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アメリカ大統領選
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春の腰痛が来た。四足歩行の哺乳類だったころの痕跡か、人間の骨盤は春先と秋冬に向けての年に二回、動く仕組みになっている。春先は開き、秋冬に向けては閉じていくのだが、ぎっくり腰は実はその骨盤の開閉に連れて起こりやすい。どっちだったか忘れたか、その時骨盤は必ず片側から開いて、あるいは閉じて行くので、開ききる、あるいは閉じきるまで骨盤は左右非対称となり身体のバランスが崩れる。そのため、ぎっくり腰とまでいかなくとも、腰をいわしやすくなるのだ。これはたとえば片山洋次郎さんなどの整体の本に書いてあることである(どの本か失念しましたが、たぶんこのあたり↓)。 気持ちよく眠り、集中力を高める整体入門 骨盤にきく (文春文庫) 作者:片山 洋次郎 発売日: 2009/04/10 メディア: 文庫 女と骨盤 作者:洋次郎, 片山 発売日: 2017/09/08 メディア: 単行本 さて、わたしはここ数年、この季
12月18日、待降節もクリスマスまで一週間ほどになりました。このエントリは書き手と編み手の Advent Calendar 2019の18日目です。 adventar.org 一昨年の編集とライティングにまつわるアレコレ Advent Calendar 2017には「国政選挙は新聞社の『まつり』」でおそるおそる参加、去年は「んー、ネタがない!」と見送っていました。今年は書き手でも編み手でもない、強いていえば読み手の立場からの同人誌の文字校正について書いています。 プライベートな校正いろいろ わたしは仕事で校閲をしている。そればかりかセミ・プライベートなボランティア活動でも文字校正(以下、校正)をしているし、プライベートなコミケ参加サークルで同人誌の校正もしている*1。 ボランティアに関しては、これは主にチベット人にかかわる人道支援ボランティアなため、誤字脱字は洒落にならないので校正するのは
十か月ぶりに戻ってまいりました、「気になる言葉」シリーズ。今回も複数セットでお送りします。 ◆足蹴り 足蹴にする、からの転用なのだろうか。しかし、蹴るのは足で行う以外にどこでできるのかというとを考えると、「朝の朝食」のような重複表現なのでは。 膝蹴り、の場合は足もしくは脚のどこで蹴っているのかを明確化していると思われるので、足蹴りのような違和感はないのだが。 ◆ポークは豚か豚肉か 混んだ通勤電車で見るともなく網棚上の広告を見ていたら、気になるところが何点か。 (1)「アメリカン・ポーク」と書いている同じ欄で「国語」と書いたら、それは「米語」だと思われないだろうか? 「日本語」じゃダメなの? (2)下線はない。 (3)ピッグ(豚)ではなくポーク(豚肉)の時点で、豚のキャラクターのような生体ではなく、すでに食肉として加工されたものが輸送されてくるはず。食肉加工された豚肉の考えていることがわかっ
グァダニーノ版『サスペリア』、公式サイトの町山智浩さんのネタバレ解説動画を見て一晩たったら、脳内で町山さんのヤクザ映画解説や、それにつられて近年のたけしのヤクザ映画が混入したのか、クライマックスシーンで妄想が展開する次第。だってほら、悪役がサングラスとかかけてるし。 gaga.ne.jp あと、スージーの真の身体から出る悲しみのため息(サスペリアはススピリオルム=嘆息から)が、解説を聞くまでは猫の威嚇音の「フーッ!」「ハーッ!」にしか聞こえてなかったのも影響しているかも。というわけで、妄想版『仁義なきサスペリア』。 ◆『仁義なきサスペリア』 スージー「おんどれ、わいが新世界(アメリカ)に出張(でば)っとる間に何してくれてんねや、あぁ? ワレ、誰の盃受けてここまでになったんや」 マルコス「なんや? もともと代紋かついどんのはこっちや」 スー「ワシ自身が代紋や。おんどれのその代紋、もとから偽も
バレンタイン商戦たけなわですね。バレンタインのかわいらしいパッケージのチョコレートの前だと、さすがに腐女子も妄想しないだろう、と思うでしょう。 だがしかし、バレンタイン商品でもわたしは元気に腐妄想しています。 ◾︎スナフキン×ムーミンパパ メリーチョコレートはムーミンモチーフのものをいろいろなイベントごとに出してくれるので、ムーミン好きとしては注目しているのですが、今年のバレンタインのこのパッケージのカップリングについて夫の人に熱く語ったら、「こいつ、腐ってやがる……」と言われました。 でもでもだって、バレンタイン商品でスナフキン×ムーミンパパですよ?! バレンタイン商品なら定番でムーミン×スノークのお嬢さん、あるいはBLとしてはムーミン×スナフキンのパッケージあたりが鉄板だと思うのですが、今年は「スナフキン×ムーミンパパ」……。 え、いいの、それ。すごく、背徳的じゃない? しかもロマンチ
その一 新潟駅から磐越西線で約一時間の咲花温泉というところに、温泉に入りにひとり旅してきました。部屋の窓いっぱいに阿賀野川が広がる旅館に二泊して、二日目の午前中に阿賀野川ライン舟下り。 その時のガイドというか、船頭のワタナベさんが、話も舟歌も替え歌もうまく、とても面白かったのですが、旅館に帰ってチケットの裏側の船頭一同を見たら、ワタナベさんがいない。なんらかの理由で名字が変わったのかと小さな顔写真を見るけれど、やはり、いない。えーっと……。舟幽霊? それにしては朗らかすぎたけどなあ。 その二 舟下りが終わって、近くに住む長年の友達が車で遊びに来てくれました。そのままドライブしていくと、偶然、阿賀町三川の将軍杉という、六つ又で樹齢1400年の木の看板を見つけて見に行くことに。木は素晴らしく、写真ではまったくその凄さが伝わらないと思ったので、撮っていません。で、凄いねえと言いながら案内板を見た
今夜はちょっと涼しい東京。このまま涼しくなってほしい……。 さて、週末は恒例の涼しい夏の上高地でのフリー・チベット・ピース・ウォークに参加してきました。今回は五人で女子旅♪ 行きはそれぞれホリデー快速やあずさで松本駅へ。もちろん駅弁は欠かせない! 材料はともかく工場は都内だったよ「山の信州いろどり弁当」 松本駅から乗って来たスーパーあずさを見る。そしてコンビニからの眺めと涼しさ! そこから仲間の運転する車で乗鞍方面に移動、途中、「日本一標高の高いバウムクーヘン工場」があるお店に全員、目がハートになり、一回、通り過ぎたのに戻ってみたり。 yumyumtree.jp こういうのもいちいちかわいい、と言い合えるのも女子旅のよさ なおここはバウムクーヘン工場とショップのほかに、カフェとゲストハウスもあり、「今度ここにも泊まってみたいね」という話に。やはり朝はバウムクーヘンの焼ける匂いで目が覚めるの
とある最近の土日祝出勤の日、また職場近辺にドッペルゲンガーがあらわれた。出社してからずっとオフィスにいるのに、外から戻ってきた後輩に「あれ? Mmcさん、さっきセブンのほうにいました?」って言われたのだ。こうなってくると、怖いとか気味悪いとかよりも好奇心が勝ってきてしまい、ドッペルゲンガーの人すなわちドッペルさんと一度、会ってみたいものだなあ、と思う。しかし、会ってしまうとSF的に対消滅したりするのだろうか。 そんなことがあってのおととい、最終営業日の宇田川マメヒコで、友だちとドッペルさんの話になった。その友だちもドッペルさん経験があるとのこと。友だちを仮にKさんとしておく。 Kさん「ドッペルゲンガーにもし会ったら、まずなんて言いますか?」 Mmc「そこはやっぱり『やっと会えたね』でしょう」 ドッペルさんはどうやら自分と同年代っぽいので、そこはやはり辻仁成がパリのシャルル・ドゴール空港で中
「『おうとう』の季節です」と耳にしたら、この「おうとう」、どちらの果物を想起しますか? ・黄桃:実の黄色い桃 ・桜桃:さくらんぼ わたしの場合、「おうとう」と聞いて想起するのは「黄桃」のほうなので、太宰治の「桜桃忌」と聞くと、天国の雲の上で、缶詰の黄桃の添えられたプリン・ア・ラ・モードかなんかを前にニヤついている太宰氏の姿が思い浮かんでしまうのです。
奇なり とは言っても、こんな奇妙な人材募集が頻発するのはどうかと思うよ! なお翌日のリアル「注文の多い出版社」。 今日のレッスン ・まず床にまっすぐ座れない ・一時間半のうち、あと四十分で脳と身体の連絡不行き届き開始 ・先生に姿勢を直されたけど、再現不能 ウェブまんが最新話(44話)では70歳がポーズを決めているというのに……。 www.comico.jp ……がんばります。なお先月は月二回目標のところ、一回。これも、がんばる。 レッスン後はとりあえず果物で脳にエネルギー! ×・ラジオ体操第一 ×・プランク ◯・起床時膝抱えストレッチ
28日周期の細胞の入れ替わりに従って、睫毛も抜ける。抜けるのはいいのだが、わたしの場合、寝ている間などに抜けた睫毛が目玉の動きに連れて、どんどん目玉の裏に入り込むようなのだ。そして、何本もの抜けた睫毛がそこで合体して、目玉の裏に収納しきれないようになると、目玉のごろごろ感とともに表に出てくる。 それを初めて眼球表面に見つけたときには、虫の脚か?! とかなりびびった。なにしろ多いときは20本近く縒り集まっているのだ。それに気づいてからは、顔を洗うときに睫毛を引っ張り、抜けそうなものはいちはやく抜いてしまうようにしているので、最近は集合していても10本以下なのだが、やはりある日突然、目玉の表面に黒い線が現れるのは怖い。 なんといっても、目玉の裏側でなにが起こっているのかがわからないのが怖い。じつは縒り集まってないから出てきていないだけで、まだまだ抜け睫毛が目玉の裏にびっしり収納されているのでは
先日、また絶対音感持ちの弊害を感じることがあった。感動的とうわさの、85歳の女性が弾くシューベルト動画を見たのだ。 9post.tv たしかに演奏は感動的だ。だが、微妙な音のズレに、調律〜! 誰か調律師を〜〜! と聴覚が悲鳴を上げる。ヤマハのこれなら出張調律費3万~5万円くらいだと思うので、こんな豪華な老人保健施設なら、ちゃんとピアノを調律してあげてほしい。思わず口直しならぬ「耳直し」に、エフゲニー・キーシンの弾く同曲を聴いてしまった。 これを聴いてからさきのご婦人の演奏を聴くと、なんとなくわたしの言わんとするところがわかってもらえるのではないかと思う。 www.youtube.com でもってこういうことがあるたびに、音を扱う仕事をしていたり、趣味としてやってはいないのに絶対音感があるというのは、あんまりハッピーなことじゃないんじゃないかな、と考えてしまうのだ。絶対音感があるがゆえに、ま
車を転がす。自動車を運転することが、こう言われているのを目にするたびに、変な気持ちになる。 「車を転がす」といわれると、旧約聖書の「サムソンとデリラ」の怪力男サムソンや、マンガ『北斗の拳』に出て来たような大男が、自動車を運動会の大玉転がしのように下から持ち上げては転がし、持ち上げては転がししてジリジリと道を進んでいるようなイメージがあるのだ。 youtu.be FotNS - hokuto juu hazan もちろん、その過程で自動車にはどんどんキズがつく。っていうか壊れていく。それも構わずに大男は自動車を大玉転がしの要領で転がしていく。もしかすると自動車は、最終的にはゲーム『塊魂』みたいに路上のほかの自動車や標識も巻き込んだり、あるいはくちゃっと丸めたアルミホイルのように球状になってしまうかもしれない。 それが「車を転がす」からわたしが連想する光景なのだ。 youtu.be お題「これ
二回、泣いた。 一つは、輪転機を間近で見たこともあるので、あれに時間ギリギリでGO!が出るところ。ふつうは泣くような場面じゃないと思うけど、仕事での校了の緊張からの緩和が蘇ってきたのもあってか、涙が出た。 なお輪転機のシーンは写真製版ではなく、活字で活版なので、いにしえの紙面づくりに興味のある人にはどれもたまらないシーンだと思う。 もう一つはNYタイムズに続いてワシントン・ポストにも差し止め命令が出されて、他紙が報道の自由のために揃って一面で「ペンタゴン・ペーパーズ」を取り上げて連帯するところ。 日本で政権による検閲があらわになった場合、日本の新聞社はこんなふうに報道の自由と国民のために連帯するだろうか? そのことによって、この映画で滲んだような熱い涙を流す状況はないだろうと、90%、諦めている自分がいる 大手紙にこの作品の映画評は載っているけど、そこのデスクや偉い人がこれを見てなにか変わ
夜桜を眺めながら一人で歩いていると、ほの白い花に、早逝した友だちの顔を思い出す。白い花が、お棺のなかの白い顔を思い出させるのだろうか。 若くしてこの世を去った友だちについては、こちらが年経るごとに、「なにか手立てはなかっただろうか」という思いが、「今ならこんな手立てがあったのに」となることがあって、それがせつない。 あるいはこんな連想は、夜も咲いている花が、昼の世界と夜の世界を繋げ、そしてそこから冥界までも繋げていそうに感じるからだろうか。坂口安吾の『桜の森の満開の下』のイメージも抜きがたくあるのは間違いない。 桜の森の満開の下 (岩波現代文庫) 作者: 坂口安吾,近藤ようこ 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2017/10/18 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4件) を見る また、春になると花粉症になるわたしはもともと喘息持ちなので、花粉症が佳境(え?)に入ると、呼吸器
術後の放射線治療25日連続通院(ただし土日祝は除く)が終了! 夫の人が気を遣ってくれてか、今週のお題「ホワイトデー」的にいろんなものを買ってきてくれた。ありがたや。しかし、太らせて食べるつもりでは、という量なんですがそれは。 あとはバレエのレッスンを再開する方向で。なにせ通院中は、治療時間が超初心者クラスにかぶっていてぜんぜん行けなかったのだ。 そして、二か月以上ずーっとブラキャミで、ふつうのブラをしてなかったら、そんなに胸ないのに垂れてきたので、ふつうのブラにも早く復帰したい。重力こわい。 今は放射線治療のために肌に直接マッキーの青で描かれた印が残ってて、色の薄い下着とかにめちゃくちゃ色移りするので、早くこれが消えてほしい。 が、放射線治療の副作用でお肌が日焼け状態で敏感になっているので、がしがし洗って落とすということができないのが困りものです。
初めての一人暮らしは、四大を卒業して就職して二年目からだった。就職した一年目はまだ毒親の洗脳がキツくかかっており、言われるがままに学部時代に住んでいたカトリックの女子修道会運営の大学生専用女子寮から、同じくカトリックの修道会経営ではあるが、いろんな社会背景の社会人女子の住む女子寮に引っ越した。 言っちゃ悪いが、前者の女子寮住人および経営・管理していたシスターと、後者のそれは、月とスッポンだった。なるほど、同じ日本人、同じ女子、同じくカトリックのシスターでも、会話がスムーズに成立しがたい場合もあるのだ、と、毒親に箱に押し込められて育ったわたしは、そこで初めてリアルな社会階層の違いというものに触れた。 それまでのわたしにとってシスターというのは威厳があり、頼りがいのある人々だったが、就職して入った女子寮の寮長のシスターは、「なぜシスターになったのか」と聞かれて「化粧とかめんどくさいから」と、自
こんにちは、クリスマスまで、あと残り一週間になりましたね。わたし・Mmcは新聞校閲の仕事をしています。このエントリは編集者アドベントカレンダーの19日目です。 「編集とライティングにアレコレまつわる」アドベントカレンダーということなので、校正・校閲専門の自分が参加してもよいものだろうかと、モーリ(id:mohri)さんに「校正とか校閲は需要ありますか?」と聞いてみたところ、「もちろんです!」とのことだったので参加してみました。 けど、「校正とか校閲に関するなんらかについて」と当初は名乗りをあげたものの、校正のやり方は日本エディタースクールの教科書のほうがだんぜん読みごたえがあるだろうし、新聞校閲で冷や汗が流れた内容でおもしろいものは「業務上知り得た秘密」にそうとう関わる。さて何を書こうか。アドベントカレンダーだし、クリスマスだし、なにか気持ちの浮き立つような……。 そうだ、浮足立つようなこ
わたしが同人誌を出してるサークル・暗黒通信団では、今回の冬コミc81で、半額シールを貼っての新刊既刊関係ないセールをイヤガラセとして敢行しまし た。なお、この「イヤガラセ」とは、大人の知恵比べ的いたずらというか、おふざけ、お遊びを指し、既存権威へのからかい(同人誌なのにコピー誌にいたるま でISBNを付け、消費者から要請されたら書店や取次が動かなければならないようにする)から既成概念への挑戦(同人誌の新刊が値引きされるわけないw え? 半額?)などの暗黒通信団側が仕掛けるものがあります。 一般参加者に向け暗黒通信団が設定した挑戦項目、円周率詠唱の桁数やクーポンによる割引の設定は、一般参加者からの暗黒通信団へのいやがらせを広 く募るための方便です。こちらは、円周率を2000桁以上覚えて暗黒通信団新刊セットをタダでゲットに加え差額を現金でゲットによるサークル側が完敗を喫 したものや、食物でク
SF小説を読む、ということがさいきん、めっきり少なくなっていた。SFアニメは見るし、SFマンガは読むのに、なんでだろうと自分でも思っていたが、この小説を読んで、その理由がわかった。それは、アニメやマンガに比肩するほどのテクニックを備えて面白いSF小説に、さいきんめぐり合っていなかったからだ。そして、SFという題材で、アニメやマンガの言語+視聴覚という表現方法に拮抗できるような小説技法って、分が悪いよな、ともおもった。 さて、読み始めてすぐ、「押井守系作品のファンなら」と薦められた意味がわかった。攻殻のように過去の名作コンテンツからの引用が、衒学的すぎず作品を成立させるに欠かせないパーツとして散りばめられている。ネットでものを読むことに慣れてきている目には、あるシーンを読むことで過去のコンテンツを想起させられるよりは、最初からそのシーンにそれなりの引用がされているほうが心地よいんじゃないだろ
「イスラエル停戦」とのニュースで、「なぜハマスはさらに死傷者が出る可能性がある攻撃続行の意思を表明しているのか?」と思う人は多いと思います。わたしはいつもはてDに書く前に考えをまとめるためにmixiで同じ内容の日記を書くことが多いのですが、今回のニュースにリンクして桑山医師の活動を紹介する日記で、上記の質問を受けました。それに対するわたしの回答コメントは以下のとおりです。 イスラエルが宣言しているのは停戦「だけ」だというところに問題があります。もともとハマスが(というかハマスはパレスチナの人たちによる公正な選挙で選ばれた政権であって、武力でパレスチナを制圧しているテロリストではないのでパレスチナ人たちが)、以前から要求しているのは検問所の封鎖の解除、もっといえば「占領」の解除だからです。 検問所の封鎖によって、浄水所・発電所を直す資材も入ってきませんし、移動のためのガソリンも満足に入ってき
冒頭の音でいきなり引きずり込まれました。飛行機好き、CG好きなので、空中戦で始まるのにも。 音に関してはこの冒頭の空中戦だけでなく、板張りの床に敷かれた絨毯の上を歩く音などの些細なところにまでけれん味すれすれ、かつ繊細な演出がされていて、これは『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』を同じ音の演出で『2.0』にしたくなるはずだと納得。『2.0』ではとくに雨音が情緒的に変化しているのにうっとりしましたが、『スカイ・クロラ』では風の音や風を切る音、衣ずれにハッとさせられました。 まあそれもこれも本編の内容と噛み合っていてこそ。その本編ですが、「繰り返される日常」という監督がずーっと描き続けているテーマではあるものの、今回はそれへのアプローチとそこからのメッセージが、これまでの監督の「ループ映画」とははっきりと違っていて、それは喩えるなら、これまでの子ども〜青少年を主人公にした押井ル
大雨の東京から新幹線に乗り、トンネルを抜けたら夏の国だった新潟で、「ストラヴィンスキー没後50年Noism0+Noism1+Noism2『春の祭典』」*1を見た。 新潟市には「りゅーとぴあ」という愛称の新潟市民芸術文化会館がある。その劇場の専属舞踊団がNoism(ノイズム)。わかりやすくいうとNoismは、新潟市が運営する舞踊団だ。補助金だけでなく、運営のために市職員が複数名、選任されている、日本では今のところ初にして唯一の自治体立の芸術団体だ。 新潟市の信濃川河口から遡行、萬代橋よりすこし上流にあるりゅーとぴあ そのNoismの新作『春の祭典』をコロナ禍のため一年遅れで見た。ほかに日本ダンスフォーラム賞大賞受賞記念として『夏の名残のバラ』を再演、またコロナ禍で昨年、初の映像のための舞踊作品として配信した『BOLERO 2020』を大スクリーンで上映という盛りだくさんの内容で5,000円。
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