澤藤統一郎氏の公選法違反等の主張に対する法的見解 2014年1月5日 人にやさしい東京をつくる会 弁護士 中 山 武 敏 同 海 度 雄 一 同 田 中 隆 1 はじめに 2012年12月に行なわれた前回の都知事選挙で、宇都宮健児陣営の選対メンバーの 一員であった澤藤統一郎氏は、再び都知事選挙が行なわれることとなった昨年12月になっ て、同氏のブログ「憲法日記」において、「宇都宮健児君、立候補はおやめなさい。」とのタ イトルで、2012年の都知事選で宇都宮陣営に公選法等の違反があったかのごとき主張を 繰り返している。 同ブログ「宣戦布告」第1弾で、同氏自身が「『宣戦布告』の動機の半分は私憤です」と 記載し、自ら私憤で宇都宮健児氏や上原公子選対本部長(当時)を攻撃していることを自認 している。澤藤氏は弁護士であるが、法律家は事実と法律に基づいた法的主張をなすべきで あり、私憤に立脚する同氏