サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
アメリカ大統領選
okmtnbhr.seesaa.net
日本のニュータウンの疲弊や中国のゴーストタウンの問題を見ていると、共通点があるように思います。 それは短期間に一度に多くの建物(住居地)を建設したものの、そこに職がないというのが非常に大きいです。日本の場合は鉄道で都心とつながっていたからすぐにはゴーストタウン化しませんでした。でも中国の場合交通機関の発達はあとで来るので、それがないと自分の交通手段(車や自転車等)で通勤しなければなりません。結局、通勤場所との近接性こそが街として発展するかどうかがかかっています。 でも新しい街はきれいです。フランスの都市計画家ル・コルビュジェが合理的な集合住宅を提唱し、世界中のニュータウンに影響を与えました。コンクリートや鉄筋で高層、近隣には公園を配置したりと現代的な住宅として非常に魅力的でした。でも失敗しているケースがあります。それは、仕事終わった後に帰りにくい、あるいは結構歩くという問題です。 つまり職
中国ウォッチャーは,中国共産党や政府が発する文件や政策に注目します。どの国でも経済政策は政府から提出されますが,中国の政府文件はとくに注目されているように思います。 中国の政策を文件から丹念に追うメリットはどこにあるのでしょうか。私は以下の二点が理由としてあげられると思っています。 (1)言論の自由がない 中国には言論の自由がないため,中国経済や現状の問題点や負の面が報道されることはほとんどありません。結局,中国の課題というのがつかみにくいということになります。 中国は改革を進めています。改革を進める分野がどこなのか文件が出され,改革を進めようということになります。これはとりもなおさず変えなければならない課題ということを意味しています。国有企業の経営効率を上げようという改革は,すなわち国有企業の経営効率は悪いという認識が政府内にあるということです。 (2)政府の力が強い 中国の経済政策は,
ずっと疑問に思っていることがあります。それは 1.なぜ就職活動が難しくなってきたのか? 2.なぜ企業は主体性,コミュニケーション能力を求めるのか? 3.これらは大学の問題なのか,それとも社会の変化なのか? といったことです。少なくとも私が大学にいた時代は,(大学の)勉強をしなくてもそこそこ就職可能でした。それでも社会に必要な主体性やコミュニケーションは身についてきたように思います。 最近は就職活動も大変ですし,企業は即戦力を求めます。いろんな議論をみてみると,大学進学率があがって大学生数が増加したとか,もともと大学になじまない学生も大学に進学しているとか,「ゆとり」で大学生の質が下がったとか,大学などの教育機関の問題としてとらえることも多いです。 でも,極端な話,優秀な大学を卒業する学生数が増えたわけではないので,私としては大学よりも社会が変化してきているからではないか,と感じるようになり
アジ研の渡邉さんを中心にして,多くのアジ研研究者を組織した産業研究の集大成が出版されました。本書の骨格についてはすでにアジ研の夏期公開講座(内容については前のエントリココを参照)で公開されていましたが,研究会の成果の全体像が本書で明らかになりました。(ご恵投ありがとうございました。) 本書の主張は 中国産業の特徴は「旺盛な参入と低い価格」である というものです。もちろん詳細な分析がされているのですが,主張はシンプルなので非常に読者に伝わりやすいです。 まず,中国はインドと比べて産業内の企業数が多く,企業シェアが小さいです。中国は日本と較べても上位企業の市場集中度は低いですし,ブランドシェアも低いという事実があります。 中国政府はこのような状況を「規模の経済が発揮できない」と批判的に見ていましたが,編者はこれを「旺盛な参入と低価格」として積極的に評価しています。 それではなぜ旺盛な参入と低価
名前:岡本信広 住まい:千葉県松戸市 誕生日:1967年2月9日(にくの日) 所属:大東文化大学国際関係学部 職責:教授 一言:専門はアジア地域研究(とくに中国経済)と計量経済学(産業連関分析)です。この2つをあわせると応用経済学(地域経済学)になりますので,「中国経済を産業連関モデルにて解析する」ことが私の得意分野です。 岡本の 大学での公式プロフィールはこちら。 自己紹介風には→こちら 連絡先 okamoton(nがつきます)アットマークic.daito.ac.jp (問い合わせ等はこちらにお願いします。)
2024年08月(4) 2024年07月(19) 2024年06月(18) 2024年05月(11) 2024年04月(8) 2024年03月(12) 2024年02月(8) 2024年01月(13) 2023年12月(11) 2023年11月(11) 2023年10月(15) 2023年09月(9) 2023年08月(6) 2023年07月(13) 2023年06月(15) 2023年05月(12) 2023年04月(14) 2023年03月(5) 2023年02月(10) 2023年01月(14) 2022年12月(14) 2022年11月(15) 2022年10月(12) 2022年09月(13) 2022年08月(13) 2022年07月(16) 2022年06月(10) 2022年05月(13) 2022年04月(19) 2022年03月(15) 2022年02月(11) 202
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『岡本信広の教育研究ブログ』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く