南スーダン政府と反乱軍は23日、エチオピアの首都アディスアベバで、1カ月余り続いている戦闘の停止などの和平合意に調印しました。近隣国でつくる政府間開発機構(IGAD)の仲介で進められていた交渉によるもの。独立からわずか2年半で内戦のふちに立った同国で、和平合意が履行され、国家建設再開の一歩になるかどうかが注目されています。 (夏目雅至) 調印されたのは、「停戦合意」と「拘束者の地位に関する合意」の2文書。停戦合意には「24時間以内の停戦」や検証、査察の機構が盛り込まれましたが、反乱軍側が要求していたウガンダ軍部隊の撤退要求については「双方が招聘(しょうへい)した外国軍の撤退」という曖昧な表現にとどまりました。 反乱軍側は政府が拘束する反大統領派政治家11人の釈放を要求していましたが、釈放はは見送られ、その「将来の民族和解過程への参加」の保証にとどまりました。 今回の戦闘は、南スーダン与党の