米軍ヘリパッド(ヘリコプター離着陸帯)建設問題でゆれる沖縄県東村高江で3日、沖縄防衛局が建設工事を強行しました。 同局は、チェーンソーなどを手にした職員や業者60人以上を動員。午前10時、過去最多規模の車両約15台を連ねて建設予定地に乗りつけました。 米軍施設内で伐採や地中磁気探査などの作業をしたもようです。 工事の強行は、昨年12月22日早朝に再開して以降、今回で7回目。話し合いを求める住民に同局の幹部職員は、「明日からは毎日きますよ」と住民無視の姿勢をあからさまにしました。 地元の伊佐真次さん(48)は、「国は住民が妨害しているとして裁判を起こしておきながら、実際には数を頼んで工事を強行しています。手段を選ばない本音をむき出しにしているだけに、全国のみなさんの支援をお願いしたい」と訴えます。 「本当にひどいとしか、いいようがありません」。工事強行を目の当たりにした女子学生(21)=東京