6434人の犠牲者を出した阪神・淡路大震災から丸19年となった17日、被災地では早朝から追悼の催しが無数に行われ、住民は犠牲者に哀悼の意をささげました。 激震が起きた午前5時46分。神戸市内を一望する中央区・諏訪山公園で開かれた早朝追悼式(実行委員会主催)に訪れた100人が黙とう。読経に合わせて順番に「神戸・希望の鐘」をつき、手を合わせました。 中央区の女性(66)は「震災を昨日のことのように思い出します。両親が即死した高校生のお嬢さんの、ボーっとした表情が忘れられません。いまどうしているか…」と語ります。 別の女性(73)は「経営していた2軒の店のお客さんが17人亡くなりました。震災で大きな負債を抱えたけど、みんなに支えてもらって、今があります」と話していました。 日本共産党の穀田恵二衆院議員が「復興は終わっていません。東日本の人たちとも連帯し、頑張りたい」とあいさつしました。 救援復興