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アメリカ大統領選
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高いものを正当な価格で、それを欲しいと思うお客さんに届け、そこから生まれるコミュニケーションの豊かさを感じ、休みもたくさん取り、自然の豊かさに触れながら、人生を楽しむ。 何よりも大切にしているのは、利潤を出さない経営理念。 経済のグローバル化が進む世の中で、まったく違う価値観で、人生の幸せをつかむ方法がある。 そのノウハウを持っていたのは、岡山県の山間の町、勝山にあるパン屋さんだった――。 手間をかけてつくったパンを高い値段で売る正当性 岡山からJR津山線で1時間半。終点の津山から姫新線に乗り換えさらに50分。降り立ったのはJR中国勝山駅。かつては勝山藩の城下町であり、出雲街道の要衝としても栄えたこの町に、白壁や格子窓の商家や蔵、古民家といった伝統的な建物が並ぶ地区に、1軒のパン屋がある。天然酵母と国産小麦でつくられたパンの製造と販売をおこなっている「タルマーリー」という店だ。 「日
嫌なことを考えながら眼球を左右に素早く動かすと気分がよくなる EMDRは1989年に、アメリカの臨床心理士フランシーン・シャピロ氏によって発表された心理療法だ。乳癌の再発を恐れてさまざまな心理療法や針治療を勉強中だった彼女は、ある日の散歩中、嫌なことを考えながら眼球を左右に素早く動かすと気分が楽になることに気付いた。この発見をもとにベトナム帰還兵、レイプ被害者、虐待のサバイバー22名の半数にEMD(※1990年よりEMDRの名称)をしたところ、1セッションで被験者全員の苦痛がゼロ近くに低下するという結果を得た。これを発表した彼女の論文は、世界中に大きな驚きと反響を与えることとなった。 その後EMDRは数多の批判をかいくぐり、1998年にアメリカ心理学会、2000年に国際トラウマティックストレス学会、2013年にWHOが効果的なトラウマ治療と認定するに至る。現在では世界各国のPTSDの治療ガ
近年アメリカで、人工知能・音声認識学者レイ・カーツワイル (※1)を中心に「2045年問題」という話題が盛んに論じられている。ここでの「2045年」とは人工知能の能力が人類の能力を超える時点のことだ。 アメリカではこの問題に対応できる人材を育てるとして、カーツワイルやグーグル創業者ラリー・ペイジなども参加する「特異点大学 (※2)」なるものまで創設されている。 この「2045年問題」について、日本の人工知能研究のトップランナーである松原仁さんに、話を聞いてみた。 今世紀中には実現する 「正確に2045年かどうかわかりませんが、ある尺度で考えた時、人工知能の能力が今世紀半ばに人間の能力を超えるというのは当然だと思うし、素直な考えだと思います。 どんなに遅くても21世紀中には実現するでしょう」 2045年問題の評価を尋ね、まず返ってきたのが上の答えだ。 「80年ころからの人工知能の進化
長い歴史のなかで受け継がれてきた日本のアウトロー美学を描く、現代美術家の天明屋尚氏。闘いの匂いの充満する作品には、死に裏打ちされた生が放つ硬質な輝きがある。制作活動の原動力など、話をきいた。 <デス=死>&<デコレーション=飾り>、華やかに咲きほこり潔く散る美学 室町時代の婆娑羅に代表される、華美にして反骨精神溢れる、覇格の美の世界。そうした美の系譜を「BASARA」と表現し、自らのコンセプトとする、現代美術家の天明屋尚氏。 反骨、華美に代表されるBASARAの美学とは何なのか。 「華やかに咲きほこり潔く散る桜や、日本伝統刺青、戦国武将の派手な変わり兜など、<デス=死>と<デコレーション=飾り>が表裏一体の美意識。死が背後にあるから生を謳歌する、死に裏打ちされた美学ですね。当時は下剋上の世の中で、今と違って死が身近にあった。それだけに自らの存在感を示し、生を謳歌するために華美になっていく、
星山さんが切手デザイナーとして郵政省(総務省、日本郵政公社、郵便事業株式会社を経て、現:日本郵便株式会社)に入省したのは1998年。当時は定員が決まっていて、欠員があった場合のみ、美大で募集が行われたのだという。 「切手」という証券を作る特殊な仕事のため、入れ替わりは極めて少ない。戦後から現在まで、在籍したデザイナーの数は二十数名。その二十数名で、戦後発行された日本切手のほとんどを制作してきたのだ。 「大学4年のときに、たまたま欠員募集があったんです。軽い気持ちで応募したので、入社してからは知ることがいっぱいでした。ずいぶん特殊な世界に入ったなあと、後になって思いました(笑)」 切手デザイン室で新しく作られる特殊切手は、年間約40件。5人のデザイナーが担当するので、一人あたり年に8件くらいを担当するという。 「年に8件というと少なく感じられるかもしれませんが、近年の切手は1シート10枚が
消えていく産業、活版印刷 活版印刷は、15世紀半ばに、ドイツのマインツでグーテンベルクによって発明された印刷技術だ。以来、数世紀もの間、この基本技術が、書籍などの印刷の主役だった。しかし、印刷技術の進歩により、商業印刷は、より早く効率よく大量印刷ができるオフセット印刷に移行していく。 そして、DTPの登場により、それまで町の印刷所に頼んでいたはがきや名刺などの小さな印刷物も、パソコンで作り、家庭用プリンターで印刷するようになった。今では誰もが家庭でも簡単に印刷できる。産業としての「活版印刷」の役目は終わってしまったのだ。 しかし、その活版印刷が、おもにデザインの分野で、静かな人気を集めている。大量生産されるものとは違う、手作りのよさやレトロな味わいを求めてのブームにも思えるが、その裏には、ヨーロッパの職人たちの「手仕事」へのリスペクトもあるのではないだろうか。小さな専門店で、伝承の技術を守
20万部突破のベストセラーとなった新著『考えない練習』ほか多くの著書などで仏道という、かつてないアプローチによる"心の鍛錬法"を提唱する異色の僧侶、小池龍之介さん。彼が説く"現代人への処方箋"とは? 世田谷の閑静な住宅街にある月読寺。といっても世間一般的なイメージの"お寺"ではない。一見したところ普通の白塗りの住宅。しかし古来より忘れ去られてしまっていることが少なくない"本来お寺が持つべき機能"は十二分に備わっている。 それが小池さんの教示する仏道である。まずは"その解釈"からうかがった。 仏教は宗教にあらず 心の鍛錬法である 小池さんは座禅の姿勢のまま質問に応えてくれた。その表情はとても心穏やかなものに思われたが、その昔は「尋常でないほど心が荒れ果てていました」という。 「極度に自己愛の強い性格で、自分の言動に望んだ反応がないと滅茶苦茶ガッカリしたり、逆恨みしたり。特に酷かった大学時代は
リンククラブ発行『Linkclub Newsletter』のWEB版です。こだわり抜いた記事の数々をWEBならではの形で公開しております。プレゼント情報、キャンペーン情報などお得な情報も満載。「リンククラブ サポート」 ・TEL:03-3496-4717 ・E-Mail: ・年中無休 9:00~18:00 (障害発生時の緊急対応は24時間受付) ※皆様のご質問が集中する場合、対応までにお時間をいただくことがございます。
21世紀に生きる多くの人たちは漠然とした不安に苛まれている。 その理由として家族の解体やネットの蔓延などさまざまな要因をあげることができるだろう。しかし本当の問題は、それらの外部的要因が我々一人ひとりの心に影を落としていった結果、精神的な軸となるものが失われてきたことにあるのではないだろうか。 失われた精神性を再発見するひとつのよすがとして、あるひとつの言葉をキーワードとして考えてみたい。 それは、「ノブレス・オブリージュ」である。 語源はフランス語 社会人としてある程度のキャリアを持った人ならば、「ノブレス・オブリージュ」という言葉をどこかで耳にしたことがあるかもしれない。近年では人気アニメ『東のエデン』でこの言葉が象徴的に使われているし、メディアでとりあげられる機会も増えてきたものの、しかしまだまだ、多くの人たちにとってあまり親しみのある言葉とは言えないだろう。 一般的に「ノブレス・オ
保育園不足からくる「待機児童問題」が懸案となって久しいが、その解消をめざし、現民主党政権下で、「新たな保育の仕組み」と呼ばれる「改革」が検討されている。その発想は、構造改革を旗印に掲げた小泉政権の「待機児童ゼロ作戦」の流れを汲み、保育園認可の敷居の高さを下げることで、民間の参入を促す方向にあるといえる。 「保育」というデリケートな事業に、果たして「営利」はなじむのか。そこで失われるもの、危機に瀕するものは何か。現在推進中の「新たな保育の仕組み」に「待った」の声を上げる、保育問題のスペシャリスト・近藤幹生氏に話をうかがった。 「改革」の名の下に進行していること モニタ 待機児童問題と呼ばれる難問がある。保育分野では、両親の共稼ぎなどを理由に、じゅうぶんに子どもの面倒を見ることができないことを「保育に欠ける」と表現するが、「保育に欠ける」状況に対応するには当然、希望する保育園に入れることが望ま
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