|生命学ホームページ|掲示板|プロフィール|著書|エッセイ・論文|リンク|kinokopress.com|English | 『創文』294号 1988年11月 14-18頁 デレク・パーフィットと死の予感 森岡正博 (中編作品集・第5章:40~43頁)にて、縦書きで読みやすい画面閲覧用PDFファイルと、全集版の頁数付き印刷用PDFを入手することができます。 人が哲学的な思索を展開する動機は何であろうか。人は何につき動かされて、高度に抽象的な、時には無味乾燥な思索にふけるのか。 一九八四年に出版されたデレク・パーフィットの『理性と人格』 (Derek Perfit, Reasons and Persons, 1984, Oxford Univ. Pr.) は、発表直後から話題を呼び、分析哲学・倫理学・社会哲学・法哲学の分野で大きな論争を呼び起こしている。その膨大な分量と、きわめて英米哲学