東日本大震災で、東北3県では10万世帯がテレビを見られない状態となり、7月24日に予定されている地上デジタル放送への移行=アナログ停波=が困難になっています。 19日の参議院総務委員会で、日本共産党の山下芳生議員はこの問題を取り上げ、「被災3県での地デジ移行延期を早く表明すべきだ」と求めました。15日には、片山善博総務相が「週明けには『移行延期』の判断をする」としていたものです。 山下議員は、11日に北海道・東北知事会が「アナログ停波を延期してほしい」と要望書が提出されていることを示しました。 平岡秀夫副大臣は「できるだけ早期に決めていきたい」と答えました。 さらに山下議員は、政府や放送業界あげての地デジ推進活動が震災でストップしていることにもふれて、「被災地以外でも十分な準備が整う状況にはなく、全国一律のアナログ停止は延期を」と要望しました。 平岡副大臣が「被災地以外では対応は進んできた