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ブックマーク / pooneil.sakura.ne.jp (7)

  • pooneilの脳科学論文コメント: Implicit perception and signal detection theory

    ■ Implicit perception and signal detection theory Nature Reviews Neuroscience 6, 247-255 (2005); doi:10.1038/nrn1630 "IMAGING IMPLICIT PERCEPTION: PROMISE AND PITFALLS" Deborah E. Hannula, Daniel J. Simons and Neal J. Cohen Awarenessがないにもかかわらず、知覚情報処理ができている、というimplicit perceptionにはmasking刺激を使ったものなどいろいろありますが、imagingのstudyなどでは被験者にawarenessを報告させる(提示した刺激が見えたかどうか)ことでawarenessの程度を評価することがしばしばあります。しかし被験者によ

  • pooneilの脳科学論文コメント: ニコラス ハンフリー

    ■ ニコラス ハンフリー 喪失と獲得―進化心理学から見た心と体 ニコラス ハンフリー(原著は"The mind made flesh" Nicholas Humphrey)があったのではじめのほう(意識関連の部分)を少し読んでみました。意識のハードプロブレムのハードさ(コリン・マッギン流の)をいったん受け入れ、デネット流の消去主義やペンローズ-ハメロフ流の説明を行きすぎとして、進化的説明に持っていこうとするあたりの感触は悪くなさそうなので、もう少し読んでみようと思います……年度末のあれこれが無事済んだら(いやマジで)。 意識の進化的説明(「内なる目」も含めて)に関しては、身体化された心 フランシスコ ヴァレラ(The embodied mind" Varela)での9章「進化の道程とナチュラル・ドリフト」とつき合わせて読んでみる必要があることでしょう。 ちなみに1/6のエントリーで言及した

  • pooneilの脳科学論文コメント: 意識と信頼度 (Awareness and confidence)

    ■ 意識と信頼度 (Awareness and confidence) わたしの仕事はawarenessとperceptual decisionとの関係がツボのひとつです。つまり、awarenessのことをきっちり扱おうとすると必ずやperceptual decisionとの関係を考えざるを得ません。 そういうなかで最近出た Nature Neuroscience - 10, 257 - 261 (2007) "Post-decision wagering objectively measures awareness" Navindra Persaud, Peter McLeod and Alan Cowey はawarenessの有無の評価としてSDTで使われるようなconfidence ratingに代わる方法として、お金を賭けてもらう、という単純な方法がうまくいくことを示した論文でし

    shokou5
    shokou5 2008/11/06
    "awareness の neural correlate は decision の結果よりは上流にあるべきで、sensory stimulus そのもの (retina のレベル) よりは下流にあるべき。よって、awareness の neural correlate は、perceptual decision の枠組みでは、decision の evidence のレベル"
  • pooneilの脳科学論文コメント: 細胞外電極はなにを見ているか

    ■ 細胞外電極はなにを見ているか 夏が来れば思い出す・・・のは生理研トレーニングコースの準備です。ここ数年は当研究室では、「麻酔下動物での急性電気生理実験」というタイトルで、細胞外電極を使って麻酔下ratからLFPを記録して、視覚刺激に対する上丘の応答をみたり、ひげ刺激に対するbarrel cortexの応答を見るということをやっております。でもって、LFPで記録しているものがなにか、ということを毎年わたしがちょこっと講義しています。 問題なのは、適切な教科書がないということです。この問題については以前にも書きました(20050817および20050818)。細胞内電極やパッチクランプ用電極を使った細胞内電位の記録に関しては、ホジキン・ハックスレーあたりについて書いている生理学の教科書を読むことから始めて、"the axon guide"あたりまで読んでおけばだいたい入門できるかと思うので

    shokou5
    shokou5 2008/07/28
    ありがとうございます、大変参考になります。
  • pooneilの脳科学論文コメント: 大脳皮質の連合繊維の構造

    ■ 大脳皮質の連合繊維の構造 以前のエントリ「半側空間無視の原因部位は?」でとりあげたBartolomeo P, Thiebaut de Schotten M, Doricchi F, "Left Unilateral Neglect as a Disconnection Syndrome"(Cereb. Cortex, 2007)はposterior parietal cortexとprefrontal cortexとを結ぶfiberであるSLF IIの離断がおおきな決定因子ではないかという話だったわけですが、そこで準拠していたのがSchmahmann and Pandyaの"Fiber pathways of the brain" (2006) Oxford University Pressでした。 ちなみにこの、一昨年のSFNで見つけて購入して当ラボにあるんですが、nhpの大脳でト

  • pooneilの脳科学論文コメント: 論文コメント日記についてのあふれる思いを

    ■ 論文コメント日記についてのあふれる思いを どもども。さいきんブッコワレ気味です。水泳やってたこともあって、むかしは夏の方が好きでしたけど、なんかさいきん夏の暑さに体がもたない。歳でしょうか。なんてことはどうでもいい。 たまに思いがあふれてつい「私のブログ論」を書いてしまうのです。繰り返しになりますが、たいがいあとで消してるので、なんどでもやりましょう。長いっすよ。 んで、なんで私がこのブログで人の論文になんか言うのをメインコンテンツにしているのか。それは、1) それがいちばん書いていて問題が起こりにくいから、2) それは有益だから、3) 同じようなことをする人が増えてきてくれたらうれしいと私が思うから、そして 4) それらの交流を通じて、もっと大事なことを語れる場を作るお膳立てが可能となるから、です。 1) 「それがいちばん書いていて問題が起こりにくいから」 ネガティブな言い方を先にし

    shokou5
    shokou5 2007/08/18
    「これまでの道具ではもてあますようなところをこそ進みたい。解ける問題ではなく、解きたい問題を。」脳科学者がブログを書く際に指針とすべき記事であります。
  • pooneilの脳科学論文コメント: 論文コメントの集約 アーカイブ

    論文コメントの集約について。元スレッドは文献リストをタグ付けして共有するConnoteaとfolksonomyに関して。 ■ 論文コメント日記についてのあふれる思いを どもども。さいきんブッコワレ気味です。水泳やってたこともあって、むかしは夏の方が好きでしたけど、なんかさいきん夏の暑さに体がもたない。歳でしょうか。なんてことはどうでもいい。 たまに思いがあふれてつい「私のブログ論」を書いてしまうのです。繰り返しになりますが、たいがいあとで消してるので、なんどでもやりましょう。長いっすよ。 んで、なんで私がこのブログで人の論文になんか言うのをメインコンテンツにしているのか。それは、1) それがいちばん書いていて問題が起こりにくいから、2) それは有益だから、3) 同じようなことをする人が増えてきてくれたらうれしいと私が思うから、そして 4) それらの交流を通じて、もっと大事なことを語れる場を

    shokou5
    shokou5 2006/02/10
    科学論文用 Social Bookmark "Connotea" チュートリアル
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