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ブックマーク / shorebird.hatenablog.com (2)

  •  「性淘汰」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    性淘汰―ヒトは動物の性から何を学べるのか 作者:マーリーン ズック発売日: 2008/10/01メディア: 単行 性淘汰にかかる有名な仮説にオスの派手な広告はパラサイト耐性にかかる正直なハンディキャップシグナルだという「ハミルトン=ズック仮説」があるが,書はその論文の共著者マーリーン・ズックによる2002年のである.原題は「Sexual Selections: What We Can and Can't Learn About Sex from Animals」.出版後6年たっての邦訳ということになる. 書は性淘汰についての科学啓蒙書ではない.残念ながらハミルトン=ズック仮説が解説されていたりするわけではない.副題からちょっと推測されるように,一般に広く広がる自然主義的誤謬,偏見からの認識のゆがみについてのであり,自らリベラルフェミニストであると自認し,かつ進化生物学者である著者

     「性淘汰」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  •  Rethinking the Theoretical Foundation of Sociobiology - shorebird 進化心理学中心の書評など

    Rethinking the Theoretical Foundation of Sociobiology David Sloan Wilson, Edward O. Wilson The Quarterly Review of Biology, Volume 82: 327-348 Dec. 2007 D. S. ウィルソンの Evolution for Everyone を読んでなかなか面白かった.その中ではウィルソン自身マルチレベル淘汰と包括適応度が等価であることをあっさりと1行で認めていたが,実際にマルチレベル淘汰理論と包括適応度理論についてどう整理しているのかもっと詳しく知りたくて昨年12月に出ている論文も読んでみた.(E. O. ウィルソンとの共著になっているが,ほぼ D. S. ウィルソンの手になるものと言ってよいだろう.なお論文はウィルソンのウェッブページからダウンロー

     Rethinking the Theoretical Foundation of Sociobiology - shorebird 進化心理学中心の書評など
    shokou5
    shokou5 2008/10/15
    Wilson & Wilson (2007) 詳説。包括適応度理論とマルチレベル淘汰理論は理論的に等価。"基本はより低いレベルの淘汰の方が効果が大きいのだが,より高いレベルの淘汰も無視すべきではなく個別に考えていくことになる."
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