【パリ=島崎桂】ギリシャとロシアの両エネルギー相は19日、ロシア産天然ガスをトルコ経由で欧州に輸送するパイプライン「トルコストリーム」の建設計画にギリシャも参加することで基本合意しました。同日、ロシアのプーチン大統領とギリシャのチプラス首相も会談し、両国の経済関係強化で一致しました。 今回の会談は、ギリシャ債務問題やウクライナ問題をめぐり、ギリシャ、ロシア両国と欧州連合(EU)の関係が悪化する中で行われました。複数の欧州メディアはギリシャの思惑として、ロシアとの親密さを示し、EUを揺さぶる狙いがあると指摘。ロシアには、ギリシャを取り込むことで、対ロ強硬姿勢をとるEU各国の足並みを乱す狙いがあるとしています。 チプラス氏は19日、ロシアのサンクトペテルブルクで開かれた国際経済フォーラムの中、債務問題をめぐりEU側が実施を求める緊縮策は「無意味だ」と改めて批判。「EUは傲慢(ごうまん)になるべ
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