【カイロ=小泉大介】イエメンで反政府勢力・イスラム教シーア派系武装組織「フーシ派」への空爆を主導してきたサウジアラビア軍は21日の声明で、同作戦の終了を宣言しました。イエメン危機の政治解決に向けた動きが始まる可能性が出てきましたが、サウジ軍は22日早朝に一部地域で空爆を継続したとの報道もあり、先行きは予断を許さぬ状況です。 9カ国からなるアラブ「連合」軍を率いるサウジ軍は声明で、「空爆作戦は目的を達成した。(フーシ派所有の)ミサイルなど重火器を破壊したことで、サウジや周辺国に対する脅威を排除できた」と表明。今後の対応として、「イエメンの安定に向けた政治プロセス」の推進に焦点を当てると説明しました。 ただ、サウジ軍報道官は21日の会見で「連合軍はフーシ派の軍事行動を防ぐための作戦は今後も続ける」と述べ、反政府勢力の出方次第では空爆再開もあり得るとの考えを示しました。 アラブ「連合」軍によるイ
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