! https://x.com/Hon_no_Zasshi/status/1953641793838625007 10年にわたって書いた短編が1冊の本になり、〈北上次郎「面白小説」大賞〉に選んでいただきました。現実とちょっと(あるいはだいぶ)ズレた世界の中で、わちゃわちゃしつつみんな頑張って生きているような話を書いています。「読み終え
小野不由美さんが贈る、怖ろしくも美しい怪談文芸「営繕かるかや怪異譚」シリーズ。 文庫『営繕かるかや怪異譚 その参』と単行本『営繕かるかや怪異譚 その肆よん』の2作連続刊行を記念して、コミカライズを手掛ける加藤和恵さんとの対談記事を特別公開いたします。 ※本記事は、単行本『営繕かるかや怪異譚 その参』の刊行とシリーズのコミカライズを記念して、『怪と幽 vol.011 2022年9月』に掲載された内容を転載したものです。 小野不由美×加藤和恵 対談 悪魔の血を継ぐ主人公が祓魔師を目指す人気漫画『青の祓魔師』の加藤和恵氏が、小野不由美氏の小説『営繕かるかや怪異譚』のコミカライズを手掛けた。そこでシリーズの新刊『営繕かるかや怪異譚 その参』を刊行したばかりの小野不由美氏と加藤和恵氏との往復書簡対談が実現! 互いに質問を出し合い、それに答える形でのやりとりを交わしていただいた。御二方の初々しい交歓を
乃木坂46、1期生の高山一実が、一心不乱にアイドルを目指す女子高生を描いた小説『トラペジウム』(KADOKAWA)。2016年から2018年にかけて雑誌『ダ・ヴィンチ』に連載され、2018年に単行本化、大きな話題となった本作が、アニメーション映画となって公開される。今年2月に上梓した絵本『がっぴちゃん』(KADOKAWA)にも注目が集まり、作家としての歩みを進める高山は、自身の経験や葛藤も込めた思い入れ深いデビュー作の新たな姿を、どのような想いで見つめているのだろう。 文/河内文博(アンチェイン) 「アニメーションの魅力と原作を振り返って“いま”想うこと」/ 映画『トラペジウム』 原作・高山一実インタビュー 「東西南北」が歌って踊るシーンが大好き! ――本作は「東西南北の美少女を集めてアイドルグループを結成する」という野望を持つ女子高生・東ゆうが、様々な困難にぶつかりながらも夢を追う姿を描
先日、『八月の御所グラウンド』(文藝春秋刊)で第170回直木賞を受賞されたばかりの万城目学さん。そんな万城目さんのデビュー作であり、京都を舞台に描いた抱腹絶倒の青春コメディ『鴨川ホルモー』が、この度、劇団「ヨーロッパ企画」率いる上田誠さんの手により東京と大阪で舞台化されます。そもそものきっかけとなったお話から、上田さんの脚本を読まれた万城目さんの思いなど、公演を控えた今だからこそ聞けるお話をたくさん伺ってきました。 撮影:ホンゴユウジ 構成:タカザワケンジ 舞台がはねた後の冗談がきっかけ ――『鴨川ホルモー』の舞台化は、上田さんの『たぶんこれ銀河鉄道の夜』をご覧になったのがきっかけだそうですね。 上田:最初は冗談だったんですよね。 万城目:僕は上田さんに自分の作品を脚色してもらうなんて、考えたこともなかったんです。上田さんと言えば森見さん。森見さんがアップルとすると、僕はマイクロソフトみた
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本記事では映画公開を記念して『流浪地球』を期間限定全文無料公開! 圧倒的なスケールで描かれる物語を、余すところなくお楽しみください。 映画「流転の地球―太陽系脱出計画―」公開記念 原作『流浪地球』期間限定試し読み【1/8】 あらすじ ぼくが生まれた時、地球の自転はストップしていた。人類は太陽系で生き続けることはできない。唯一の道は、べつの星系に移住すること。連合政府は地球エンジンを構築、太陽系脱出計画を立案、実行に移す。こうして、悠久の旅が始まった。それがどんな結末を迎えるのか、ぼくには知る由もなかった。 1 制動時代 ぼくは夜を見たことがなかった。星を見たこともなかった。春も、秋も、冬も知らなかった。 ぼくが生まれたのは制動時代の終わりごろだ。当時、地球は自転を止めたばかりだった。 地球の自転を止めるのにかかった時間は四十二年。連合政府の計画より三年長くかかった。 最後に日没を見たときの
「100分で? そんなに速く読めないよ」と思ったり、 小説を読むスピードはそれぞれ。 じっくり本を読むことに割ける時間もまた人それぞれで、 1分も本を読めなかった、そんな日もあるでしょう。 集中する時間をどう味わうか、それはあなた次第。 だけど、本を閉じるときの 「読んでよかった」という満足感はきっと同じ。 そんな気持ちを一緒に味わいたくて、 あなたの手におさまる物語をあつめました。 シリーズ一覧 活字を従来の本文組より大きくし、行間をゆったりとって読みやすくした角川文庫の新シリーズです。 一度は読みたい古典名作から、自信をもっておすすめしたい現代の名作小説まで、バラエティ豊かに集めました。 蜘蛛の糸 著者芥川龍之介 発売日2024年03月19日 書籍詳細 人間椅子 著者江戸川乱歩 発売日2024年03月19日 書籍詳細 走れメロス 著者太宰治 発売日2024年03月19日 書籍詳細 神童
第一回 藤原道兼ふじわらのみちかね(道長の兄)【大河ドラマを100倍楽しむ 王朝辞典 】 さて、とうとう大河ドラマ「光る君へ」が始まりました。ここではドラマに出てくる人名やはたまた生活(ライフ・オブ・平安)についてやさしく語ってみますね。 今から書くものは、とても簡単にまとめてます。ただ、彼らが生きている姿が伝わってくるようなエピソード、またあまり知られていないエピソードを取り上げますね。そしてそこには、今まで説明されてこなかった和歌などをちょこっと入れていきます。ドラマに出てくる人たちを、より身近に、人間として感じていただければ、うれしいです。 いつ生まれて、いつ亡くなったか。そういう事は大切ですが、ここではなるべく彼らの心を中心にお話ししていきますね。 それではまず、ドラマでは第一回に大変な役回りで登場した藤原道兼。残酷な役回りの道兼についてちょこっと見ていきましょうか。 藤原道兼は、
中国大ヒット映画原作、SF短編集!『流浪地球』レビュー 書評家・作家・専門家が《新刊》をご紹介! 本選びにお役立てください。 SFと「科幻」――劉慈欣文学の魅力 書評:加藤 徹(明治大学教授) サイエンス・フィクションを、日本人は「空想科学」と訳し、中国人は「科幻(かげん)」(科学幻想)と訳す。 空想科学と科幻。英訳は同じSFでも、文学ジャンルとしての両者の性格は違う。 私たちが暮らしているこの地球は、二つの世界に分かれている。ゴジラ的な映画を作れる「空想科学」系の国々と、作ることが許されない「科幻」系の国々だ。 日本人は、怪獣が東京を焼き、自衛隊の戦車を踏みつぶす映画を好む。アメリカ人も、宇宙人がホワイトハウスを壊し、UFOが米空軍の戦闘機をハエのようにバタバタと落とす映画を楽しむ。イギリス人も、十八世紀の小説『ガリバー旅行記』でガリバーが小人国の王宮の火事を小便で鎮火して以来、実在の国
ついこの間まで、いつから冬になるのだろう、なんて首をかしげていたのが、あっという間に冬になって、カレンダーを見ればもう師走。年の初めに立てた目標は、いくつ形になりましたか。年の初めなんてもう覚えていない、とすでに今年のことを忘れ始めている人もちらほら。忘年会などというものが開かれてしまえば、今年あった苦労の数々なんてもう……。 それでも、2023年という年の痕跡をもう少しだけ自分のなかに残したいあなたに、読んでほしい本があります。 今年も、誰かに届けたい本がたくさん生まれました。KADOKAWA文芸編集部より今年刊行した話題作の中から、「2023年も本を読んだ!」と満足して新年を迎えるために、読み逃せない6冊をご紹介します。大変だったことは言葉にして今年に置いておいて、楽しかったことは大切に来年へ持っていく。それから本も一緒に、何冊か、好きな数だけ。 新しい年も皆さんの隣に、すばらしい本が
ウクライナ人の妻を持つ日本人ジャーナリスト。人々が戦い続ける理由とは 『ウクライナ・ダイアリー 不屈の民の記録』レビュー 書評家・作家・専門家が《新刊》をご紹介! 本選びにお役立てください。 『ウクライナ・ダイアリー 不屈の民の記録』 著者:古川英治 書評:小泉 悠(東京大学先端科学技術研究センター専任講師) 2022年2月24日にロシアがウクライナへの侵略を開始して以降、多くの「ウクライナ本」が出た。日本で出版されたものだけでも相当の数に上る。ロシアのウクライナ侵略を歴史的観点から説明しようとするもの、軍事的な戦況分析、日本であまり知られていないウクライナという国について書かれたものなど、その内容も多彩だ。 しかし、本書『ウクライナ・ダイアリー』は少し毛色が違うように思う。ちょっとおかしな話かもしれないが、一読した上で想起したのは椎名誠の『パタゴニア あるいは風とタンポポの物語り』だった
取材・文 岡本大介 製鉄所の爆発事故によって、時が止まってしまった町。あらゆる変化を禁じられた世界で、「恋する衝動」に揺れ動く少年少女たちの姿を描いた映画「アリスとテレスのまぼろし工場」。本作は、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」や「さよならの朝に約束の花をかざろう」などで、国内外から高い評価を得ている岡田麿里が脚本・監督を務めた、青春恋愛映画だ。岡田監督自身が書き下ろした原作小説も絶賛発売中のなか、映画と小説の違いやそれぞれの魅力についてインタビューで迫った。 脚本作業は「創作」よりも「攻略」!? ――小説版は、映画の脚本作業を終えた後で、あらためて小説として書き下ろされています。どのような経緯で小説執筆に至ったのでしょうか。 岡田麿里(以下、岡田):実はこの物語は、そもそも小説の形で書き始めたんです。でも、途中でどうしても続きが書けなくなってしまったんですよね。それでも、キャ
これはリアルか、フィクションか。 SNSなども連動させた読者参加型のモキュメンタリーホラーとして好評を博した『近畿地方のある場所について』、その著者である背筋さんに今読みたいホラー・ミステリ作品を聞きました。 幽霊を見たことがある人とない人、違いはなんでしょうか? 私は、「認識の差」ではないかと思っています。 例えば深夜に人気のない道を歩いていると、電柱の陰に血まみれの女性が立っている。 そんな光景を目にしたとき、あなたは人ならざるものだと感じて逃げ出すでしょうか。それとも事件に巻き込まれた被害者かと心配して近寄るでしょうか。 前者の場合、その女性の正体が何であれ、それはあなたの中で幽霊をみたという記憶になります。 心霊体験とは得てしてそういうものなのだと思います。いや、そう思いたい。 この作品では、幽霊を認めたくない(なぜなら怖いから)登場人物が、体験者からもたらされた五つの怪談に対して
「カクヨム」から文芸・・単行本が誕生! 書籍化オファーの内幕を公開 2023年4月に、カクヨムに投稿された文芸作品が3作品書籍として発売されます。そのジャンルは、SF、BL、ホラーとバラバラ。はたしてこれらの作品は、どのような過程を経て書籍化が決定されたのか。また編集者たちはどのような思いで作品を探しているのか。「オファーの瞬間」の特別編として開催された座談会では、「文芸編集部カクヨム班」に所属する編集者4名が集まって、自分たちが手がけた書籍のPR、そして作品探しの方法について余すことなく本音で語りました。 (本記事は「カクヨム」に2023年4月20日付で掲載された内容を転載したものです) 構成/柿崎 憲 「文芸編集部カクヨム班」の編集者たちの素性を初公開! 編集K:カクヨムユーザーのみなさま、初めまして。今日はKADOKAWA文芸編集部のメンバーが集まって、書籍化が決まった作品についてあ
怪奇幻想ライター/書評家 朝宮運河 二〇二三年は、角川ホラー文庫創刊三十周年のメモリアルイヤーである。変化の激しい出版業界において、ホラージャンルに特化した文庫が三十年の長きにわたって存続したのは驚異的なことである。長年の読者として、祝福の意を表したい。 読者の中には、生まれた時から角川ホラー文庫が存在していた、という方も少なくないことだろう。ここで一度想像してみてほしい。もし三十年前に角川ホラー文庫が創刊されていなければ、多くのホラー作家がデビューの機会を逸し、無数の作品が埋もれていたはずである。それはホラーに興味を持つ読者の減少に繫がり、ホラージャンル全体の沈下を招いていたかもしれない。 専門の文庫レーベルがあるというのは、それだけ大きいことである。新人賞や専門誌の存在と並んで、ジャンルにとっての意義は計り知れない。この三十年の日本のホラー小説の発展は、角川ホラー文庫抜きに考えることは
構成/斎藤哲也 写真/島本絵梨佳 経済思想家の斎藤幸平さんが、マルクス主義の研究に与えられる世界最高峰の賞、ドイッチャー記念賞を史上最年少、日本人で初めて受賞した『大洪水の前に マルクスと惑星の物質代謝』が文庫になりました。 世界で絶賛され、その後の日本国内でのマルクスブームの先駆けともなった『大洪水の前に』はどうやって生まれたのか。いま、マルクスを学ぶ理由やその魅力とはいったいどこにあるのか。 斎藤さんにとってマルクス研究の先輩でもあり、角川選書『マルクス 資本論 シリーズ世界の思想』の著者、佐々木隆治さんをゲストにお迎えし、お二人にたっぷり教えていただきました! 日本人初!ドイッチャー記念賞受賞作『大洪水の前に マルクスと惑星の物質代謝』(角川ソフィア文庫) 抜粋ノートの衝撃 佐々木:今回文庫化された『大洪水の前に』では、晩年のマルクスが作っていた抜粋ノートを重要な資料として取り上げて
漢文学習者必携!伝説の文法書復刊 『漢文の語法』 漢文愛好家に長らく復刊を望まれていた伝説の名著、西田太一郎『漢文の語法』。このたびついに角川ソフィア文庫への収録が実現いたしました。 校訂・解説をご担当くださった齋藤希史先生(東京大学教授)は、学生時代にこの『漢文の語法』を読み込むことで漢文読解の難所を越えたという、長年の愛読者。 巻末の「解説」では、そんな齋藤先生が本書の使い方を詳しくご紹介くださっています。皆さまの読書のご参考にしていただきたく、一部を特別公開します! 『漢文の語法』 40年前の初心者より、すべての漢文学習者へ――『漢文の語法』西田太一郎 文庫巻末解説 解説:齋藤希史(中国文学者、東京大学教授) この本の著者が想定している読者は、「はしがき」にあるように、「漢文の初歩的知識をそなえている人々」です。原著が出版されたのは1980年。それから40年あまり経った現在では、「初
構想10年・取材6年をかけた『証し 日本のキリスト者』を刊行した最相葉月氏に聞く 2023年1月、構想10年・取材6年をかけた長編ノンフィクション『証し 日本のキリスト者』(KADOKAWA)を刊行する最相葉月氏。『セラピスト』(新潮文庫)で「心の病」を向き合った最相氏は、なぜ今作で「信仰」というテーマを選んだのか? 構想のきっかけ、これまでと異なる形式を採用した理由、さらには、日本人が「信仰」について多くの議論を交わしている2023年1月に本書が刊行される意味などについて、作家本人に聞いた。 聞き手:編集部 なぜキリスト教をテーマに選んだか? ――2023年1月、長編の書き下ろしノンフィクション作『証し 日本のキリスト者』を刊行されました。北海道から沖縄、奄美、五島、小笠原まで全国の教会を訪ねられ、135人のキリスト者の声を聞くという、1000ページを超える大作です。 最相さんといえば、
バーチャルライバーグループ「にじさんじ」を牽引し続けてきた月ノ美兎さん。このほどYouTubeチャンネル登録者数が100万人を突破しました! これを記念して、月ノさんの初エッセイ集『月ノさんのノート』から一編「月ノ美兎は箱の中」を1ヶ月の期間限定で公開いたします! 本編は、月ノさんの初期の活動を振り返りながらつづったお話ですが、2021年11月に開催された月ノさんの1stワンマンライブのタイトルにもなっており、本エッセイ集の中でも代表作と言えるでしょう。この機会にぜひお楽しみください! 月ノ美兎『月ノさんのノート』所収「月ノ美兎は箱の中」特別試し読み 月ノ美兎は箱の中 2018年6月1日。「月ノ美兎の朝まで起立しナイト(仮)」というイベントが開催されたのをご存じだろうか。2018年2月頃に初めて「にじさんじ」として活動を開始してから、最初の月ノ美兎単独オフイベント。「にじさんじ」としてのオ
ある事件や出来事の真相に迫る過程を楽しむ、ミステリ小説。その歴史は19世紀までさかのぼり、"文学史上初のミステリ"といわれるエドガー・アラン・ポーによる『モルグ街の殺人』が誕生して以来、世界各国でさまざま作品が生み出され、時代とともにジャンルや設定も多様化してきました。 小説の王道ジャンルともいえるミステリですが、作者もタイトルも聞いたことはあるけど、実際に読んだことがある作品は少なかったり、あるいは、星の数ほどある作品の中から、どの作品を読めばいいのか迷ってしまうという人もいるのではないでしょうか。 そこで、今回はカドブン編集部が、”絶対に外さない”というミステリ小説を厳選。ミステリになじみがない方へのおすすめ作品や、小説好きにぜひ紹介したい国内外の作品をご紹介します。 カドブン編集部 KADOKAWA発の文芸作品を中心に、本の紹介をするWEBマガジン。小説家のインタビューや対談、イチオ
取材・文:ラノベニュースオンライン編集長・鈴木 『竜殺しのブリュンヒルド』大反響を振り返る 東崎惟子先生インタビュー 第28回電撃小説大賞≪銀賞≫受賞作『竜殺しのブリュンヒルド』が、ライトノベル界隈はもちろん、ジャンルの壁を越えて大きな反響と話題を呼び続けています。エデンと呼ばれる孤島で竜に育てられたひとりの少女が、愛と復讐の炎を燃やし、竜を殺した実の父親、そして兄と向き合っていく本作。著者である東崎惟子先生に、物語の反響についての想いや作品誕生の裏話などをお聞きしました。 この反響は想定外だった――生まれる喜びとプレッシャー ――『竜殺しのブリュンヒルド』が発売されてから約半年が経ちました。重厚なファンタジーの世界で描かれる愛と復讐の物語には、SNSをはじめ多くの感想が今も寄せられています。あらためて現在の心境をお聞かせください。 東崎:本当にありがたいことで、反響は予想よりも遥かに大き
構成・文=朝宮運河 写真=川口宗道 作家を虜にする文学的ロックバンド 「人間椅子」のトリビュート小説集が完成! 江戸川乱歩、芥川龍之介などの小説にインスパイアされた、文学的な世界観で知られる唯一無二のハードロックバンド、人間椅子。11月2日に発売された『夜の夢こそまこと 人間椅子小説集』(KADOKAWA)は、このバンドに魅せられた作家たちが集ったトリビュート小説集。大槻ケンヂ、伊東潤、空木春宵、長嶋有という個性豊かな書き手が、人間椅子の名曲をモチーフにした作品を寄稿した、ロックファン&文芸ファン注目の一冊です。その刊行を記念して、人間椅子のギター&ボーカル担当で『夜の夢こそまこと』にも参加している和嶋慎治さんと、人間椅子とデビュー当初から親交のあるミュージシャンで作家の大槻ケンヂさんのスペシャル対談をお届けします。 ――大槻さんはどういう経緯で、『夜の夢こそまこと 人間椅子小説集』への参
韓国在住40年の日本人ジャーナリスト、黒田勝弘さんインタビュー 安倍元首相の銃撃事件で注目が集まっている統一教会(現世界平和統一家庭連合)。1950年代に韓国から日本に来たこの宗教、韓国ではどのような存在なのでしょうか。韓国在住40年の日本人ジャーナリスト、黒田勝弘さんに聞いてみました。 黒田さんは2013年に刊行した角川新書『韓国 反日感情の正体』で統一教会について言及。合同結婚式で韓国に渡った日本人妻に着目し、韓国社会の受け止めなどをウォッチし続けています。 韓国では「統一教会問題」への関心は低め ――7月の安倍元首相の銃撃事件後、統一教会が大きくクローズアップされており、改めて2013年に刊行した黒田さんの角川新書『韓国 反日感情の正体』を読み直しました。最後の章で、統一教会のことを取り上げていたからです。今回の統一教会問題に関して、韓国での関心はどうですか。 黒田:安倍元首相が亡く
伊坂幸太郎『マリアビートル』ハリウッド映画化記念インタビュー 伊坂幸太郎『マリアビートル』がなんとハリウッドで映画化、日本でも9月1日公開となる。映画のタイトルは「ブレット・トレイン」。主演はブラッド・ピット、監督はデヴィッド・リーチ。日本のエンタメ小説がハリウッド映画になるというビッグプロジェクトに、原作者は何を思うのか。 『マリアビートル』がハリウッド映画になるまでの経緯 ――そもそも、『マリアビートル』がどうして、ハリウッド映画になったのか、その経緯を教えてもらえますか? 伊坂:すごく簡単に言ってしまうと、アメリカの映画関係者に、僕の小説を紹介したところ、面白いと思ってくれた人がいた、ということなんですよね。とはいえ、もちろん、実際に簡単なわけではなくて、いろんな人たちの尽力があって実現したのですが……。 ――『マリアビートル』はその時、英訳されていたんですか? 伊坂:まだ、英訳出版
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