東京都の小池百合子知事は24日の記者会見で、2020年東京五輪・パラリンピックに向けた暑さ対策として、かぶるタイプの傘を試作していると明らかにした。 直径60センチで熱や光を遮る効果のある素材を使う。内側のベルトで頭に固定し、両手が使えるメリットがある。今後実施される五輪のテスト大会などで配る予定。 都は暑さ対策で霧状の水をまくミストシャワー設置を進めるほか、日傘の利用や打ち水といったシンプルな方法を推奨している。小池氏は会見で「男性でも日傘を使うのが気が引ける方は、思い切ってこれを使ってみてはどうか」とPRした。
同性愛者ら性的少数者(LGBT)などへの支援策を検討する茨城県主催の会合で、県医師会の満川(みつかわ)元一副会長が「性的マイノリティー(少数派)の人に、マジョリティー(多数派)に戻ってもらう治療はないのか」と発言した。性的少数者の当事者らは「ショックだ」と不快感を示している。 (鈴木学) 会合は、性的少数者のカップルを公認する「パートナーシップ制度」を含め県ができる支援策を検討する目的で、当事者や医師、弁護士など計十人の委員が六月まで四回開く予定。発言は四月二十五日の初回で、委員それぞれが考え方を述べていた際にあった。 満川副会長は「性的マイノリティーの人に、性的マジョリティーに戻ってもらう治療はないのかという思いはある」と発言し、「少子高齢化の時代、産婦人科医としては一人でも多くの子どもをつくっていただきたい。戻っていただけないかと医者としての思いがある」とした。 この発言に、当事者で、
母国で弾圧のため長らく使用が禁じられ、日本でも学べる機会がほとんどなかったクルド語の授業が4月、東京外国語大(東京都府中市)で初めて開講される。市民向け講座も開かれる予定だ。担当するクルド人のチョーラク・ワッカスさん(37)は自らクルド語と日本語の辞書を編さんするなど、両言語の橋渡し役を務めてきた。「愛する日本で教壇に立つのは10年来の念願だった」と意気込んでいる。 (皆川剛) 【こちらは記事の前文です】 記事全文をご覧になりたい方は、東京新聞朝刊をご利用ください。 東京新聞は、関東エリアの駅売店、コンビニエンスストアなどでお求めいただけます。 「東京新聞電子版」なら全国どこでも、また海外でも、記事全文が紙面ビューアーでご覧いただけます。 購読・バックナンバーをご希望の方は「新聞購読のご案内」をご覧ください。 掲載日やキーワードから記事を探す「記事検索サービス」もご利用ください。
トップ > 特集・連載 > ドナルド・キーンの東京下町日記 > 記事一覧 > 記事 【ドナルド・キーンの東京下町日記】 三島への戯れ 癒えぬ痛みに Tweet 2012年12月2日 地元商店街の「フタバ書店」を訪れたドナルド・キーンさん=東京都北区で(淡路久喜撮影) ちょうど五十年前に発表された、三島由紀夫の『美しい星』(新潮文庫)が、再び売れていると聞いた。美しい星とは地球のこと。空飛ぶ円盤を見た一家が、自分たちは地球外から来た宇宙人だという意識を持ち、米国とソ連が対立する東西冷戦下に、核戦争を防ごうと奮闘する話だ。三島としては目立って前衛的な作品だった。 東日本大震災による原発事故後に、私たち日本人はセシウムなどの放射性物質の恐怖に直面した。それに触発されたのだろう。この出版不況に、三島作品が売れるのはうれしいことである。 私が三島と初めて会ったのはこの東京。編集者の計らいで、一九五四
営業休止から21年、廃止から14年。駅舎に入り、地下のホームに続く階段は「タイムトンネル」だった。改修工事を前に、19日に報道関係者に内部が公開された京成電鉄の旧博物館動物園駅(台東区上野公園)。レトロな切符売り場、改札、時刻表、落書き-。鉄道ファンが心を躍らせる光景が、そこにあった。秋には一般公開が予定されており、新たな上野の観光名所となる可能性が広がる。 (井上幸一) 「これが有名なペンギンの『壁画』。東京芸大の学生が描いたとの説があるが、記録はなく、立証はできない」。下り線ホームの絵の前で、京成電鉄の広報担当、道吉優作さんが語った。ぼろぼろの壁には、休業当時の時刻表も。平日の昼間は一時間に四本以下と少なく、「ホームが短く、四両編成しか停車できなかった」と道吉さんは解説する。
旧国立競技場(東京都新宿区)にあった過去の五輪のメダルなどスポーツ関連資料を保管する「秩父宮記念スポーツ博物館・図書館」が収蔵する資料約六万件と図書約十六万五千冊について、これまで行っていた貸し出しや閲覧のサービスを四月から無期限で休止したことが分かった。人員削減に伴う業務の縮小が大きな理由だが、二〇二〇年東京五輪・パラリンピックに向けて両館の資料の活用を考えている自治体などもあり、大会の機運醸成に影を落としかねない。 (唐沢裕亮) 「サービスを継続したい気持ちはやまやまだが、少ない人員で多くの貴重な資料を整理、仕分けするには限界がある。何とか理解してほしい」。両館を運営する日本スポーツ振興センター(JSC)の担当者は苦しい胸の内を明かす。 両館は旧国立競技場の解体と新国立の建設に伴い、収蔵していた資料と図書は現在、足立区内の倉庫で保管。三島弥彦さんが日本人として初めて一九一二年ストックホ
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