若手によるサブ組主体の神戸がちょっと面白いビルドアップを実装していたので解説。いつの間にポジショナルプレー仕込んだのか…タイミング的に黒幕は林健太郎のような気がする。恐らく。 今回説明するのは『アラバロール』。バイエルン・ミュンヘンを指揮していた頃のグアルディオラが見出した戦術で、守備時は普通のSBのポジションに居るのに、攻撃時はポジションを移動し、DHとして振る舞う事から『偽SB』とも呼ばれる。バイエルンではCB,SB,DH,SHなど複数のポジションを自在にこなすダビド・アラバがその役割を担った事から『アラバロール(ロール=役割)』というわけだ。 さて、アラバロールを理解するにはポジショナルプレーと5レーン理論について理解しておく必要がある。もしそれらについて明るくないというのなら、前回の記事を読んでおいてもらいたい。同じポジショナルプレーの原則に沿ってプレーする他チームの事を並列で理解