衆院選で落選した元「みんなの党」代表の渡辺喜美氏(62)が化粧品会社「ディーエイチシー(DHC)」会長から8億円の借り入れをしていた問題にからみ、東京地検特捜部の事情聴取を受けたことで、事態は刑事責任の有無へと発展しました。“DHCマネー”は、2009年8月に結党したばかりの同党が、10年の参院選、12年の衆院選をたたかう“原資”となったとみられるだけに、関係政治家の説明責任が問われています。 (藤沢忠明) 渡辺氏がDHCの吉田嘉明会長から計8億円を借り入れたのは、10年7月の参院選と、12年12月の衆院選の直前のこと。渡辺氏から、みんなの党への貸し付け、東京法務局への供託金納付などの流れからみても、選挙資金に使われたと考えるのが自然です。(図参照) 選挙資金 実際、当初、渡辺氏は、「酉(とり)の市のかなり大きな熊手」を買ったと説明していましたが、その後、渡辺氏が「参院選のための資金を貸し
![「みんな」は消えても消えぬ責任/渡辺元代表に捜査のメス/他党転出議員もDHCマネー恩恵](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8510216a130e7d5e9d1c2a4860958f4849328594/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.jcp.or.jp%2Fakahata%2Fweb_img%2Fakahata-kakusan.jpg)