「憲法守れ! 未来を守れ!」「戦争する総理はいらない!」―国会を包囲する地響きのコールがわきおこる。しかも列島各地で。安倍晋三首相が敵視し葬り去ろうとしている日本国憲法を力に、世代を超え、思想・信条の違いを超えた戦争法案反対の巨大な国民のたたかいです。「政治を決めるのは国民」という、憲法の大原則が明確な姿となってあらわれています。 大手紙の政治観 ところが、一部メディアは驚くような報道です。与党の強行採決で衆院通過(16日)した戦争法案についてNHKは「法案成立の公算が大きくなった」とテロップや解説を繰り返し流し、「読売」「日経」「産経」も「今国会の成立が確実となった」(17日付)と報じているのです。ここには、政治を動かす可能性をはらんだ国民のたたかいの視点はまったくありません。政治はしょせん、政権党・政治家の思惑や駆け引きによって決まる、という古い政治観です。「成立確実」の報道は、国民に
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