【ワシントン=島田峰隆】国連安全保障理事会は21日、ウクライナ東部でのマレーシア航空機撃墜について、撃墜現場を支配している親ロシア派武装勢力に対し、国際調査関係者が現場に無制限に立ち入ることを直ちに認めるよう求める決議を全会一致で採択しました。決議は、そのために各国が全面的に協力することも求めました。 決議は事件を「最も強い言葉で非難する」とし、原因の究明に向け「完全かつ徹底し、独立した国際調査」を支持。武装勢力が現場への立ち入りを妨害していることに「重大な懸念」を表明し、武装勢力が欧州安保協力機構(OSCE)などの調査当局者に「現場とその周辺への安全で全面的な、制限されない立ち入りを即時に認めること」を求めました。 決議案を提案したオーストラリアのビショップ外相は「現場への立ち入りが認められていないのは卑劣だ。犠牲者とその遺族への侮辱だ」と憤りを表明。ロシアに対し親ロシア派に圧力を強める
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