化粧品会社「DHC」の吉田嘉明会長からの8億円もの巨額借り入れ問題で、みんなの党の渡辺喜美前代表が辞任したことを受け、浅尾慶一郎幹事長(50)が新代表となりました。浅尾氏は、「いままでの政策を継続するのは当然だ」と、安倍政権との連携を重視した渡辺氏の路線を継承する考えを表明していますが、同党には首のすげかえではすまない問題が―。 2012年12月4日公示の総選挙(12月16日投票)の直前の11月21日、渡辺氏は吉田会長から5億円の借り入れをしています。 渡辺氏は、11月末ごろ、2億5000万円を、みんなの党本部に貸し付け、「お金に色はついていないけれど、いろんな選挙関係費に使われたのは事実」(7日の辞任会見)と話しています。 みんなの党は、この選挙で、69人を擁立、18人が当選。同党の12年分の政治資金収支報告書によると、11月28日、30日、12月3日の3回に分けて計2億1600万円の供