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84 1. はじめに ドイツの統計学者エルンスト・エンゲル(Ernst Engel)が明らかにした「所得の増加とともに、 家計の支出に占める食料への支出の割合(エンゲ ル係数)は低下する」というエンゲルの法則は、 よく知られた経験則の一つである。 食料は日常生活をする上で必要不可欠な支出で あることから、エンゲル係数が小さい家計ほど生 活にゆとりがあるとされ、経済的な豊かさや生活 水準を示す指標として用いられることがある。た だし、 近年では、 食に対する意識の変化(安全志向、 グルメ志向) 、食の外部化(弁当や総菜などの調 理食品、外食の増加)などもあることから、エン ゲル係数の低下が必ずしも経済的な豊かさなどを 示すものとはいえない側面もある。 「家計調査(総務省) 」の結果からエンゲル係数 の長期的な推移をみると、第2次世界大戦直後は 60%を超える水準であったが、戦後の経済復興期
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