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Screenless Media Lab.ウィークリー・リポート 2022.5/06 TBSラジオ『Session』OA Screenless Media Lab.は、音声をコミュニケーションメディアとして捉え直すことを目的としています。今回は、現在も研究が続けられている最新の生体認証技術を紹介します。 ◾歯ぎしりで個人認証指紋認証や顔認証がスマホに搭載され、生体認証技術は私たちの生活に身近なものとなりました。認証技術は他にも、虹彩(瞳孔のまわりの部分で、目に入る光の量を調節する)を利用した虹彩認証や静脈認証をはじめ様々にありますが、近年は音を利用した新たな生体認証技術の研究も進められています。 まず、アメリカを中心に、歯と歯をこする音、つまり歯ぎしり等の音を利用した生体認証技術の研究が行われています。人間の歯は歯並びや隙間、エナメル質の厚さや歯の大きさで個人差がありますが、マイク付きのイ
Screenless Media Lab.ウィークリー・リポート 2022.4/29 TBSラジオ『Session』OA Screenless Media Lab.は、音声をコミュニケーションメディアとして捉え直すことを目的としています。今回は、私たちが利用するイヤホンやヘッドフォンと、最適な音響環境の関係についてご紹介します。 ◾騒音環境が難聴のリスクになるこれまで私たちは、携帯型音楽プレイヤー等を利用し、イヤホン、ヘッドフォンで音声を聞いていました。一方、スマホは音楽プレイヤーを兼ねていることから、スマホの普及に伴い、私たちはこれまで以上に音声を聞く機会が増えています。さらに、外出時だけでなく、屋内でもテレワーク等でイヤホン・ヘッドフォンを利用することが増えていることから、近年は難聴のリスクが指摘されることもあります。 実際、2015年のWHOの報告では、中~高所得国のティーンエイジャ
Screenless Media Lab.は、音声をコミュニケーションメディアとして捉え直すことを目的としています。今回は、音が私たちにもたらすイメージについて、ポケモンの名前から考えた研究について紹介します。 ◾音象徴とは何か以前も紹介しましたが、日本語では音に濁点がついたものは、力強さをイメージさせます。人気のゲーム「ドラゴンクエスト」には、「ホイミ」という回復魔法がありますが、より強力な回復魔法は「ベホイミ」と名付けられています。 音そのものがイメージを与える事象は「音象徴(sound symbolism)」と呼ばれており、力強さだけでなく、私たちの好き/嫌いといった感情や感覚にも結びついています。 ◾最強ポケモンの名前は何か音象徴の研究を、大人気ゲーム「ポケットモンスター(ポケモン)」を通して行ったものがいくつかあります。 700体以上のポケモンの名前を分析した研究では、濁音の数と
Screenless Media Lab.は、音声をコミュニケーションメディアとして捉え直すことを目的としています。今回は、音だけで構成されたオーディオゲームと、それを体験できるイベントについて紹介します。 ◾オーディオゲームの広がり 以前、音だけでゲームを行う「オーディオゲーム」について紹介しました。全盲の方が『ストリートファイターⅡ』を音だけでプレイするなど、効果音を適切に配置したゲームはプレイが可能です。 また、そもそも音だけで構成されたゲームも制作されています。デザイナー、研究者、プログラマー、キュレーターなどによる協働プロジェクト「DDD(Disability Driven Design)Project」が主催する「オーディオゲームセンター」はHPには、これまで制作したゲームに使用されている音や、音に関するゲストとともに音の可能性を掘り下げるポッドキャスト番組も配信されています。
Screenless Media Lab.ウィークリー・リポート 2021.1/29 TBSラジオ『Session』OA Screenless Media Lab.は、音声をコミュニケーションメディアとして捉え直すことを目的としています。今回は、この数日で急速に日本でも話題となった音声SNS「Clubhouse」について紹介します。 ◾Clubhouseとは何か 音声版Twitterとも呼ばれる「Clubhouse」ですが、この数日で日本でもTwitterを中心に話題となっています。このClubhouse、当ラボでも2020年5月に紹介しています。 Clubhouseは米Alpha Explorationが2020年3月にサンフランシスコで立ち上げたソーシャルサービスです。現地時間の1月24日に新たな資金調達がなされ、その資金がクリエイター助成プログラム(クリエイターの収入源等)にも利用さ
そんな中、ヒット曲の予想をAIで行おうという研究が行われています。NTTデータ、NTTデータ経営研究所と阪神コンテンツリンクが共同で研究を行い、ヒットソングの特徴の可視化や、それによる未来の音楽トレンドが予想できると発表しました。 この研究は、NTTデータの「NeuroAI」という技術と、阪神コンテンツリンクのBillboard JAPANのチャートデータを利用したものです。分析には2016年12月から2020年5月までにチャートインした2185曲を対象に、チャートデータや音楽のジャンル、歌詞やコード進行といったデータをNeuroAIに読み込ませるのですが、NeuroAIはコンテンツに触れた人の脳の反応や印象を予想するという技術的特徴を持っています。そこで、楽曲を聴いた際の推定脳活動を新たな指標に加えて分析するところに、この研究の特徴があります。 これによって、新たな音楽の特徴やヒットソン
放送の様子はこちら(下記サイトでは音声配信も行っています)。 「武器としての音〜「音響兵器」を考える」(Screenless Media Lab.ウィークリー・リポート)2019.8/23 TBSラジオ『Session-22』OA Screenless Media Labは、音声をコミュニケーションメディアとして捉え直すことを目的としています。今回は音が武器になってしまう可能性を「音響兵器」の観点から紹介したいと思います。 ◾音響兵器とは 音は私たちに様々な影響を与えていますが、音が人々を攻撃する可能性もあります。例えば、ラスベガスで毎年開催されている「DEF CON」と呼ばれるハッカーたちのカンファレンスで、今年の講演の中にスピーカーをハッキングして音響兵器にする、という発表がありました。 パソコンのスピーカーやスマホのスピーカー、スマートスピーカーに車載音響スピーカーなど、私たちのまわ
クジラは音声版アルファベットを持ち、カラスは数を鳴き声で数える――「動物と言語」の最新研究紹介 2024.6/07 TBSラジオ『Session』OA Screenless Media Lab.は、音声をコミュニケーションメディアとして捉え直すことを目的としています。今回は、動物と音に関する最新の研究をご紹介します。 ◾クジラは音声版のアルファベットを持っている 当ラボではこれまでも、クジラの音に関する研究について紹介してきました。こちら、何度も紹介してきた、「Project CETI :Cetacean Translation Initiative(クジラ目[鯨
放送の様子はこちら(下記サイトでは音声配信も行っています)。 「『読む』ためには『聴く』が大事!?〜シャドーイングの効果とは」(Screenless Media Lab.ウィークリー・リポート) 2019.5/10 TBSラジオ『Session-22』OA Screenless Media Labは、音声をコミュニケーションメディアとして捉え直すことを目的としています。今回は、音声における学習効果について考えてみたいと思います。 ◾読解力にはリスニングが必要? 文章を読んで理解する読解力については、1986年にPhilip B. Gough(フィリップ・ゴフ)とWilliam E. Tunmer(ウイリアム・タンマー)によって提唱された、「The simple view of reading」が有名です。それによれば、読解力を構成する要素として、文字を認識して音声化する力(decoding
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