7日の参院予算委員会で、社会問題になっている高齢者介護問題を取り上げた日本共産党の山下芳生議員。高齢者を食い物にするような介護ビジネスの実態を突き付け、政治の責任を問いました。 山下氏 “介護退職社会”どうする 菅首相 社会全体で対応努力 特別養護老人ホームの待機者は42万1259人(2009年度)。介護保険発足後10年間で4倍に増え、家族の介護・看護のために離職する人は年十数万人に上ります。 山下氏はパネルを示し、入所希望者の増加に特養ホーム整備が全く追いついていないと告発。東京都内の44歳男性が75歳の認知症の父親を介護するために仕事を辞め、月10万円の父親の年金で暮らしている例を突き付け、首相の姿勢を問いました。 山下 総理は厚労相時代、「介護を社会化する」といって介護保険を推進した。親の介護のために40代のミドルエイジが仕事も結婚もあきらめざるを得ない。こんなことで日本社会はどうな