小学校の給食の牛乳に異物が混入していた問題で、京都府などは牛乳の確保に頭を悩ませている。京都市など府内12市8町1村に供給していた雪印メグミルクの工場は23日以降も再開のめどが立たず、1日当たり牛乳パック約15万3千個の調達先が見つからないからだ。牛乳は安く、栄養価も高いため、教育委員会関係者は「代用できる食品を見つけるのは難しい」と困惑する。 各教委は、府畜産課を通して雪印メグミルク京都工場と同工場池上製造所(いずれも南丹市八木町)から牛乳を購入していた。しかし、16日に京都工場の牛乳から異物が見つかり、さらに18日に代替の神戸工場、池上製造所の牛乳からも異物混入の報告があり、小中学校など452校が21、22日の提供を取りやめた。 畜産課によると、府内の学校給食に牛乳を供給する他社の工場は京都や滋賀に3カ所ある。ただ、同課は「規模が小さく、数をカバーできない。メグミルクの工場で製造が