平成22年 3月 5日 東京大学は、アニリール・セルカン大学院工学系研究科建築学専攻助教に対し、平成15年3月28日付けで本学が授与した博士(工学)について、平成22年3月2日に取消しを決定しました。 この決定は、東京大学評議会申合せ「学位授与の取消」における取消しの事由である「不正の方法により学位の授与を受けた事実が判明したとき」に該当するためです。(参考資料①、②) 当該助教に対しては、この旨を通知して学位記の返還を要請しております。 本件に関する本学の見解、また、再発防止のため、本日付けで工学系研究科長及び総長から本学構成員に宛てて発表された文書については、それぞれ参考資料③、④、⑤のとおりです。 参考資料① 「不正の方法により学位の授与を受けた事実」の概要 東京大学においては、アニリール・セルカン氏(以下、アニリール氏という。)の学位請求論文に係る盗用の疑いについて調査した結果、概