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(値段つけてますが、全文無料で読めます。投げ銭は歓迎) つい最近話題になるまで全然気づいてなかったのですが、『こんな事があった』(松井良彦監督作品)という映画が去年作られていたのですね。井浦新が出てるじゃないですか。井浦新といえば、テレビドラマ『最愛』での演技はよかったですね。大河の『光る君へ』でもなかなかよかった。最近になって、映画『蛇にピアス』にも出てたことを知りました。って、全部吉高由里子主演作ですが。しかし、演技はさておき、思想的には結構危うい感じがします。 この映画は東電原発事故後をテーマにしていて、原発事故から十年後の人々を描いたもののようです。「ようです」っていうのは、観てないからです。これが「放射能デマ映画」として話題になっています。近々大阪で上映会があるみたいなんで、観て確認すればいいのかもしれませんが、いろんな意味で辛そうだから、たぶん観ないと思います。 検索すると、シ
(値段つけてますが、無料で全文読めます。投げ銭は歓迎) 統一教会と政治家の関係がまた問題になっているので、少しおさらいしておきます。 日本は宗教国家ではなく、行政が特定の宗教を優遇したり便宜をはかったりすることは許されていません。それが政教分離の原則です。宗教団体が政治活動をすることは禁じられていません。だから、宗教団体が政党を作ることもできます。創価学会が作った公明党も幸福の科学が作った幸福実現党もオウム真理教が作った真理党も、それだけなら違法でもなんでもない。 当然、宗教団体が政治家を支援することも認められます。政治家がその見返りに便宜をはかってはいけませんが、宗教団体が思想的に近い政治家を支援しても問題はありません。もちろん、政治家がどの宗教を信仰していようとかまわない。 とはいえ、社会問題を起こした宗教団体の支援を受けるのは道義的にどうなのか、という問題はあります。統一教会は霊感商
(値段つけてますが、全文無料で読めます。投げ銭は歓迎) CDっちゅうものが出た時、デジタルだから音がいいという触れ込みだったような気がします。たぶん、そうだったんじゃないかな。実際、オーディオショップで試聴したら、いい音だと思ったような記憶がありますが、なにぶん大昔なので、僕の記憶ではないのかもしれません。 CDは音をビット深度16bit、サンプリング周波数44.1kHzでデジタル化して収録しています。フルトヴェングラーのベートーヴェン第九交響曲が1枚に収まるように決めたという話もありました。まことしやかだけど、実話かもしれません。 ビット深度とは扱える情報の細かさ、あるいは分解能です。無音から最大音量までをどのように分割するかで、ビット深度が深いほど音量を細かく分割できます。サンプリング周波数のほうは時間の分割で、1秒をいくつに分割するか。デジタルでは連続データを扱えないから、時間を細か
国立大学の収入源は主に国からの運営費交付金です。研究費なら科研費などの競争的研究資金がありますが、いわゆる基盤的経費、つまり日常的に必要なお金や人件費などは運営費交付金がなければ払えません。東大でエアコンを修理できないなんていう話も流れてくるし、どこの大学では配分される研究費(研究のためというより、コピー用紙を買ったり椅子を買ったりしないといけないんですが)がなくなったとかいう話も流れてきました。上の記事はそんなことになった経緯を説明しているので、読んでみてください。僕は国立大学の運営費交付金総額を3000億円くらい増やさなくてはならないと考えています。 さて、高市首相の所信表明演説に対して、国民民主党の玉木代表が11月5日の代表質問で次のように質問しました。 世界的に見て、我が国の研究開発力が失速しており、強い危機感を持っています。高市総理、競争的資金に偏ったこれまでの政策を見直し、大学
(金額を設定してますが、全文無料で読めます。投げ銭は歓迎) 国が事業をするための財源は主に税収と国債発行で得た収入です。減税のための「財源」議論が盛んですが、歳出削減を財源にしちゃうと単なる予算の付け替えになっちゃって、経済規模は拡大しません。だから、減税の「財源」には収入増を充てないと意味がないんです。前の記事に書いたように、ガソリン暫定税率程度なら税収の自然増だけで完全に賄えるから、財源の議論はそもそもナンセンスです。でも、もっと減税しようと思ったら収入を増やさないといけない。 減税だけじゃなく、そもそも国の歳出は医療や教育やインフラなどを賄うには全然足りてなくて、だからみんなお金がなくて困ってます。積極財政政策への転換が必要です。そのための足枷になってるのが国債費で、国債の利払いと償還のための費用が2024年度には約27.9兆円、これは歳出総額約112.5兆円の24%です。その内訳は
(100円ですが、無料で全部読めます。気に入ったら投げ銭してください) いつもと違って、かなりはっきりした立場表明みたいなのを書きます。そして、一部の政治勢力は名指しで批判します。Xに書いたことを並べてちょっといじっただけなので、整合性は取れてないかもしれません。 僕たちに必要なのは新しいリベラルだよ日本で「リベラル」って言葉が「左派」とほぼ同義に使われてるのはおかしくて、リベラルってもともとはアメリカの民主党みたいなのじゃないですか。オバマとかヒラリーとかバイデンとかでしょう。日本で言えば保守なんだけど、日本でもリベラルってもともとは保守ですよ。自民党の党名になんでLiberalって入ってるかですよ。 自民党は昔から保守リベラルが強かったし、立憲民主も基本は保守リベラルですよね。『枝野ビジョン』に枝野さんが自分のことを「保守リベラル」って言ってる。「保守リベラル」は政党で言えば、自民党左
(150円つけてますが、全文無料で読めます。気に入ったら投げ銭してください) アベノミクスの最大の成果は雇用を作ったことだって言うと、いろんな文句をつける人たちがいます。社会の動向を気にしていれば、雇用状況が劇的に改善したのを体感してると思うんですが、気にしていないんですかね。僕は大学生の就職状況の説明を受けてたから、民主党政権の前くらいから状況はものすごく悪くなって、それが第二次安倍政権で急激によくなったなあという実感はあります。 麻生政権の終わり頃に完全失業率が5%を超えました。最高に達したのが、ちょうど政権交代の時に当たる2009年7月の5.5%です。これは高い。もっとも、高いと言ってもほとんどの人は職を得ていたんですよね。被雇用者はその時点でも5100万人います。だから、雇用の悪化をあんまり感じない人も多かったのかもしれません。 とはいえ、2000年代後半からブラック企業が話題にな
(200円つけておきますが、全文無料範囲にあるので、無料で最後まで読めます。気に入ったら買ってください) Macbookの中からこんな文書が発掘されました。たぶん、2009年7月16日に行われた日本機能性イオン協会主催の勉強会「マイナスイオンは偽科学か?!」のために書いたのではないかと思います。話せと呼ばれたので、行って話しました。 記録によると、僕が『科学者にとってマイナスイオン・ブームの何が問題だったのか』という題で30分話して、福井工業大学工学部機械工学科の浅田敏勝教授が『空気イオンの効用について』という題で30分話して、『マイナスイオンは偽科学なのか』という討論を僕と浅田さんと日本機能性イオン協会理事長の久保田昌治氏、東アジア機能性イオン協会会長の山田眞裕氏、日本機能性イオン協会理事の江川芳信氏でやったようです。マイナスイオン推進派の会合だから、めっちゃアウェーだったんですが、言い
(値段がついてますが、この回は全文無料で読めます。気に入ったら投げ銭してください) ひさしぶりに大学一年生に力学を教えています。力学は面白いですよね。運動法則から微分方程式を経て物体の運動が導けるのは、なんというか美しい。高校物理で力学を習いますが、なんだかたくさんの法則が出てきて、暗記科目と思った人も多いかもしれません。実際、大学入試はたくさんの法則を暗記してると解けたりもするのですが。 実際には力学は三つの基本法則と力の法則で成り立っていて、それ以外は全て法則から導かれます。物理は暗記ものではなくて、むしろほんのちょっとの法則だけから現象が導かれるものです。それが「大学っぽい力学」、もっと言うと「大学っぽい物理学」です。今教えている力学の講義は単に「大学っぽい」を超えて、随所にそのへんの教科書には書いていないこと(でも、物理の研究者には常識)を織り込んでいます。講義としては独自性が高い
大学っぽい力学入門 (12)いよいよポテンシャルと力学的エネルギー保存則 ほんとは前回で力学的エネルギーの話を書いちゃうつもりだったのですが、意外に計算が多くて、仕事と運動エネルギーで終わってしまいました。今回はその続きとして、ポテンシャルを導入して、力学的エネルギー保存則を説明します。 力学的エネルギー保存則の重要性はどれほど強調しても強調しすぎることはありません。世の中のさまざまな現象が力学的エネルギー保存則によって決まっていて、あるいは制約を受けています。「力学的」とわざわざつけるのは、さらに熱もエネルギーとみなせば熱まで含めた一般的なエネ
(200円つけてますが、全文無料で読めます。気に入ったら投げ銭してください。) いろいろあって、東電原発事故に伴う被曝影響(発癌リスク)について書かなくちゃならないなと考えました。この問題は科学的には既に決着していますから、今さらのかたも多いと思います。でも、意外に知られておらず、それが風評や無用な不安を生んでいるようにも感じます。 国連科学委員会(UNSCEAR)は2013年に報告書( https://www.unscear.org/unscear/en/publications/2013_1.html )を出して以降、白書を三度出し( https://www.unscear.org/unscear/jp/areas-of-work/fukushima.html )、さらに2022年には「2020/2021年報告書」( https://www.unscear.org/unscear/en
(150円つけてますが、全文無料で読めます。気に入ったら投げ銭してください。) 東電福島第一原発敷地内のタンクに溜めてある「ALPS処理水」の海洋放出がついに始まりました。マスメディア(朝日新聞と毎日新聞がその代表でしょう)や反対派の政治家(社民党・共産党・れいわ新選組に立憲民主の一部)などが相変わらず人々の不安を煽っていますが、なんら危険はないので、粛々と進めることを願っています。福島の完全復興に向けたプロセスのひとつです。 漁連は風評被害を心配しています。それは理解できます。では、その風評は誰が作り出しているのか。煽っているの(いわゆる風評加害者)は上に書いたメディアや政治家です。本来なら科学的に正確な情報で人々の不安を解消するために働くべきメディアや政治家が悪質な放射能デマを振り撒くのは許せません。メディアの中でも読売や産経は風評払拭の方向で頑張っているように思えます。逆に朝日・毎日
統計力学で「微視的状態とは何か」で引っかかっている人がいるように思います。この文章はそういう人のために書きます。分かってる人には役に立ちません。まず原理の話をして、次に「これだけは計算できるようになってくれ」という話をします。 混乱の原因は「$${N}$$粒子系の微視的状態」と「1粒子の微視的状態」の区別がきちんとついていないことですが、最初のうちは例題が「解ける問題」ばかりなので、そうなりがちなのもある程度しかたありません。 まずは建前というか、原理の話をします。ここを読むだけでは計算できるようにはなりません。計算はあとでやります。 さて、$${N}$$粒子系の微視的状態は$${N}$$粒子ハミルトニアンの固有状態です。これは原理的には定常状態のシュレディンガー方程式を解けば得られます。一般には解けませんが、原理的にはハミルトニアンを与えてしまえば固有状態(一般には無限個の)は必ず決まり
(100円に設定しておきますが、全文無料範囲にあるので、無料で読めます。気に入ったら買ってください) コンピューターの中からこんなテキストが出てきた。何に書いたのだかもう忘れてしまっていたのだけど、検索してみると『「悪意の情報」を見破る方法―ニセ科学、デタラメな統計結果、間違った学説に振り回されないためのリテラシー講座』(シェリー・シーサラー著、今西康子訳、飛鳥新社、2012年)という本のために書いた解説だった。 本の解説なので、これだけで完全には独立した文章になっていないのだけど、これはこれでそこそこまとまった内容が書いてあるので、公開することにした。ウィリアム・ギブスンから始めるところなんて、結構いいんじゃん。この文章を読んで興味を持ってくれた方はぜひ元の書籍を読んでみてください。 ========= 僕が子どもの頃、もうほとんど半世紀近く前、21世紀は夢の時代で、科学の進歩が人々の生
(200円つけておきますが、全文無料で読めます。気に入ったら、投げ銭してください) SFマガジン2009年1月号『ニューロマンサー』刊行25周年記念 ウィリアム・ギブスン特集収録。 記念すべき時の記念すべき特集に声を掛けていただいて、相当に力を入れて書いた評論。たぶん僕の最高傑作だし、僕にしか書けない「作品」だと思います。ぜひお読みください **** 差異こそはすべて(All you need is difference)『ディファレンス・エンジン』を褒め称えよ。この小文はそのために、そしてそのためだけに書かれる。差異(difference)こそはすべてを生み出す源である。 これまで、ことあるごとに『ディファレンス・エンジン』を褒めたたえてきた僕は、手にはいらないと言われては悔しい思いをしてきたものなのだが、ついにハヤカワ文庫版が出て作品の入手が容易になった今、改めて強く言っておこう。『デ
(200円つけておきますが、全文無料で読めます。気に入ったら、投げ銭してください) 福島の子どもたちへの甲状腺検査が始まって8年以上経ちました。原発事故当時18歳以下だった子どもたち38万人全員の甲状腺を超音波検査し続けようという前代未聞の(世界に前例がない)大調査は5周目にはいります。僕はこの検査を中止するよう提言する記事を2019年6月に「論座」に寄稿しました。その繰り返しになりますが、ずいぶん時間が経ったのでここでもう一度整理しておきましょう。 ここで初めに追記しておきます(2022/1/19)。高野徹・緑川早苗・大津留晶の専門家諸先生と児玉一八さんと僕で「福島の甲状腺検査と過剰診断」(あけび書房)という書籍を出しました。専門家によるこの問題の解説は少なく、成書はこれだけです。特に高野・緑川・大津留の三先生による解説は貴重です。この問題についての基本文献になるはずです。ぜひご一読くだ
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