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衆院選
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編集宮後です。 9月14日、秋葉原にオープンする商業施設 「マーチエキュート神田万世橋」を一足早く見てきました。 (「マーチエキュート」とは、JR東日本ステーションリテーリングが手がける エキナカ商業施設ブランド「エキュート」の新しい展開ブランド) 場所は秋葉原万世橋のたもと、元交通博物館があった辺り。 神田川沿いを走るJRの高架下が商業施設として生まれ変わりました。 報道資料によれば、もともとこの場所は1912年に万世橋駅が開業し、 ターミナル駅として栄えた場所。当時使われていた階段や壁面も残した状態で リノベーションされていました。 万世橋から見たことろ。川沿いにはテラスもあっていい雰囲気です。
ライター渡部のほうです。 気がついたら、2020年のオリンピック開催地が東京に決まっていた。 私は個人的に東京開催は反対だった。 反対というと言葉が強い気がするので、積極的ではない、というべきだろうか。 もともと人が多いところや大イベントというのが苦手で、2002年のサッカーワールドカップの時も、(サッカーを見るのはは好きだけれど)イギリスに行ってしまったくらい、本当に、駄目なのだ。 という個人的なところはさておき、決まったのだから仕方がない。 その次、どうするか、を考えなくては。 決定の前に、デザイナーさん達と話していて、彼らは「是非来て欲しい」と言っていたので、えー、やだー、と私はワガママいっぱいな発言をしていたけれど、普通に考えたら、オリンピックが見れるし、デザイナーとしてはデザインの仕事も発生する、ということでメリットは多い。 とはいえ、この「デザイン仕事」相当大変だと思う。 19
ライター渡部のほうです。 パリで撮った写真を見直していたところ。 マーク・ジェイコブスデザインの、コカコーラ ライトのボトル。 私は全然知らなかったのだが、フランスでは昨年もジャン・ポール・ゴルティエとコラボレーションしたボトルが出て、その続き、ということらしい。 今年は30周年記念だそうで、80年代(写真のもの)と、90年代、00年代のバージョンの3本が販売されていた。 広告はこちら。 ウェブサイトはこちらで。 www.coca-cola.fr/marc-jacobs/ マーク・ジェイコブス、50歳なのか…。 えらいいい身体だ。うらやましい。
編集宮後です。 東京タイプディレクターズクラブに所属するデザイナーが 創刊した紙とインキの同人誌『CDT』。 毎号1つのテーマに沿って編集され、 編集長は毎号交替、決まったフォーマットはなし、 不定期発行になるそう。 1号は編集長と表紙デザインを葛西薫さん、本文ページデザインを中島英樹さん、 冊子設計を菊地敦己さんが担当し、TDCの理事をつとめる 14名のアートディレクターが「写真」というテーマで寄稿。 中頁はこんな感じ。 「紙とインキの同人誌」とあるので、印刷実験とかするのかなと思いきや、 文章がメイン。文章からそれぞれの方の人柄がにじみ出ていています。 みなさんふだんはビジュアルで表現する方々ですが、 こんな引き込まれる文章が書けるなんてすごい。 たぶん日頃、いろいろなことをよく見て、よく感じているからこそ こういう文章が書けるんじゃないかなと思いました。 あまりの豪華メンバーに、刊行
ライター渡部のほうです。 このところ、ずっとプライベートブランド(もしくはプライベートレーベル、ハウスブランドなどの言い方もあり)について考えている。 昨年8月に久々にパリに行き、フランスの大手スーパーマーケットmonoprox(モノプリ)のデザインが秀逸だなあ、と感じたことから始まるのだけれど、この前ロンドンに行った時、スーパーマーケットの商品を眺めていて、プライベートブランドはスーパーマーケットのブランディングの顔なのだな、と感じた。 (フランス、モノプリの棚から。キャセロールなど煮込みの缶詰コーナー。上の段は個々のメーカーが出しているもの、下の段はモノプリのプライベートブランド商品。文字だけで構成されている) 若干古い情報だれど、日経新聞12月16日の記事によれば 「小売り大手のセブン&アイ・ホールディングスはグループ内の百貨店、スーパー、コンビニエンスストアで共通販売する高級路線の
編集宮後です。 嘉瑞工房の高岡重蔵さんの新刊『高岡重蔵活版習作集』が 烏有書林から発売されました。 高岡重蔵さんは、井上嘉瑞さんからプライベートプレス (個人で行っている印刷工房)「嘉瑞工房」を引き継ぎ、 長年、欧文活版印刷の仕事をしてきた活版職人。 原弘と交流があったとか、東京オリンピックの 表彰状を刷っていたとか、いつも興味深いお話をしてくださる 生きる印刷デザイン史のようなお方。 92歳になる今でもお元気で、先日もロンドンに行かれたばかり。 そんな重蔵さんが現役時代に欧文金属活字で組版・印刷した 作品を集めたのがこの本です。 おもに1970年代につくられたものが収録されています。 金属活字でこれだけの組版をしていたというのがわかる驚愕の本。 あのヘルマン・ツァップさんも認めたというのも納得です。 本書には重蔵さんの作品約150点とその解説、書体別解説を掲載。 実際に活版印刷で刷られた
編集宮後です。 モバゲーなどのソーシャルゲームで知られる インターネット企業DeNAが企業ロゴを一新したのは今年1月。 (http://dena.com/company/policy/ より) 今までにない手書き風のロゴタイプが気になって調べたところ、 博報堂とのパートナーシップのもと、デザインはWolff Olinsが手がけたそう。 http://www.wolffolins.com/news Wolff Olinsといえば、東京メトロのロゴやロンドンオリンピックのVIを手がけた 世界的に有名なブランディングエージェーンシー。 企業がグローバル展開をするために、 海外のデザインオフィスにロゴを頼むことが増えるかも... 日本のデザイナーはうかうかしれられないな... など、いろいろ考えてたんですが、 DeNAがオーナーのプロ野球球団はこのロゴ使うの?という素朴な疑問が。 「まさか使わない
編集宮後です。 かみの工作所関連連続投稿ですみません。 さる4月6日、下北沢にテラダモケイの フルラインナップをそろえたショップ「寺田模型店」が オープンしました。 寺田尚樹さんの事務所「テラダデザイン一級建築士事務所」の 一角がショップ「寺田模型店」になっていて、 紙でできた「1/100建築模型用添景セット」の商品が 店内にずらっと並んでいます。 (写真提供:テラダモケイ) 事務所の片面がショップになっており、 パーテーションをはさんだ奥が建築設計事務所というつくり。 設計事務所の中にショップがあるというのは おそらく業界初ではないでしょうか。 看板などのグラフィックデザインは粟辻デザイン、 店内の空間デザインはテラダデザインだそうです。 海外のデザイン建築サイトなどで紹介されたら 新しい東京観光名所になりそうな気がします。 寺田模型店 住所:世田谷区北沢1-45-11 B1F 営業日:
先日、元日経デザイン編集長の勝尾岳彦さんと打ち合わせ中の話。 会話を要約すると以下のような話である。 「バウハウスを基礎とするデザイン教育を受けて(ちなみに勝尾さんは東京芸術大学卒。美術系大学の教育方法は身をもって体験している)、ドイツのような洗練されたプロダクトがよし、と学んだデザイナー達がとても多いのに、デザイナーの美学(それが美と言うのであれば。あるいは習慣化してしまった思考方法、信念とも言える)を好むのはほんのごく少数で、実社会のエンドユーザーが選ぶのは異なっている。 花柄の家電(中国や東南アジア圏で健在)、走り出しそうな炊飯器、ボタンが複雑な電子レンジ、要らないところにカーブのあるプラスチック製品もろもろ、そしてキャラクター付き○○といった製品群。」 これらのものが買われていくのは、それらが安価であるから選ばれている、という説もある。飽きやすいデザインを安く売っていくことで、製品
ライター渡部のほうです。 すでに読者の皆さんならご存じのことだとは思うが、4月3日、デザインタイドトーキョーのメールニュースが届いたので、この時期山ほど届く、4月半ばに行われるミラノサローネでの展示参加のお知らせかしらん、と軽い気持ちで開けて見たところ、 「2012年の会期を最後に解散することとなりました。」 というお知らせだった。 このお別れの挨拶は「デザインイベント」という1つの文化、長い目で見ればブーム、の終わりを告げるものである。 大概の場合、1つの文化が終焉するのは自然消滅するのだが、こうしたきちんとしたステートメントで締めてくれたことは、私のような伝える媒体の立場の人間としてはありがたいし、立派だと思う。 メールニュースの言葉をもう少し引用しよう。 「90年代後期から始まったデザインイベントの継続によって、 人々の生活にデザインというものが浸透する状況が培われました。 それに伴
編集宮後です。 タイポ雑誌の入稿の合間をぬって、久々に投稿です。 4-5月はタイポグラフィ関連のイベントが目白押しなので まとめてみました。 ◆TDC展 2013 日時:4月4日〜27日 場所:ギンザ・グラフィック・ギャラリー 内容:東京TDCに入選した作品の展示。 http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/ ◆活版印刷工房 フリーゲンコプフ展 4月8日〜26日 竹尾見本帖本店 ドイツの活版職人による作品展示。 http://www.luftkatze.com/fliegenkopf2013.htm ◆日本タイポグラフィ年鑑 2013 作品展 4月19日(金)~5月16日(木) 竹尾見本帖本店 http://www.takeo.co.jp/site/event/central/201304.html ◆第59回ニューヨークタイプディレクターズクラブ展 5月20日(月
ライター渡部のほうです。 デザイナーの小島利之さん www.kojimadesign.jp は歯ブラシコレクター。 世界の歯ブラシを集めている。 私も旅行に行くたび、歯ブラシをお土産に買ってきていて、相当数溜まってきたと聞いた。 もう何がなにやら。 一度、国別に整理しつつ、歯ブラシについてお話しましょう、と、本日歯ブラシ会議を開催してきた。 インテリア・建築系某情報施設にお勤めの安藤幸子さんも飛び入り参加。
編集宮後です。 以前、好評だった世界の素敵出版社の第二弾です。 すっかり欧文タイポの人となってしまったいま、 洋書を読むことが多くなってきました。 今日はそんな中から最近でたタイポ本をご紹介します。 『Logo Life』 BIS Publisher GAPやコカコーラ、アディダスなど おなじみのロゴの変遷を丁寧に追いかけた良書。 有名な100ブランドのロゴの変遷をまとめた労力に脱帽。 企業に協力してもらって古いゴロ集めるのって大変なのよ。 版元はオランダの建築デザイン書出版で知られるBIS Publisher。 『The Anatomy of Type』 Harper Design 欧文書体をセリフ、サンセリフ、その他に分類し、 それぞれ様式別に紹介した本。見開きで1つの書体を取り上げ、 エレメントの細部まで丁寧に分析。カラフルで見やすい本です。 Harper Designは名門出版社H
編集宮後です。 ちょっと時間がたってしまいましたが、 1月25日から2月3日まで東京荻窪の 6次元で行われていた「かなバンク展」のレポートです。 「かなバンク」というのは、 書体会社タイプバンクが4組のデザイナーとつくった 新しいオリジナル仮名書体。昨年11月にリリースされ、 トークイベントや展示が行われていました。 どんな書体なのかはこちらのサイトをご覧ください。 http://www.typebank.co.jp/kanabank/ 展示会場の様子はこんな感じです。 画面左手前から右へ向かって、 永原康史さんの「フィンガー」 祖父江慎さんの「ツルコズ」 田中千絵さんの「TREE」 BREAKOUTはテレビゲームの要領で消えて行く 文字を表現したフォントなので、 このように映像で見るとコンセプトが伝わります。 こちらのウェブサイトでその様子が見られます。 http://breakout.
編集宮後です。 明日から21_21 DESIGN SIGTで一般公開される 「デザインあ」展の内覧会に行ってきました。 子供たちのデザイン思考を育てるNHK教育番組「デザインあ」の 展覧会と聞くだけでわくわくします。 展覧会のディレクターは同番組の総合指導を行う佐藤卓さん、 番組制作に関わる中村勇吾さん、小山田圭吾さん。 ほか8組のクリエイターが作品制作に加わり、 合計35点の作品が展示されていました。 こちらは入口に設置された「あ」ら!という作品。 「あ」のタテ棒の部分に人間が入ることで文字が完成します。 写真撮って投稿したりして、盛り上がりそう。 たとえば、この作品「ちょうどいい」。 いろいろなサイズのにぎり寿司が並んでいます。 こういうの子供は大好き。絶対に大ウケするはずです。 (なぜか寿司関連作品が多かった気が...) ほかにも自分がうごくと壁面に写った「あ」の文字も動く インタラ
ライター渡部のほうです。 ジャカルタより。 インドネシアは日本をしのぐたばこ大国だ 喫煙率は人口(約2億4千万人)の30%強(成人男性の60〜70%)。 喫煙天国と言われる日本(人口約1億2千万人)でも現在は20%強だから、インドネシアではかなりの人が吸っていることが分かる。 ホテルの隣のショッピングセンター内(巨大。4階建てでシネコンやそごう百貨店、フードホールなど、紹介文によれば約550のテナントが入っている、らしい)のたばこ売り場で見たところ、喫煙率の割には日本と比較するとたばこの種類は少なかった。 きちんと数えてなかったが20種類くらいだったと思う。 日本も喫煙率がピークだった1960年代はそれほど種類は多くない。 自分自身の記憶を辿っても、子供の頃だから70年代、お使いに出された(昔は子供がお父さんのたばこを買いに行ったものです。今では考えられない)時、銘柄は大体メイン10種類く
編集宮後です。 本年もよろしくお願いいたします。 昨年末、神保町の竹尾見本帖本店で行われた 「本とのサロン」のご紹介です。 この集まりは、ドイツ製本マイスターの資格を持つ 青木製本所の青木英一社長の呼びかけで、 印刷、製本、編集など本にかかわる仕事をしている 人たち同士で集まり、自由に本の話をしようことで スタートしました。 青木社長から送られてきたメールが素敵だったので 引用させていただきます。 「ふと思うとデジタルの話ばかりの世の中。 私は今、毎日自分の手で 物作りをしている人達と話がしたい。 印刷インクで刷った紙と布で 作る本の話がしたい、時々革も使って。 日々物作りに励む人達のサロンの様な物があったら良いなと思ってい ます。 勿論ただ集まるのも良いのですが、其の中から突発的に面白 い企画が生まれるかもしれません。 そんな切っ掛けをスタートして貰えそうな方々に連絡をさせてもらい まし
編集宮後です。 このまえ聞きに行ったトークイベントの質問タイムで 「関西でやっている文字関係のイベント情報を教えてください」という 質問が出ていて、まとめて答えたほうがいいかなと思ったので、 以下にまとめてみました。 連続講義ではなく、1回単位で参加可能なもの、 比較的参加しやすいイベントを選んで載せています。 【関西】 ◎「文字る」 関西発の文字関連情報を提供する「文字る」と、 見学会や講演、その他さまざまな集いなどを企画する「文字る会」からなる。 講演やイベント情報は主宰者のTwitter @mojirukai などで告知される。 https://www.facebook.com/Mojirukai ◎「和文と欧文」 和文と欧文のセミナー+ワークショップを行う会。 有志により大阪中心に不定期で開催されている。 1回目ゲストは小林章さんと鳥海修さん。 http://atnd.org/ev
編集宮後です。 今年も本好きにとって楽しみな展覧会、 「世界のブックデザイン」の時期がやってまいりました。 先週金曜日にオープニングパーティーがあったので、 早速行ってきたのでした。 毎年3月にドイツのライプツィヒブックフェアで公開される 「世界で最も美しい本コンクール」の入選図書、 日本、ドイツ、オランダ、スイス、オーストリア、カナダ、中国、 今年初紹介される台湾を加えた8か国の造本コンクールで入賞した 優れたブックデザインの書籍約200点を展示。 今年はいつも入選する強豪国ドイツのコンクールの開催時期が 変更されたため、「世界で最も美しい本コンクール」には参加せず、 ドイツ以外のさまざまな国から受賞書籍が選ばれたそうです。 「世界で最も美しい本コンクール」では、最優秀賞に相当する 「金の活字賞」、そのほか、金賞1点、銀賞2点、銅賞5点、 栄誉賞5点の合計14点が選出されます。 今回は3
ライター渡部のほうです。 文字好きの皆さんの巡礼の地がまた一つ。 ベルリンにひっそりとある、Buchstabenmuseum www.buchstabenmuseum.de 直訳すると「文字博物館」だが、文字と言っても、看板サイン文字のみ。 古きが去り新しきが取って変わる、激変のベルリンの中で、壊され、外され、ゴミとなる文字サインを集め、修復し展示しているのである。 もらったリーフレットによれば、Barbara DechantさんとAnja Schulzeさんの2人がこれらのサインの保存を目的に、非営利組織としてスタートしたのが2005年。Die Hochschule für Technik und Wirtschaft (HTW ベルリン応用科学大学) やネオンサイン製作所のManfred Dittrichらの協力を得て回収や修復を継続。その後2008年にミュージアムとしてオープンし、2
ライター、渡部のほうです。 ここ数ヶ月私の心を悩ましていたのが、ビー・エヌ・エヌ新社から6月に出た『Play Printing』野口尚子著について書いてなかったこと。 情報2ヶ月遅れな新刊紹介ですいません。 まず、ハイデルベルグの印刷機、Speedmaster SM74のディテール写真から始まり、機械好き、印刷好きをドキドキさせる導入が素晴らしい。 とはいえ、ちゃんとした実用書で、主な内容はオフセット印刷のあれこれ、基本的なしくみからモアレ、ドットゲインなどの解説、グラフィック事例、オーバープリントとノックアウトの使い分け、と、紙やインクの解説、加えて製紙工場(日清紡ペーパープロダクツ株式会社)とインキ工場(株式会社 T&K TOKA)の見学記、オフセットの技術で何ができるかを試したワークショップのレポート、など。 かなり盛りだくさんの内容だが、解説部分はほとんど1ページか見開きで、簡潔か
ライター渡部です。久々に相方宮後さんと取材をしてきました。JALのロゴが変わったら、そりゃ取材せねば!これ誰取材部行って参りました! ---------------------------------------------- JALのロゴマークに鶴丸が戻ってきた。今年2月末から尾翼などに現れてきたが、新たに「日本航空株式会社」となった4月1日が正式な採用日となる。2010年より会社更生法の適用を受け、現在経営再建中の同社。社名も変更し、今回のロゴマークの変更は新しい出発のシンボルでもある。 JALのロゴに関しては以前『デザインの現場』の連載の中でとりあげている。(書籍『これ、誰がデザインしたの?』p90参照))前代、前々代はランドーアソシエイツが手がけている。今回の鶴丸復帰の作者は誰?と日本航空に問い合わせてみたところ返ってきたお答えは「宣伝部です」。 会社再建中だけに外部発注が難しかっ
編集宮後です。 ロンドンオリンピックには目もくれず 素敵本を追いかけている日々です。 このところ、ずっと世界の本を紹介していたので、 海外出版社についていろいろ調べておりました。 デザイン書はビジュアル中心の本が多く、 海外にも素敵な本がたくさんあります。 個人的にも大好きな本をつくっている 世界の素敵出版社をご紹介しましょう。 Gestalten http://www.gestalten.com/ 1995年にベルリンで設立された出版社。 デザイン、アート、建築、写真などのビジュアルブックを刊行し、 100か国以上で販売されています。 タイポグラフィブックフェアで紹介された ノキアのコーポレートフォントの本もここから出ています。 Verlag Hermann Schmidt Mainz http://www.typografie.de/ 1992年設立。ドイツのマインツにある出版社。 タ
編集宮後です。 世界の美しい本の記事、 皆様に喜んでいただけてよかったです。 最後に編集しながら「これは買う!」と思った本を 独断と偏見で紹介します。 『Formulare Gestarten』(書式デザイン) 2007年 ドイツ造本コンクール入選 役所への届け出書類や宝くじのシートなど、 ありとあらゆる記入用紙を集めた本。 記入用紙が淡々と並んでいるだけだけど ストイックな美しさが感じられます。 版元のVerlag Hermann Schmidt, Mainzは タイポグラフィ素敵書籍を刊行する出版社。 大好きな出版社の一つ。 all photos by keiichi murakami 『Letterlap』(レターラップ) 2009年 ドイツ造本コンクール入選 刺繍についての解説20章と60点の図案が収められた本。 折りたたみポスターになっている刺繍の原図用紙がきれい。 写真は外箱ケ
『Kaugummi. Kommunikationskonzepte fur die Strasse』 (チューインガム 路上でのコミュニケーションコンセプト) 2008年、ドイツの最も美しい本入選 ガムの吐き捨てをやめさせるキャンペーンで 掲出されたポスターを集めたユニークな本。 吐き捨て防止ポスターがこんなにあるってある意味すごい。 噛んだままのリアルなガムの写真とか、 日本人的美意識だと「うえっ」って感じなんですが、 ドイツ的リアリズムなんでしょうか? 『Schapen tellen』(羊を数えて) 2007年、オランダの最も素晴らしい本入選 タイトルどおり、羊を数える本。 羊が群れているだけの写真が延々と続く。 絵本の形をしているので、子供の寝かしつけにも使えそう。 『And Willem. Documentation of a Youth』 (そしてウィレム ある青年の記録) 20
編集宮後です。 今編集してる本からご紹介です。 凸版印刷 印刷博物館で毎年行われている 「世界のブックデザイン」展。 「世界で最も美しい本コンクール」や 世界各国の造本コンクールに入選した本を集めて 開催されている展覧会なんですが、 そこで展示された美しい本をまとめた本をつくってます。 200点くらい紹介してるんですが、 ブックデザインが面白い本(造本編)、 テーマが面白い本(珍書編)に分けてご紹介します。 (Photo by Keiichi Murakami) 『Nieuwsgierigheid(好奇心)』 2007年、オランダの最もすばらしい本入選 表紙や背にタイトルがいっさいなく、 小口にレーザーカットで入っているという本。 日本の取次流通では絶対にできない造本。 本の内容は好奇心の生成に関する論文だとか。 『Een restructief van Lingotto』(リンゴットの再
ライター渡部のほうです。 現在、東京造形大学の渡部ゼミではガムの商品開発、パッケージについて研究中。 パッケージのイメージは色々作りようがあると思うのだけれど、結構困るのが「あ、包み紙なくした」という時。 ノートの切れっ端、レシート、付箋、ティッシュなど、そんなもので代用するわけだが、包み紙を絶対なくさないとか、なんかいい方法ないのかな、と海外のガムを探していて、見つけたのがこちら。 イギリスのPEPPERSMITH www.peppersmith.co.uk どうも包み紙自体が箱に入っているらしい。 どんなものやら、と注文したら10日くらいで届いた。 3種類のガム、3種類のミントタブレット。それぞれ15g、黄色=レモンミント、緑=ペパーミント、青=ユーカリミントのフレーバー。 6個で8.10ポンド、送料5ポンド、合計13.10ポンド(7月10日付け、paypalで1660円)。 1個約2
編集宮後です。 相方の渡部さんが書いているとおり、 今年の国際紙文具展は考えさせられることが多かったです。 スタイリングだけ変えた製品ではなく、 長年企業が培ってきた技術や理念をベースにして 製品をつくっているところはやはり強いなという思いを新たにしました。 特殊ニス加工の素晴らしい技術を持っている欧文印刷さんや 粘着技術の研究開発を続けているカモ井加工紙さんなど、 技術とデザインが結びついている企業の取り組みを もっとたくさんの方々に知ってほしいなとも感じています。 一方で、デザイナーから発信するものづくりも健在です。 その代表的なブランドがD-BROSではないでしょうか。 デザインシーンだけでなく、一般の小売りシーンにも浸透し、 いまや普通に手に入るプロダクトになった感があります。 そのD-BROSが6月末に、新しい文具のシリーズ、 「D-BROS FOR BUSINESS」をリリース
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