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2010年3月17日のブックマーク (1件)

  • TALK -対話を通して-:文法が生み出す人間らしさ:酒井邦嘉×中村桂子

    物質から生命体へのジャンプを解く鍵がゲノムなら、生命体の中での人間の特徴を解く鍵は言語だろうと思い言語研究に興味を持ち続けてきました。その中で、最も魅力的な研究の話を伺い、知的な幸せ感に充ちた時間を楽しみました。物理学から出発して言語学まで、科学とは何かという基を考えながら多分野をつないでいく研究の進め方には説得力があり、魅力的です。研究への姿勢が自然で素直な問いをみごとに解く。尊敬する研究者リストに若い一人が加わりました。(中村桂子) 酒井邦嘉(さかい・くによし) 1964年東京生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。同大学医学部助手、ハーバード大学医学部リサーチフェロー、MIT言語学・哲学科客員研究員を経て、現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授。生成文法理論に基づいて、言語処理の法則性を脳科学として実証する研究に取り組む。著書に『言語の脳科学』『科学者という仕事