ロシアの軍当局者は22日、ロシアが昨年一方的に併合したウクライナ南部のクリミアに核兵器の搭載可能な中距離爆撃機を配備する計画を明らかにしました。ロシアのインターネット・メディア「プラウダ・ル」やインタファクス通信が伝えました。同国のプーチン大統領は6月にも新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)40基以上を年内に配備する計画を発表したばかり。ロシアの核兵器増強は、北大西洋条約機構(NATO)の対抗措置を呼び起こし、旧ソ連・東欧地域にさらなる緊張をもたらすことになります。 (片岡正明) クリミアに配備されるのは超音速の中距離爆撃機TU22M3の飛行大隊で、ロシア軍当局者は「黒海やその沿岸の空域防衛」のほか、「(迎撃ミサイルである)米国のミサイル防衛(MD)のルーマニア配備に対抗する措置だ」としています。 ロシアが核兵器をことさらに誇示するようになったのは、昨年のウクライナ紛争以来です。ウクライナ
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