東日本大震災で大地震と大津波で被害にあい、さらに東京電力福島第1原発事故で警戒区域、緊急時避難準備区域、計画的避難区域、該当ない区域と四つの区域となっている福島県南相馬市。義援金や東京電力からの賠償金仮払いなどを受け取ったことを理由に生活保護の打ち切りや停止が相次いでいます。 政府答弁とも食い違い 日本共産党の荒木ちえこ南相馬市議には5件の相談が寄せられており10日に南相馬市と交渉することにしています。 同市の夫妻は、義援金が収入とみなされて5月27日に生活保護を打ち切られました。 「生活保護を打ち切られると医療費などがかかり義援金を返還しても保護は打ち切らないでほしい」と訴えています。 夫(70)は、心筋梗塞の持病があります。「胆のうを切除する手術もしています。月に1回の通院と投薬が必要で生活保護は命綱。6月3日に入る予定だった保護費が入らず困っています」といいます。「東電の補償金はあく