おととしあたりから、目と耳の能力が低下してきた。いわゆる老眼に加えて、長年のパソコン使用による乱視が極度にすすみ、目を使うと偏頭痛と肩凝りがひどく、そこにもってきて、難聴気味だ。 こういう自分の「体調の悪さ」に慣れていくことはできても、やはりしんどい。 フィリピン・セブ島に一ヶ月、語学留学すると決めても出かける直前までぐずぐずとしていた。大丈夫かな。こんな体調で行ってもいいんだろうか。 今年は休養を取ると決めて4月から仕事を断り、新しい仕事は入れず、最小限のおつきあいだけにとどめて「なんでも好きなことができるとしたら何をしたいか?」と自分に聞きながら、毎日を過ごしていた。 フィリピン行きも「いつ止めてもいいよ」と自分に言っていた。「やりたくないことはやらなくていいから」と。 チケットは、仙台拘置所に死刑囚・林泰男さん(新刊「逆さに吊るされた男」のモデルとなった方)の面会に行ったとき、仙台の