転落事故が相次ぐ駅ホームの安全対策で、JR西日本が先頭用の車両同士の連結部にできる隙間に板状の転落防止ガードを試験的に設置したことが分かりました。7月10日から1編成(7両)に取り付け、東海道線などを半年間走らせます。現地調査や要請を重ねた日本共産党と視覚障害者の運動で一歩前進しました。 JR西によると、ガードは縦32センチ、横70センチで先頭車両の下部に前後計4枚つけられ、約100キロの重さに耐えられます。連結部の隙間に注意を促す音声警報装置も今年度から導入。8月24日現在で特急車両3編成と新快速などに使われる車両12編成に装備されています。 先頭車両は、行き先が途中で分かれる地点まで一緒に運行する場合、車両同士が連結(併結)されます。国交省はガイドラインで転落防止ガードの設置を義務付けているものの、新造車や改造車の常時連結部分に限定し、既存車両は努力義務どまりです。JR西は、併結の場合