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ドラクエ3
note.com/ryokobiyama
行動科学や行動経済学×デザインを学びはじめて約2年半ぐらい。 読んだ関連記事は150以上。見つけた事例は60、フレームワークは10個ほど、関連本は25冊以上読んでみました。 今まで学んだことをポイントに絞ってここに書きます。スライドでサクッと見たい方はこちら。 //////// まずはじめに人の習性や思考のクセをスキとキライで分類してみました。(学術的な分類や表現については正確ではありません…。普通に生活していてスキ・キライの感覚に「納得できるか」を基準にまとまっています) 人は、そこそこ選びやすくて満足できる選択肢がスキハーバート・サイモンが生み出したサティスファイシングという考え方は、使える(思い出せる) 選択肢のなかから、必ずしも理想的とは言えないが、限りある認知リソースを使ってその場で決断を下すという観点では満足できそうなものを受け入れる過程をいう。 (中略) まず、たいていの顧客
O'Reillyから発売された「行動を変えるデザイン」を読んでみました。 一番感じたのは「行動を変えられる魔法はまだ存在していないが、行動を限りなく誘うことはできる」ということです。 この本は心がどのようにモノゴトを決めているのか、それを理解した上で現実のプロダクトにどう落とし込んでいくのか、詳細に手順と気をつけるべきポイントが書かれています。 いろいろな関連本を読んできましたが、ここまで著者が書ける理由はHalloWallet(マネーフォワード的な製品)で実際に働きながら研究開発をしていた経験が大きく寄与していると思います。 内容の詳細についてはコチラのマガジンでまとめられていますので、ぜひ見てください。 この記事では個人的に各章ごとに面白かったポイントとその学びを紹介します。 ➖➖➖➖➖➖➖➖➖ 第1章 心は次にやることをどうやって決めているのか?・人は基本的に直感的な選択と行動に左右
ばあちゃんにiPadを与えて1年。ばあちゃんの人生に小さな変化が起こり、ちょっとハッピーになった最終話。 この連絡を最後に1ヶ月ぐらい電話もLINEもなかった。 みてねの「お知らせ」を消せずにまた電話してきた。 ✕の概念を早く習得してほしいけどまた忘れていた。 ホームボタンも「iPad」を始めるためのボタンと認識していた…。1ボタン1機能がデフォルトなんだろな。 — Ryo Kobiyama (@ryokobiyama) March 3, 2021
ばあちゃん子で育った僕。iPadをばあちゃんに与えるが、うまく使ってくれず、悔しいためその記録を残しておく。 だいぶ前に帰省した際、ばあちゃんからiPadが欲しいことを告げられる。 ばあちゃんがiPad欲しいそう。孫たちに野菜の写真を送りたいらしい。テクノロジー嫌い(ガラケーも使えないから)のばあちゃんが使うきっかけになったのは村のお友達のおかげ。 — Ryo Kobiyama (@ryokobiyama) May 22, 2020
ばあちゃんとiPadの奮闘記はまだまだ続く。前回である程度iPadの使い方を理解するも、基本的に忘れてしまうため一進一退の攻防になる。 こちらの予想は常に超えてくる。 ばあちゃんは、今まで生きてきた物理世界でのメンタルモデルをiPadに適応させている。たとえばカメラのシャッターボタンを強く押してしまうため、連射機能が発動する。するとカメラロールが同じ写真で埋まってしまう。スクロールの概念がないため、前に撮った写真を見つけることもできない。 これによって写真が撮れていなかったと勘違いしていた場面もあった。 ばあちゃんのメンタルモデルへの理解がiPadを与える初期段階に足りなかった。 あれから2ヶ月、祖母からのLINE電話がめっきり減った理由は「充電切れだった」。そうだよね電話は充電しないよね。ばあちゃんっ子の僕ですら祖母のことを本当には理解していない。 LINE電話終わる度にiPadの電源を
行動経済学や行動科学、社会心理学をデザインに応用するためのフレームワークが無数にありますが、大きく3つに分類できます。 ① 問題発見から解決までのプロセスを支えるフレームワーク ② 行動を要素分解するためのフレームワーク ③ アイディア出しに使えるフレームワーク 実際のプロジェクトにおいては ①問題発見から解決までのプロセスを支えるフレームワークで全体の流れを理解し、② 行動を要素分解するためのフレームワークで問題点やフリクションを見つけ、③ アイディア出しに使えるフレームワークで介入に必要なアクションを決める。上記の流れがスムーズです。 それぞれのフレームワークを見ていきます。 ① 問題発見から解決までのプロセスを支えるフレームワーク BASIC OECDが作った政策立案者向けのフレームワークです。政策の問題点を行動科学の観点で検証できるよう5つのフェーズに分けられています。 [引用]h
人の行動を誘うデザインパターンを101個集めた「Design with Intent 101 patterns for influencing behaviour through design」から興味深い事例を紹介します。 どの事例もシンプルで簡単なものばかり。小さいデザインでも大きく人の行動に影響することを実感できます。多くの事例に共通していることは「なるべく人に熟考させない」「フィードバックを与える」の2つな気がします。 Creative Commmonsで配布されており無料でダウンロードできるの更に詳しく知りたい方はこちらから 「周囲の環境」をデザインすることで建築だけに限らず、都市計画や犯罪防止、交通マネジメントなどにも応用できる考え方です。プロダクトデザインやインタラクションデザインの参考にもなります。 例えば角度を付けることでちゃんと捨てさせる灰皿。きちんと入っていない吸い殻
小学生くらいからモテたくて人間心理に興味を持っていましたが、この1年間で興味が爆発し、なぜ人の行動が起こるのか、どうすればよりよい行動が起こせるのか。書籍と実践(普段の仕事+個人で始めた新規サービスの失敗)から学んだことを生かして考えてみました。 結論は脳の仕組みに小さい工夫をこらせば、いい意味で脳を騙しよりよい認知や行動に導くことは出来るということです。ただし人はとても複雑なようで簡単。そして流されやすく、感情的で怠惰であり、100%の確率で行動を変えられるわけではありません。 性別も職業も、家族形態、宗教、文化も人が置かれている状況は様々。しかし、共通して使える工夫はあります。 ・「やる気」よりも「簡単さ」 ・「感情」に訴えかけ、明確で「具体的な指示」を与え、行動しやすい「環境」を整える ・変化は「小さく」 ・行動には「目に見える」フィードバックを与える さくっと知りたい方は【やる気よ
価格と支払いの不思議スタバで買うコーヒー、コンビニで買うコーヒー。中身はほぼ同じですが価格は3倍ほど異なります。同じ量のカフェインを得られるのにも関わらず、どうしてスターバックスのコーヒーを買うのでしょうか? もちろん、お店の雰囲気や座れること、スタバというブランドに魅了されているからかもしれません。そうです、基本的に人は使うことで得られるモノの機能以外の部分に対してより多くお金を払っているのです。 車や高級ホテルのような高い支払いも、マクドナルドのような安い支払いも、どちらもビジネスに必要な考え方は「納得して支払ってもらう」ことです。 納得して支払ってもらうには「この価格が妥当である」と感じて貰う必要があります。モノに対してどれほどの手間や工程、苦労があるのか見せるのは効果的です。 Behind the scenes(制作の裏側)の動画や記事はブランディングにも貢献しますが、一方で価格の
人は「やり遂げること」に快感を感じる。 ユニット効果与えられたタスクやモノをその量や大きさにかかわらず、とにかく終わらせようとすること人はどんなに小さいことでも達成する体験に満足を感じる。 例えばアプリのオンボーディング画面では登録内容が最小限でになっている。さらに必要な要素が多い場合、ページネーションが入ることで「登録が進んでいる」達成感を与えることができる。 言語学習アプリのDuolingoはこの効果を有効に活かし、継続的にユーザーに学習を促している。 ユニット効果は「食べ過ぎに関する研究」から来ている。コンビニなどに売っている600mlのペットボトルを飲んだ時、飲みすぎてしまったとは感じない。 実は器の大きさやフォークのサイズを変えるだけで(1ユニットが変わるため)食べる量をコントロールできるらしい。 参考:AlleyDog 参考:Lifehacker
TEDには300を超えるデザイン関連のトークがあります。今回Invisonがブログで紹介していたトークから特に面白かった5つを選びました。(すべて日本語字幕あり) 大規模ウェブサイトがどうデザインされているか?・細部がとても大事(FacebookのLikeボタンに280時間!) ・データをしっかり見る、でも数が全てではない。ベースとなるのはユーザーテストや直感、感情など。 ・デザインの変更に時間=変更を導入する時間。
インタビューの「生きた知恵」 パソコン、iPad、iPhoneはNOインタビューにおけるテクノロジーは大きな障壁となり得ます。PCは物理的に対象者との障壁になることはもちろん、もしマルチタスキングをしていないとしても、iPhoneやiPadの利用は無意識にマルチタスキングをしているという信号を相手に送ります。 同様に、それらのデジタル機器は通知音を鳴らしたりバイブレーションが鳴ったり、集中を妨げるだけではなく、いま「話」のどこにいるか分からなくなります。 絶対にメッセージや電話には反応しないこと。失礼になるだけでなく、インタビューより大切なことがあるというサインにもなってしまいます。決してそんなことはしないように! 写真と音声レコーダーは許可を取って先程のポイントと違って、対象者に写真と音声録音の許可を貰えれば、文章化する段階で役立ちます。家や職場でディープなインタビューをする時、対象者は
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