第8回「綱領教室」(18日)の講義は、第3章「世界情勢―20世紀から21世紀へ」第8節最後の段落からスタートしました。 世界経済危機とマルクスへの注目 志位和夫委員長が最初に話したのは、「資本主義から離脱したいくつかの国ぐに」における「社会主義をめざす新しい探究」についてです。 中国は1978年の「改革・開放」、ベトナムは86年の「ドイモイ(刷新)」以来、「市場経済を通じて社会主義へ」という路線を歩んでいます。 そのもとで、「全体としていうなら、経済の大きな発展、貧困の削減が進んだ」として、中国が「絶対的貧困」(世界銀行の基準で1日あたり1・25ドル以下の生活水準)をどれだけ減らしてきたかを、ホワイトボードにグラフで示しました。81年に8・4億人(人口の85%)だった「絶対的貧困」が、2005年には2・1億人(16%)に。国際的にも「中国の成功は明らかに、この全般的な進歩において主要な役割