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ブックマーク / arisan-2.hatenadiary.org (5)

  • スターリンの「一国社会主義理論」 - Arisanのノート

    スターリン―政治的伝記 作者: I.ドイッチャー,上原和夫出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1984/07メディア: 単行この商品を含むブログを見る年末から体に不調があって、正月休みは遠出をせず、このを読んでいた。 それで、「第一巻」「第二巻」と分かれている「第一巻」の方を、三が日の間に読み終わった。 ちょっとメモ的に書いておく。 先に書いたように、著者のドイッチャーは「スターリンはなぜ成功したのか」という問いを立てているのだが、書の前半でスターリンが権力の中枢を握るようになった大きな理由としてあげられているのは、革命後のソ連の政治機構が、動乱のなかで革命を守護するという必要から、次第に独裁色を強め、巨大な官僚的機構にならざるを得なかったという背景である。 革命を救うため、党は独立心と批判精神と勇気を持つ革命家の自由な集まりでなくなってしまった。党の大部分はますます強力になって

    スターリンの「一国社会主義理論」 - Arisanのノート
  • スターリン外交の実態 - Arisanのノート

    スターリン―政治的伝記 作者: I.ドイッチャー,上原和夫出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1984/07メディア: 単行この商品を含むブログを見る 結局、スターリンという政治家の資質について、ドイッチャーは総合的にどのような判断を下しているのか。 彼は、スターリンがすぐれた洞察力や判断力、また遠大な深慮をもってさまざまな政策決定や外交を行った、あるいは権力闘争の権謀術数をなしたという、スターリン神話と反スターリン神話の双方に共通する前提を否定する。 スターリンには、状況を判断したり見通す力が根的に欠けており、その政策や外交は、その都度の場当たり的なものでしかなかった、というのである。スターリンは、状況を見定めることもコントロールすることも出来ない政治家であり、常に状況に流されるままに政策を次々に変更して、無用の犠牲を生じさせることが甚だしかった。 これが、ドイッチャーの提示する

    スターリン外交の実態 - Arisanのノート
  • 私たちの「身近な希望」としてのベジタリアン - Arisanのノート

    に一時帰国中の友人、id:blackpawさんが、仕事の関係で関西に来られていて、わざわざぼくの家の近くまで訪ねてきてくれた。最近書いてるような事情で、あまり時間がとれなかったのだが、午後の数時間、連れ合いさんのランさんを交えて三人でお話した。 ぼくが口下手(書くのも下手だが)なこともあり、もっぱら日語が猛スピードで上達中のランさんの話を二人で聞くような形になって、ぼくはとても面白く時を過ごせたのだが、通訳もしなくてはいけなかったblackpawさんはずいぶんくたびれたと思う。お疲れ様でした。 ランさんは、イスラエルの出身だが、アメリカの大学で日近代史(植民地支配の問題など)を研究していて、いま日に一時滞在して調査などをしてるらしい。有名な日研究者ハルトゥーニアンの弟子になるそうである。 日アメリカ歴史研究の傾向(非政治性)への疑問や、日の平和運動に関して、またグローバ

    lakehill
    lakehill 2008/06/29
    大量生産された生命を食し、消費して生きているという点ではベジタリアンもそうでない人も変わらないと思うが?個人的な嗜好としてベジタリアンも認められるべきにきまっているが、変な理屈をつかないでほしい。
  • 定時制高校の現実 - Arisanのノート

    これも木曜の夜の番組だが、NHKの『ドキュメントにっぽんの現場』で横浜の定時制高校をとりあげてたけど、胸の詰まるような思いで見た。 こういう現状について、いろいろなことを考えさせられた。 最近、経済的な事情などから私立の高校に進学できず、昼間は働きながら、夜間の学校に通う高校生たちが増えているそうである。とりあげられていた学校でも、志願者が急増して、この数年で定員を倍に増やしたという。 そこに通う何人かの姿が、きめの細かい取材で描かれていた。 もっとも驚いたのは、この学校に働きながら通っている生徒たちの将来が、ほとんど保障されたものではないということである。このことは、学んでいる人たちにとっても、教えている人たちにとっても、重い無力さを覚えさせずにおかないものだろう。 卒業生のほとんどは進学でなく、社会に出て行くのだが、定時制の高校には、昼間の高校の十分の一ほどの求人募集しかこない。また、

    定時制高校の現実 - Arisanのノート
    lakehill
    lakehill 2008/03/17
    貧乏な家庭の子弟に対する返済の必要のない奨学金をもっと充実させた方が良い。現状は"機会の平等"からも"結果の平等"からもどちらからもほどとおい状況である
  • 最近のコメント欄から - Arisanのノート

    このところ、各エントリーのコメント欄に大量の匿名の書き込みが続いていて、すごく困ってます。 ほとんどは、「早く左翼教、文学教を脱して、あなたも現世教の信者に!」といった趣旨の内容で、「間に合ってます」という感じなんですが、いくつかすごく気になったコメントがありました。 それらについて、少し思ったことを書いてみます。 ひとつは、『06年最後のエントリーは、労働運動について考える』と題をつけた昨年12月31日のエントリーのコメント欄から。 http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20061231/p3 こんなふうに書いてあります。 さっきからさ。”イメージ”だの、”思う”だの あいまいな言葉ばかりつかってるけどさ・・・ 実際に働く人に接したことないの? 働く人たちの組織に接して彼らの意見を じかに肌に触れて感じたことないの? かれらの息遣い感じたこと無いわけ? 彼らの愚痴聞い

    最近のコメント欄から - Arisanのノート
    lakehill
    lakehill 2007/02/19
    すごく極端な人がコメント欄にいるなあ。
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