旨い肉が食べたい(はじめに) 画像:[グルナビ](http://r.gnavi.co.jp/g-interview/entry/gohan/2736) ステーキやローストビーフの焼き加減は簡単に見えて奥が深く、素人には肉を切ってみるまで内部の状態が分かりません。 絶妙な焼き加減を求めて試行錯誤するのもいいですが、肉がもったいないので、数値計算で推定・可視化してみましょう。 わずか80行で役に立つプログラムが書けるので、物理演算入門に最適(!?) 問題設定 ラップトップでも短時間で計算できるように、今回解くのは一次元熱拡散方程式です。一次元なので、平面、円柱、球の3つが取り扱えます。また、オーブンのように、肉が両面(全面)から同時に加熱されることを考えます。 この問題を解くための数式は以下の通りで、温度の時間変化(左辺)が温度の空間分布(右辺)で説明されています。Tは温度、tは時間、κは熱拡